8月のお盆には、お墓参りをする人や仏壇にお供え物をする人もいるでしょう。実家に帰省し、親戚の人たちとご先祖様に思いを馳せる時間を過ごす人も多いかもしれませんね。亡くなった人が最初に迎えるお盆、初盆。通常のお盆とは違い、より丁寧に法要をする初盆を迎えるときには、お供え物をいただくことがあります。この記事では、初盆のお供え物をもらった時の対処法やマナー、おすすめの品物を紹介します。
初盆とは?
初盆とは、亡くなったあとに最初に迎えるお盆のことをいいます。四十九日の忌明けのあとの初めてのお盆ということです。四十九日前にお盆の期間がくる場合は、初盆を翌年に行うのが一般的で、初盆の呼び方は地域によって異なり、初盆の他にも「新盆(しんぼん)(にいぼん)(あらぼん)」と呼ばれることもあります。初盆は、通常のお盆よりも丁寧に法要を行うことが一般的です。
初盆のお返しとは、初盆を迎える際に頂いた香典やその他のお線香や提灯代などのお供えを頂いた時のお返しのことです。
初盆のお供えのお返しは必要?
初盆の法要は、通常のお盆よりも丁寧に行われます。コロナ禍を経て、大勢の人数が集まることを控えるケースも多く、初盆のお供えを郵送で贈る場合も増えています。しかしながら、初盆の法要にあわせてお供えを持参してくれる場合が多く、その場合は法要のあとに会食を開くことでお返しとするので、一般的には品物を用意することはありません。
しかし、郵送でお供えを贈ってくれた人に対しては、初盆の法要後にお返しをする方が丁寧でしょう。
初盆のお供えの相場は、いただいた金額の3分の1~半額程度が一般的です。初盆に出席される方は、お香典(お供え)として3,000~10,000円程度のご予算で用意される方が多いため、 それに対するお返しとして、1,500~3,000円程度の品物を用意します。
初盆のお返しにまつわるマナーを紹介!
初盆のお返しを贈る時は、相手に失礼にならないよう基本的なマナーを守らなければいけません。ここでは、初盆にまつわる基本的なマナーを紹介します。
初盆のお返しの相場は?
お供えのお返しの金額は、頂いたものの3分の1程度の品物を贈るのが一般的です。
あまりに高額なものをお返ししてしまうと、かえって相手に気を遣わせてしまう場合もあるので、相場の範囲内で感謝の気持ちを贈りましょう。
品物にかける熨斗は必要?
初盆やお供え物のお返しにも、熨斗は必要です。宗派によって違いがありますが、初盆のお返しののしにも黒白や黄白などの弔事用の水引の熨斗を使用します。表書きには、「志」や「初盆志」、関西地方では「粗供養」と書いて贈ります。のしの下部には、贈り主(自分自身)の名字を書きましょう。
郵送でお返しを贈る場合は、熨斗が破れたり汚れたりするのを防ぐために、熨斗は品物に直接かけて、その上から包装紙を掛ける「内のし」が良いでしょう。
初盆のお供えのお返しは必要?
初盆の法要は、通常のお盆よりも丁寧に行われます。コロナ禍を経て、大勢の人数が集まることを控えるケースも多く、初盆のお供えを郵送で贈る場合も増えています。しかしながら、初盆の法要にあわせてお供えを持参してくれる場合が多く、その場合は法要のあとに会食を開くことでお返しとするので、一般的には品物を用意することはありません。
しかし、郵送でお供えを贈ってくれた人に対しては、初盆の法要後にお返しをする方が丁寧でしょう。
初盆のお供えの相場は、いただいた金額の3分の1~半額程度が一般的です。初盆に出席される方は、お香典(お供え)として3,000~10,000円程度のご予算で用意される方が多いため、 それに対するお返しとして、1,500~3,000円程度の品物を用意します。
初盆のお返しの品物は何がおすすめ?
弔事の贈り物には、“消えもの”と呼ばれる品物が人気です。消えものとは、いわゆる使うとなくなってしまうものです。洗剤や石鹸、仏事に人気のそうめんなどの食べ物やお茶、お菓子などのスイーツ、毎日使う消耗品でもあるタオルも消えものとされています。
初盆のお供えは、さまざまな年齢や性別の人からもらいます。相手の好みにあわせたものを選ぼうとしても、本当に相手に喜んでもらえるものを選べるのか正直不安だという人もいるでしょう。消えものの贈りものは、使ってしまうと手元に残らないので、仮にあまり好みではないものを贈ってしまったとしても相手に迷惑になることは少ないです。特にお菓子のギフトは、贈った家族みんなで楽しんでもらえるものなので、お盆の時期のお返しには多く選ばれています。
初盆のお供えのお返しに喜ばれる品物は?
初盆のお返しには、お菓子が人気です。お菓子のギフトを選ぶなら、パッケージや外装は派手ではないものを選びましょう。最近では、洋菓子もシンプルなデザインのものが多いですが、和菓子や和のスイーツなら、パッケージも控えめなものが多いのでおすすめです。ここでは、初盆のお返しにおすすめのギフトを紹介します。夏に贈る香典返しにもおすすめですよ。
宇治茶わらび餅 抹茶とほうじ茶
弔事の贈りものには、華やかなイメージのある洋菓子よりも和菓子などの落ち着いた雰囲気のスイーツが選ばれています。これは、京都産の宇治抹茶と宇治のほうじ茶を使用したこだわりの、きな粉をたっぷりかけていただくわらび餅のスイーツセットです。本わらび粉ならではの味と香り、そしてぷるんとした食感を楽しんでもらえます。甘さ控えめで爽やかな味わいは、夏の季節にピッタリです。
榮太樓總本鋪 あんみつ
日本橋の老舗菓子店の榮太樓總本鋪が贈る、2種のこだわりあんみつセット。ツルッとした食感の寒天や、ほのかな塩味の赤えんどう、北海道産小豆を使用したこし餡に、たっぷりのフルーツを楽しむことができますよ。冷やして食べるとおいしいひんやりスイーツです。黒蜜と白蜜の2種類を楽しめるのも嬉しいですね。
河内駿河屋 わらび餅とくず餅の食べくらべ
もっちりと柔らかい3種類のわらび餅と程よい弾力が美味しい2種類のくず餅のセット。本蕨(ほんわらび)、あずきと栗。くず餅は、本葛(ほんくず)と黒糖。わらび餅とくず餅の風味をそれぞれのテイストで存分に味わうことができる、ちょっと大人のスイーツギフトです。おしゃれなお返しを和菓子が好きなおばあちゃんに喜んでもらえるでしょう。
辻利兵衛本店「賽の茶」
和菓子といえば、抹茶。このお菓子は、抹茶菓子で有名な「辻利兵衛本店」の宇治抹茶をたっぷりと練り込んだひとくちサイズのキューブケーキです。抹茶といちごや、ほうじ茶と玄米茶など、抹茶と相性の良いテイストをしっとりとした生地で楽しむことが出来ます。個包装されているので、ひとり暮らしの人にも家庭のある人への贈りものにもおすすめです。
フルーツカラーバウム & ラングドシャ
バームクーヘンなどの焼き菓子も、法要のギフトにぴったりです。洗練されたデザインなので華やかさを感じさせない、バームクーヘンとラングドシャのギフトセット。カラフルなバームクーヘンは、見ている人をワクワクさせます。生地を一層一層丁寧に時間をかけて焼き上げられていて、やさしい口当たりが特徴です。爽やかなフルーツの香りと甘さは、コーヒーお茶請けにもぴったりです。
マナーを守って感謝の気持ちを伝えよう
初盆などの法要の贈りものは、亡くなった人のことを思って頂いたものへのお返しです。相手に失礼なことはしたくないですよね。熨斗のかけ方や金額相場、渡し方など、最低限のマナーを守って感謝の気持ちを伝えましょう。渡す人の好みや家族構成を考慮して、喜んでもらえる品物を選んでくださいね。