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年末に香典返しを贈るのは失礼?年末年始の香典返しの贈り方とマナーを解説

ギフト・贈り物

香典返しはいつ贈る?

香典返しは、四十九日の法要が済んだという報告を兼ねて贈られます。
したがって、香典返しは四十九日の法要が済んでから贈るのが一般的です。
四十九日を過ぎることを「忌明け」と呼びますが、宗派によってはその時期が異なります。

日本で最も多い仏式の場合は、四十九日が過ぎてから忌明けとなります。
キリスト教の場合は、四十九日という呼び方ではなく「昇天記念日」が亡くなってから1ヶ月後であるため、香典返しにあたる品物は昇天記念日を過ぎてから贈るのが一般的です。
神式の場合は、「50日祭」と呼ばれる儀礼を終えてからお返しの品物を贈ります。

このように、仏式以外では「四十九日」や「香典返し」という概念はありませんが、香典返しにあたる返礼品を贈るのが一般的なマナーとされています。

年末年始に亡くなった場合どうすればいい?

年末やお正月に亡くなった場合は、一般的には三が日を過ぎた1月4日以降に葬儀を行います。
年末年始やお正月は、家族が集っているということもあり、その時期にしたほうがいいのではないかと思いがちですが、年末年始は火葬場がお休みということ、そしてめでたい三が日であるということもあり、その時期を避けるのが一般的です。
葬儀場については、無休のところも多く、対応はしてもらえるので安心です。

香典返しを贈る時期が年末年始の場合は?

香典返しを贈る時期は、四十九日が過ぎてからになるため、逆算して葬儀やお通夜が秋頃の場合、香典返しを贈る時期が年末近くになる可能性があります。
年末に贈った場合、届くのがお正月や松の内になってしまいます。
松の内とは、お正月に門松を飾る期間の事を指し、元旦から1月7日頃までの期間のことをいいます。
地域によっては1月15日頃までが松の内となるところもあります。

お正月や松の内は、おめでたい時期です。
そんな時期に香典返しという不祝儀の品物を贈ってもよいものか、気になりますよね。
「縁起が悪い」と思われてしまったら元も子もありません。

一般的なマナーとしては、松の内の期間に香典返しを贈るのは避けたほうが良いでしょう。
香典返しは不祝儀に対するお返しの品物なので、お祝いの場に似つかわしくないものになります。
「いつもらっても一緒だから」とあまり気にしない人もいますが、年配の人の中には葬儀をイメージさせる贈りものなので、縁起が悪いと感じる人もいます。
お正月はよい1年になりますようにと願う、1年の最初のおめでたい行事であるので、香典返しを贈るのには配慮をした方が賢明でしょう。

年始に香典返しを贈る場合は、松の内が明ける1月15日以降に届くように手配すると良いでしょう。

松の内を避けたい時の香典返しの贈り方

香典返しは、四十九日の法要を終えてできるだけ早く渡すのが一般的です。
贈り主の配慮とはいえ、年始になり松の内が明けるのを待ってから贈ると、遅いと感じてしまう人もいるかもしれません。
また、年が明けると数日でもすごく期間が空いたと感じてしまうことがあります。
松の内よりも早くお返しをしたいという人には、「即日返し」という贈り方を紹介します。
即日返しとは、葬儀や通夜の当日に香典返しを渡すことをいいます。
葬儀や通夜の当日に香典返しを直接手渡しすれば、その日のうちにお返しを終えることができます。
しかし、即日返しの場合、頂いた香典の予想ができません。
一般的には、3000円程度の品物を用意してお返しをしますが、高額な香典を頂いた人へは、不足分を四十九日の法要が終えた後に改めて贈る必要があります。

高額な香典をしていただいた人へは、二度手間になってしまうと思いますが、一旦お返しをしているので、松の内が明けるのを待ってから不足分をお返ししても、「遅い」と感じられることはないでしょう。
四十九日が年末年始になることが予想されたら、即日返しという方法も検討してみましょう。

年始に香典返しを贈る時はどんな品物がいい?

1月は、まだまだ冬の寒さ真っ只中です。
冬の時期に贈るのにおすすめなのは、香典返しの定番であるお茶やコーヒーなどのあったかギフトです。
お茶は、法事の席でよく贈られる品物です。
お茶を飲まないという人でも、来客用として出すことができるので、どんな人にも喜ばれる品物です。
また、コーヒーもサッと飲めるスティックタイプや香りを楽しむことができるドリップタイプがあるので、相手の年齢や好みによって選ぶと喜ばれるでしょう。
コーヒーを贈る場合は、個包装されたものを選ぶと、好きなときに楽しむことができるので喜ばれますよ。

また、お菓子を贈るのであれば、冬の季節に嬉しいチョコレート菓子を選ぶと良いでしょう。
冬に欲しくなるチョコレート。
チョコレートを贈ると、バレンタインのような華やかなイメージがありますが、クッキーや焼き菓子であれば、香典返しとして贈っても問題はないでしょう。
寒い季節に頂くホットドリンクに合うお菓子は、冬に重宝される贈りものです。

香典返しを贈る時は挨拶状を添えよう

お祝いや内祝いのギフトにメッセージカードを添えて気持ちを伝えるように、香典返しにも挨拶状をつけて贈ることができます。
慶事用のメッセージカードと違うところは、形式ばった挨拶状になります。
記載事項も、四十九日の法要を終えたことや故人の名前など、書き方に決まりがあります。
一般的に、喪主が直接持参して、挨拶とあわせて渡す場合には、挨拶状は必要ありません。
また、葬儀や通夜の際に香典をもらった時にお返しをしてしまう即日返しの場合も必要ないでしょう。
挨拶状を添えて贈る場合は、直接挨拶ができない郵送するケースが多いです。

喪主が直接持参して、挨拶とあわせて渡す場合には、挨拶状は必要ありません。
また、葬儀や通夜の際に香典をもらった時にお返しをしてしまう即日返しの場合も必要ないでしょう。

松の内が明けるまで香典返しを贈るのを待っていて、遅くなってしまうことが気になる人は、挨拶状に、松の内明けに郵送する旨を書き添えても良いでしょう。

以下の記事で、挨拶状の書き方やマナーについて詳しく説明しています。

香典返しに挨拶状は必要?挨拶状が必要な場合と書き方のマナーを解説!

一般的なマナーを理解して失礼のないようにしよう

日本には、昔からの習慣があります。
年末年始の行事は特にその習慣色が強い印象があります。
お正月に松の内に、正反対の意味を持つ香典返し。
縁起を担ぐ事を好む日本では、縁起の悪い事は嫌われがちです。
知らず識らずのうちにマナー違反をおかしてしまわないように、それぞれの意味をしっかり理解して、失礼のない贈りものをしたいですね。

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