高価なお祝いをもらう機会は、出産祝いの他にも、高校卒業や、寮や一人暮らしが始まる成人式、引っ越しや結婚式でのご祝儀など、人生が大きく変わる時に多くあります。娘や息子の結婚に際してのお祝いなど親戚や身内からは5万円や10万円、15万などの他にも、中には30万円といった高額の結婚祝いを受け取る人もいるでしょう。今までは高くても10000円~15000円ほどだった人も、高価なお祝いをもらったら、内祝いは何を返すべきなのか悩んでしまいますよね。10万円を超えるようなお祝いを受け取ったときには、内祝いの選び方のルールを押さえておくことがポイントです。 この記事では、10万円相当のお祝いをいただいた場合の内祝いの選び方や、おすすめの品物を紹介していきます。内祝い選びで悩んだら、ぜひ参考にしてください。
最終更新日:2024年9月17日
内祝いの一般的な金額相場は?
出産祝いのお返しなど、内祝いで悩んだときには「品物を何にするか」という問題だけでなく、「いくらくらいのものを贈ればいいのか」など金額相場を把握しておくことが欠かせません。
内祝いの相場は、いただいたお祝いの金額の3分の1から半額程度といわれています。
内祝いの金額が少なすぎると、相手に失礼になる場合があるので注意しましょう。
逆に、金額が多すぎるのも相手に気を遣わせてしまう可能性があるので、注意が必要です。
内祝いの一般的な金額相場は地域によっても差が見られます。
そのため、内祝いの金額で悩んだときには自己判断するのではなく、ギフト専門の通販サイトなどで調べたり、家族に相談したりするなどして決めると良いでしょう。
内祝いの金額の目安や相場については、以下の記事で詳しく説明しています。
高額なお祝いをいただいた場合の金額相場は?
10万円などの高額なお祝いをいただいた時は、いただいた金額の3分の1程度を内祝いの品物として選びましょう。頂いた金額の半額で内祝いを返すのが一般的なルールですが、お祝いが高額などの場合、相手に失礼になることもあります。3分の1以下でも、それ以上でも失礼にあたる場合があるので、内祝いの品物は慎重に選ぶことをおすすめします。
高額なお祝いをいただいたときには、内祝いの金額相場も変わってきます。
たとえば、10万円などお金のお祝いは、高額なお祝いにあたります。
3分の1以下の価格で、あまりにも安い品物を選んでしまうと、「出産祝いが安物だと思われたのかな」と思わせてしまいますし、特に高額なお祝いをくれた人に対して高額なものをお返しするとかえって失礼にあたるので注意しましょう。
10万円のお祝いをもらった場合は、5万~2万円の予算で内祝いを選ぶと良いでしょう。例えば2万円の結婚祝いをもらったら、1万円から5千円のお返しを検討しましょう。
内祝いの金額相場に関しては、「半額で内祝いを返すのが基本」と考えている人もたくさんいます。
しかし、すべてのお祝いに対して半返しをしてしまうのは、相手にとって失礼となってしまうことから、場合によってはマナー違反となる可能性があるため注意が必要です。
両親・祖父母など親しい身内からは100万円以上のお祝いを頂く場合があります。
2人の新しい生活に役立ててほしい思いから、高額なお祝いを贈ってくれています。
ルール通りの予算よりも、ありがとうの気持ちが伝わる贈り物を選びましょう。
また、内祝いの金額で悩んだときには、お祝いをいただいた相手との関係性も考慮することがポイントです。
高額なお祝いを贈ってくれる相手というのは、両親や祖父母,叔父叔母など親しい間柄の兄弟、親戚、会社の社長や上司や先輩などが挙げられます。
知人や身内の場合は、例えば出産のお祝いに続いて初節句、誕生日に入学祝いなど、子供の成長の節目に贈ってくれるほか、結婚披露宴パーティや新築祝いなどの人生に一度きりのビッグイベントなどに高額のお祝いをくれる場合もあるでしょう。
そのため、お返しの金額にまつわる特別なルールがないかどうかという点を、家族や同僚などに相談するなどして確認しておくことが求められます。
一般的には、こうした相手に対しては半額ではかえって失礼となってしまうため、3分の1程度の内祝いとすることが多くなっています。
友人からの結婚・出産祝いの相場は1万円~3万円が相場となっています。
5000円以下など、いただいたお祝いの半分の金額をお返しする場合の内祝いの選び方については、以下の記事を参考にしてください。
押さえておきたい!内祝いの基本的なルール
内祝いの金額の他にも、内祝いには基本的なルールがあります。
内祝いを渡す時期は、お祝いをもらってから1ヶ月以内とされています。
ちょうど1ヶ月というのは無理かもしれませんが、例えば出産内祝いの場合は、お宮参りが目安となります。
遠方まで足を運べない状態など、様々な理由で1ヶ月以内に渡すことが難しい場合は、事前に一言お礼の連絡をするようにしましょう。
お祝いをもらってから、なるべく期間をあけずにお礼の連絡をするのが好ましいですね。
また、直接訪問して手渡しすることが難しい場合は、郵送で内祝いを直接渡したい相手の自宅に届けるという方法もあります。
その場合は、郵送することを連絡するほかにも、内祝いの品にメッセージカードを添えましょう。
どんな文章を書くかわからない場合は、インターネットで内祝いに添えるメッセージカードの例文を参考にしましょう。
内祝いの品には、熨斗(のし)をかけます。結婚内祝いには結びきりの水引を、出産内祝いには蝶結びのむ水引ののしを選びます。
のしの上部には、「内祝」としるしますが、相手が喪中の場合は、「祝」という文字は使用しません。その場合は、のし上を「御礼」として渡します。
内祝いは、包装紙の中にのしをかける「内のし」を推奨しています。
内祝いに贈る品物も、何でも良いというわけではありません。
法事の時によく贈りものとして使用される緑茶などの日本茶は、お祝いごとの贈りものにはふさわしくないという考え方もあります。
また、年配の人や上司に、靴や靴下を贈ることも、相手を「踏む」ことになるため、贈りものとしてNGです。
このように、他にもマナーやルールは存在します。
内祝いを渡すときに相手に失礼にならないようにするためにも、最低限のルールは把握しておきましょう。
以下の記事では、内祝いで気をつけるべきポイントなどを詳しく説明しています。
是非参考にしてみてください。
10万円などの高額なお祝いをもらった場合はルールをチェック!
特に、人生の節目と言われる結婚では、新しい生活を準備したい気持ちから高額のお祝いを頂くことが多くなります。
10万円の結婚祝いをいただいた時は、特別なルールがあるかどうかをチェックしてみましょう。
身内や親族間、会社内では、内祝いにまつわるルールや示し合わせた内容などがある場合があります。
このようなケースでは、そのルールに則って内祝いを用意すると良いでしょう。
「内祝いなど、特別なお返しは不要」という場合や「お返しの金額は3分の1程度で」などの明確なルールがある場合は、事前に確認しておくと内祝い選びの参考になります。
高額なお祝いをもらった場合は特に、自己判断することは禁物です。
グループごとのルールや示し合わせた内容を確認しなければ、相手に対して失礼にあたる恐れもあります。
たとえば、両親からの結婚や出産のお祝いの場合は、お返しはいらないという場合もあります。
自己判断で内祝いを贈るのはかえって失礼にあたる上にお返しはなしだと思っている両親を怒らせてしまいかねません。
必ず相談した上で、必要であれば内祝の品を用意するようにしましょう。
高額なお祝いをもらった場合の内祝いについて考えるときには、一般的なマナーや相場よりも、グループ特有のルールを尊重したいですね。
高額なお祝いに対する内祝いのおすすめ
高額なお祝いに対する内祝いを用意する場合、「相手の好みが最も気になる」という人は多いでしょう。
ここでは、10万円相当の高額なお祝いに対する内祝いの品物でおすすめの商品を紹介します。
おすすめ1:ギフトカードや商品券
高額なお祝いに対するおすすめの内祝いのひとつとして、ギフトカードや金券、商品券が挙げられます。
たとえ親しい間柄の人に内祝いをする場合であっても、相手の好みを十分に把握しているとは限りません。
相手の好みが分からないときには、ギフトカードや商品券はとても便利です。
商品券は、楽天市場などの通販サイトで購入することが難しく、三越伊勢丹や高島屋など、百貨店の店舗で購入することが出来ます。
ギフトカード・商品券の最大の魅力は、送った相手が好きなものを購入することができる点にあります。
加えて、手元にギフトカードなどがあれば、自分の好きなタイミングで、欲しいものが手に入るという点もメリットのひとつです。
ただし、ギフトカードや商品券の場合は、相手にもお返しの金額がはっきりとわかってしまいます。
商品券は現金の代わりとなります。
金額のわかるものを目上の人に渡すことは、「相手の懐事情を心配している」と捉えられることがあり 特に職場の上司に贈る返礼品として、商品券タブーとされています。
また、インターネットの通販サイトでは購入することが難しい場合が多く、百貨店やデパートなどに足を運び、購入しなければいけません。
この点は、デメリットといわざるを得ないでしょう。
もし、内祝いとしてギフトカード・商品券を贈ろうと考えているのであれば、何かほかの商品と一緒に送ると良いでしょう。
加えて、お祝いとしてギフトカードなどをすでにいただいている場合には、内祝いとして同じものを贈るのはマナー違反と心得ておくことが大切です。
おすすめ2:高級ブランド品や高級食材
高額なお祝いを受け取ったら、洗剤などの日用品ではなく、高級ブランド品や高級食材を内祝いとして贈るのも良いでしょう。
高額な内祝いを選ぶ場合、単に「金額相場を満たした品物を贈れば良い」というわけではありません。
質が高く、高級な品物を選んで贈ると、相手にも喜ばれます。
もし、相手の好みが分かっているのであれば、高級ブランド品なども良いでしょう。
高級ブランド品のなかには、上質なタオル・ハンカチ・タオルケットなどの日用品や、海外ブランドのお皿や食器などのアイテムがたくさん見られます。
毎日使うことが予想される日用品はいつの間にか古くなってしまうことも多く、消耗が激しいアイテムです。
上質な日用品を贈ると、長い間愛用してもらえるということも期待できます。
また、相手の好みが分からない場合には、高級食材を選ぶのも効果的です。
たとえば、ブランド豚のハムや、お米の産地で有名な新潟のブランド米、有名ブランドの和菓子、日持ちするカップケーキなどの洋菓子、日本酒、ワイン、老舗フルーツ専門店の銀座千疋屋のスイーツや、ステーキ、ローストビーフなどは、高級食材として人気が高いグルメです。
さらに、高額なお祝いをもらったときには、内祝いの品物の見栄えもチェックしてみることがポイントです。
具体的には、食べ物が入っている箱や包装紙などができるだけ豪華なものを選ぶと、内祝いを自信を持って渡すことができます。
特に、食材は食べてしまうと後に残ることがない「消えもの」として定番となっているアイテムであるため、相手に余計な気遣いをさせたくない場合にも適しています。
消えものの中には、赤ちゃんや夫婦の名入れができるスイーツやジュースもあります。
祖父、祖母への出産祝いお返しにはお子様のお名前を刻印したボトルのお酒や、 体重と同じ重さのお米などのユニークなギフトも喜ばれます。
結婚内祝いや出産の内祝いとして、ふたりの名前や子供の名前を披露できる上に余計な気遣いをさせることなく有名店の高級スイーツを贈ることもできます。
おすすめ3:カタログギフト
カタログギフトは、内祝いの人気ランキングでも上位にあり、定番の品となっています。
一般的に、カタログギフトは金額が細かく設定してあるため、高額な内祝いを選ぶ場合でも予算に合わせやすいというメリットがあります。
「10万円のお返しにお菓子や食品だけだと、物足りない」 と感じる人は、カタログギフトをセットで贈ることもオススメです。
また、カタログギフトを贈ると、相手がカタログのなかから好きなものを自由に選ぶことができるという点も魅力のひとつといえるでしょう。
特に、食材を内祝いとして用意しようと考えている場合には、賞味期限も気になるところです。
カタログギフトを贈ると、相手のタイミングで注文することが可能です。
そのため、送り主が賞味期限を気にする必要はありません。
さらに、内祝いを用意するときには、相手との関係性などを考慮しながら品物を変える必要があります。
カタログギフトにすると、相手によって品物を選ぶ必要はないため、内祝いを手早く用意することができます。
ただし、年配の人にカタログギフトを贈る場合は、カタログギフトの使い方や品物の手配の仕方など、年配の人にとっては難しい場合があるので、一緒に選んであげると良いでしょう。
ソムリエアットギフトでカタログギフトを選ぼう!
カタログギフトを選ぶときには、「ソムリエアットギフト」で注文してみましょう。
ソムリエアットギフトとは、販売実績が日本最大級のカタログギフト専門店です。
ソムリエアットギフトが取り扱っているカタログギフトは多種多様であることから、高額なカタログギフトも充実しています。
また、カタログギフトの種類によっては、翌日届くものもあるので、急ぎで内祝いを準備したい時には大変便利です。
割引率の高いカタログギフトもあるので、ワンランク上のカタログギフトを贈ることも可能です。
引き出物の際は両家、出産の内祝いで利用する際はお子さまの名前入りの熨斗(のし)のサービスやラッピング、オリジナルメッセージカードなどのギフトサービスも無料で、さらには送料無料の商品や配送料がお得なメール便配送も可能であるため、内祝いで悩んだときには気軽に利用してみましょう。
カタログギフト専門店ではありますが、グルメやスイーツなどの食品も、幅広い年齢層に合わせて販売しているので、さまざまなジャンルの品物から内祝いを選ぶことが出来ます。
おすすめカタログギフト1:Mistral(ミストラル)
カタログギフトの「Mistral(ミストラル)」は、フランス語で「見事な」という意味です。
その名の通り、このカタログギフトでは世界中から集めた見事な商品を掲載している点が大きな特徴といえるでしょう。
Mistralでは、有名なグルメやブランドの雑貨、ファッション、テーブルウェアなど、洗練されたアイテムが掲載されていることに加えて、家族が喜ぶ商品も多く見られるので、結婚式の引出物や結婚祝いに大変人気のカタログギフトです。
また、カタログは雑誌のようなおしゃれなデザインに仕上げられており、暮らしのヒントも発見することができます。
カジュアルブランドが多いので、友達へのお返しにも喜ばれるでしょう。
Mistralでは、30800円(税抜)コースのほか、全13コースからカタログを選ぶことができるため、高額なお祝いをもらった場合のお返しとしてぜひ活用してみましょう。
おすすめカタログギフト2:サライの贈り物
「サライの贈り物」のカタログギフトは、上質なサービスの紹介を続けてきた「サライ」とカタログギフトで有名な「リンベル」がコラボすることによって生まれたカタログギフトです。
このカタログでは、大人にとってうれしい心地良いサービスや、伝統的な美味な商品が掲載されています。
このような特徴があることから、サライの贈り物については、日本ならではの「贈り物文化」を大切にするカタログギフトといえるでしょう。
サライの贈り物では、30800円(税抜)コースのほか、全6コースからカタログを選ぶことができます。
おすすめカタログギフト3:おとなの旅日和
「おとなの旅日和」は、体験型ギフトを中心に掲載しているカタログギフトです。
たとえば、湯宿や高級ホテル、レストランなどの体験が豊富であるため、アクティビティや高級ホテルでのディナーなどに関心がある人には特に好まれています。
おとなの旅日和のカタログのなかには、外観やロビーの雰囲気、料理などの写真がたくさんつまっています。
おとなの旅日和は、30600円(税抜)コースのほか、全3コースから好みのものを選ぶことができるため、思い出に残るカタログギフトを探している人は検討してみましょう。
おすすめカタログギフト4:えらべるブランド和牛
「えらべるブランド和牛」は、日本で初めてとなる和牛専門のカタログギフトです。
このカタログの魅力は、松阪牛や米沢牛、山形牛、鹿児島黒牛など、10種類のブランド和牛から好みのものを選ぶことができる点にあります。
また、カタログに掲載されている和牛については、すべて戸籍が管理されており、安全性にもこだわっています。
えらべるブランド和牛のカタログは、30000円(税抜)のほか、全10コースから選ぶことが可能です。
高額なお祝いにはお礼状を添えよう
10万円相当などの高額なお祝い金をいただいたときには、お礼状を添えて感謝の気持ちをしっかりと伝えることが大切です。
お礼状を用意する場合、便箋と封筒は白無地で縦書きのものを使用することがポイントです。
加えて、高額なお祝いに対するお礼状の場合は特に、手書きのお礼状を添えると喜ばれます。
手書きのお礼状は、相手に対して丁寧な印象を与えることにつながるものです。
感謝の気持ちをより伝えたい場合、手書きのお礼状は特に効果的なアイテムといえるでしょう。
また、お祝い事でのお礼状では、句読点をつけないのがマナーとされています。
文面に句読点をつけてしまうと、「終わり」や「区切り」という意味となってしまうため注意が必要です。
特に、目上の人や年長者にお礼状を贈るときには、句読点がない文章を心がけるようにしましょう。
内祝いの場合は、「お祝いをしてもらったことに対するお返し」という意味合いが強くあります。
しかし、本来内祝いとは、喜びごとがあった記念として喜びを分かち合うためにあるものです。
そのため、お礼状では「お返し」という言葉は控えたほうが良いでしょう。
お礼状は日常的に書く手紙とは違います。
書き方をしっかり理解して、失礼のないようにしたいですね。
ほかにも、「別れる」や「切れる」「去る」「終わる」「帰る」などは「忌み言葉」といわれています。
お礼状には、忌み言葉はふさわしくないことから、文面に忌み言葉が含まれていないかどうかをチェックしてみることが欠かせません。
忌み言葉のほかにも、「次々」や「再び」、「いろいろ」などの言葉は、「重ね言葉」といわれています。 お礼状には重ね言葉も使わないのがマナーです。
お礼状を渡す前には、忌み言葉や重ね言葉が使われていないかどうかを確認し、複数回読み直すなどして落ち着いた文面に仕上がっているかという点も確認しておきましょう。
感謝の気持ちを伝えましょう
高額なお祝いをいただいた場合は、「それだけ応援してくれている」ということを意味しています。
内祝いにかける費用を考えて、気持ちを込めて相手がもらって嬉しいものを選びましょう。
その上で、内祝いを贈ったり、手書きのお礼状を用意したりするなどして、感謝の気持ちを伝えることが大切です。
内祝いで悩んだときには、ソムリエアットギフトのカタログギフトを贈って、感謝の気持ちをしっかりと伝えましょう。