夏のご挨拶として使われる言葉に、「残暑見舞い」があります。同じ時期に「暑中見舞い」も使われます。この2つの言葉、いつ、どんなときに使い分けるべきなのか、はっきりと理解している人は少ないかもしれませんね。この記事では、残暑見舞いに焦点を当てて、残暑見舞いを贈る時期や、ギフトの選び方について紹介していきます。
残暑見舞いってなに？
お中元や暑中見舞い、残暑見舞いなど、夏のご挨拶にはさまざまな呼び方があります。
中でも残暑見舞いとは、夏の暑さで体調に影響を及ぼしていないか、相手の体を気遣うとともに、自らの近況を報告する手紙を指します。 手紙と一緒に、贈りものをする場合もあるので、夏に贈るギフトの呼ばれ方として「残暑御見舞」があります。
残暑見舞いはいつからいつまで？
暦の上で、残暑は「立秋」を迎える8月7日～8日以降を指します。
しかし、暑さが残る時期という意味では、はっきりとした日付はありません。
最近では、9月になっても暑い日が続きますよね。
一般的には8月いっぱいですが、厳しい暑さがまだ残る場合には、9月に入っても残暑とされています。
したがって、残暑見舞いを贈る時期は、8月7日～8月いっぱいと考えておくと良いでしょう。
残暑見舞いにギフトは贈るもの？
一般的に、相手の健康を気遣う暑中見舞いや残暑見舞いは、ハガキや手紙で送りますが、会社から会社へ送る場合には、品物に挨拶状を添えて送る事が多いです。
また、日頃お世話になっている人や日頃の感謝のしるしとして送る場合には、品物を贈るとより気持ちが伝わるでしょう。
相手に気を遣わせない程度の金額の範囲内で、品物を選んで贈りましょう。
残暑見舞いにギフトを贈る時の注意点は？
取引先など、会社からギフトを贈る場合、贈る時期に注意しましょう。
遅くても、「処暑の候（9月7日頃）」までに届くように贈ると良いでしょう。
また、残暑見舞いを受け取った人は基本的に礼状を返すのがマナーとなるので、ほとんど面識がない人に送るのは控えた方が良いでしょう。
残暑見舞いにはどんなギフトを贈ればいいの？
お手紙やはがきで送るほか、挨拶状と一緒にギフトを贈る場合もあるでしょう。 特に、取引先への夏のご挨拶は、挨拶状だけではなく、ギフトもあわせて贈る場合が多いです。 残暑見舞いは、時期的にも夏のギフトの最後に贈るギフトです。 夏にもらったお中元や暑中見舞いのお返しとしても贈ることも多い残暑見舞い。 残暑見舞いを贈る時期には、まだまだ続く暑さに負けないよう、体を気遣うギフトがおすすめです。 特にドリンクギフトは、夏バテした体をクールに冷やしてくれるので、おすすめです。 体にやさしいドリンクだと、なおもらって嬉しいギフトですね。 他にも、残暑を忘れさせるようなゼリーなどのひんやりスイーツなども人気があります。
残暑見舞いを贈る時の熨斗は？
残暑見舞いとして、品物を贈る場合には、熨斗をかけて贈るのがマナーです。
のしの水引は、紅白蝶結びのものを使用し、のし上には「残暑御伺（ざんしょおうかがい）」と書きます。
取引先に贈る場合のは、のし下には自分の会社名と代表者の名前を書きます。
「残暑御見舞」で贈る品物ですが、「見舞い」は目下の人や対等な関係で使用される言葉なので、目上の人への贈りものに「見舞い」は使用を控えるのがマナーです。
品物を贈る前に挨拶状を送っておくと◎
残暑見舞いの品物を贈る場合、品物を贈る前に挨拶状を送っておくと、より丁寧で気持ちが伝わるでしょう。
だいたい、品物を贈る日の3日ほど早めに挨拶状を投函しておくと良いでしょう。
挨拶状に書く文章については、まず「残暑お伺い申し上げます」という一文から書き始め、次に送る相手の健康を気遣う言葉を書き、自分の近況報告の文を書きます。
そして、品物を贈ることや品物の到着日を書きましょう。
最後に結びの挨拶をして、令和◯年、晩夏、立秋などを書くのが一般的です。
残暑見舞いにおすすめの品物は？
厳しい残暑を乗り切るための残暑見舞い。
夏の終わりには、ヘルシーなギフトや体に優しいドリンクギフトがおすすめです。
体のなかから涼しくなれるひんやりギフトも人気ですよ。
この「涼の雫」は、ひとつひとつがガラスの瓶に入っていて、見た目の高級感は抜群です。
ガラスに入っていることでゼリーの中の果実が埋もれることなく透けて見えるのは、見た目にも涼しげですよね。
厳しい残暑を涼しく楽しく乗り越えられる、見た目から涼しくなれるスイーツです。
暑い季節にさらっと食べられるそうめんのギフトは、残暑見舞いにもおすすめです。
そうめんは、ひねや新物、特級や上級など作り方によって種類が違います。
その中でギフトとして人気が高いのが、新物の特級品です。
ひねとは、管理の行き届いた倉庫で1年間熟成させたもので、新物よりもコシが強いことが特徴です。
また新物は、子どもから年配の方まで美味しく食べることができるので、贈りものとしても大人気ですよ。
以下の記事では、他にも残暑見舞いにおすすめの品物を紹介しています。是非参考にしてみてくださいね。
厳しい残暑を元気に乗り切れるアイテムを贈ろう
残暑見舞いの品物は、夏の最後に贈るアイテムです。
年々最高気温が更新される日本の夏。今年の夏も、暑い季節が長く続きそうですね。
暑さで体調を崩す人も多いかもしれません。
残暑見舞いとして贈るアイテムは、相手の体調を気遣う連絡や近況報告を兼ねて、暑い季節においしく食べられるスイーツやグルメのギフトを贈りましょう。
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