モノではなくトキを贈るカタログギフト
カタログギフトとは、雑誌タイプの本の中に掲載されているアイテムの中から欲しいものを選べるギフトです。
キッチン雑貨や日用品、グルメに体験など幅広いジャンルのアイテムが数千点掲載されているカタログギフトから、北海道や東京、福岡などのご当地グルメを堪能できるグルメカタログギフト、おしゃれなインテリアが掲載されたカタログギフトにスイーツばかりが掲載されているカタログギフトまであります。
お祝いのお返しに人気のカタログギフトですが、カタログギフトに掲載されているアイテムは、モノだけではありません。
カタログギフトの中には、レストランで食事を楽しむチケットなど至福の“時間”を贈ることが出来るものがあります。
最近は、モノにお金を掛けるよりも時間や体験にお金をかける人が増えてきています。
SNSの普及により、自分の体験を誰かにシェアすることに時間やお金をかけたいと思っている人が多くいることも影響しているようです。
写真や動画で簡単に記録を残せる時代に、カタチに残るものではなく、貴重な体験と心に残る思い出を贈ることができる体験ギフトは、今注目のギフトのカタチなのです。
体験型ギフトはどんな人へのプレゼントにおすすめ？
体験型のギフトは、ゆっくりした時間を過ごしたい、ゆっくり旅行に行きたいという人におすすめのギフトです。
旅行好きな人へのギフトにはもちろんのこと、内祝いに贈るなら両親や祖父母など自分に取って一番親しい人へのギフトにおすすめです。
60代、70代の人は定年を迎え、比較的時間に余裕のある人が多いでしょう。
体験ギフトはこれまで説明してきたように、モノではなく時間の贈りものですので、旅行に行く時間の取れる人やエステなど自分に時間を費やせる人へ贈ると喜ばれるでしょう。
両親からのお祝いは子供への援助の意味が含まれているため、内祝いを断られる場合があります。
両親は、自分にとって一番近くの存在なので、その両親の思いに甘えても良いでしょう。
しかし、できれば感謝の気持ちをカタチとして伝えたいですよね。
モノを贈ると、両親も遠慮して受け取ってくれないかもしれません。
体験ギフトなら、目に見えない“トキ”を贈ることが出来ます。
モノを贈るとお互いに気を遣ってしまうかもしれませんが、体験ギフトなら両親も素直に受け取ってくれるでしょう。
また、一般的なカタログギフトは、下は3000円から上は10万円ほどの価格帯のコースがあります。
体験型カタログギフトでは、値段の低いものでも1万円からとなっており、高額のお祝いへのお返しに最適なのです。
体験ギフトなので、ホテルや旅館の宿泊や、高級ホテルのディナーなど、値段の張る体験チケットばかりが掲載されています。
高額のお祝いを頂くのは、親しい関係性の人からがほとんどなので、1万円からの価格帯が多い体験ギフトは、自分にとって一番身近な存在の両親への内祝いにおすすめのギフトです。
体験型ギフトの仕組みは？
モノではなく体験を贈ることができるカタログギフトから決めた商品を選ぶのは、一般的なカタログギフトと変わりません。
まず、カタログギフトの中から好きなコースを選びます。
その後、日時や時間指定を決め、体験したいコースを予約します。
チケットが家に届くタイプのものは、そのチケットを持って行き、電話などで予約が完了するタイプのものは、予約番号などを控えてそのまま現地に向かえば体験することが出来ます。
年配の人には難しいギフトかなと思うかもしれませんが、インターネットだけではなく電話で予約することができるタイプのものが多いので、確認した上で贈りましょう。
体験型ギフトを贈る時の注意点
「リラックスした時間を過ごしてもらいたい」「おいしい料理を楽しんでもらいたい」という人に贈りたいカタログギフトですが、贈る前に注意しておくべき事があります。
体験型カタログギフトは、宿泊チケットやホテルのディナーのチケットをプレゼントするものです。
したがって、その場所に行くまでにかかる交通費などの諸費用はすべて負担してもらわなければいけません。
両親や祖父母への贈りものにぴったりだと説明しましたが、その場所に行くまでに相当な時間をかけなければいけない田舎に住んでいる人に贈るのは、相手のことを思っていない無神経な贈りものになってしまう可能性もあります。
また、簡単に外出できない状況にある人への贈りものにもおすすめできません。
贈る相手の状況をしっかり把握してから、最適な贈りものを選びましょう。
とっておきの時間を贈る！カタログギフト3選
一度きりの瞬間を贈る体験型カタログギフト。
ここでは、インターネットのカタログギフトショップ、ソムリエアットギフトで購入できるカタログギフトの中から、特におすすめしたい体験型カタログギフトを紹介します。
日本各地のレストランを選べるカタログギフトに、旅のプロが厳選した湯宿など、大切な人に堪能してほしい時間が掲載されたカタログギフトばかりで、どれにしようかきっと迷ってしまうでしょう。
日本各地のレストランが選べる「EXETIME（エグゼタイム）」
「高級レストランでディナーを楽しんでほしい」という人にはEXETIMEがおすすめです。
ガイドブックのような誌面で、見る・読む・選ぶ楽しさを贈ることができるカタログギフト。
温泉宿や名門ホテルに加え、グルメな人にも満足してもらえる日本各地のレストランが掲載されています。
他にもゴルフなどの体験ギフト、産地直送のグルメも選ぶことが出来るのも嬉しいですね。
行きたかった温泉やあこがれのレストランでのディナーに高級エステと、ひとつに選べないほど贅沢なラインナップ。
大切な人とおいしい“時間”を共有できるカタログギフトは、体験型カタログギフトと同様に多くの人から選ばれています。
旅行が好きな人に贈りたい「JTB たびもの撰華」
旅のプロが選んだ全国の名旅館やホテルなどの旅プランが選べるカタログギフトは、全国各地の人気宿泊施設など、選りすぐりの旅が多数掲載されています。
日本だけでなく海外まで知り尽くしたJTBだからこそ提供できるグルメや名品なども掲載されています。
大人の癒やしを贈る「おとなの旅日和」
モノには代えられない思い出を贈ることができるカタログギフトには、全国各地域の湯宿のほか、ナイトクルーズなどが掲載されているものがあります。
ページをめくるごとにまるで宿をめぐっている気分を味わえる誌面で、外観や露天風呂、ロビーの雰囲気を体感出来るカタログギフト。
どこに行こうか、選ぶ楽しさも体感出来る素敵なカタログギフトです。
年配の人へカタログギフトを贈る際に不安な申込方法も、このカタログギフトは電話1本で予約が完了するので、「申し込みはがきの書き方わかるかな」「インターネットからの申込み方法わかるかな」といった心配も不要です。
メッセージカードを添えて想いを伝えよう
結婚内祝いや出産内祝いなど、お祝いのお返しに人気のカタログギフトですが、あまり好まれないギフトになる場合もあります。
それは、「味気ない」「無難なものを選んだように感じてしまう」という印象を与えてしまうからです。
カタログギフトは、贈る品物選びを相手に委ねてしまうという印象を与え、「選ぶ時間を省いたのかな」と思わせてしまう場合があります。
味気ないという印象を与えないようにするには、カタログギフトにメッセージカードを添えて贈りましょう。
あなたの気持ちが綴られたメッセージカードを添えて贈ると、受け取った時の印象は違います。
内祝いのギフトの箱を開けた瞬間に、あなたの気持ちが綴られたメッセージを見つけた時の感動は、カタログギフトだけを受け取った時とは比べ物にならないでしょう。
「味気ない」なんていう印象は決して与えないはずです。
忘れられない思い出を贈ったその理由や、「素敵な時間を過ごしてください」というメッセージと一緒に、あなたにしか出来ない贈りもののカタチで贈ってみましょう。
世界にたったひとつだけのギフトを贈ろう
モノではなく、カタチにはない“トキ”を贈るカタログギフトは、実際に体験して初めてギフトになります。
カタチのあるモノは、そのモノとしての意味しか成しません。
しかし、高級レストランで過ごした時間、その時に交わした会話、それは、人それぞれに違います。
その全てがかけがえのない思い出になるのです。
体験型ギフトのカタチは、贈る相手の数だけ存在します。
簡単にスマートフォンで写真が撮れる時代に、それは写真には残らないかもしれません。
しかし、そこで過ごした時間や体験は、永遠に心の中に残ります。
結婚や出産など、自分の事のように喜んでくれた人に、その体験をした人しか味わえない、世界にたったひとつしかない贈りものを贈ってみましょう。
