apricaとは?
育児ベビー用品として有名なApricaは、1947年大阪府に本社を構え、育児器具製品の販売、開発メーカーとして「アップリカ・チルドレンズプロダクツ合同会社」を創業しました。
Apricaの第1号ベビーカーが誕生したのは1949年のことです。
その後、ベビーカーのシートに風が通る仕組みを開発したことで特許を取得したり、コンパクトに折り畳めるベビーカーを作ったりと従来のベビーカーにはなかった機能を続々と作り出しました。
1993年には「スーパーミニ」「ビッグミニ」といった機能性が高く、コンパクトに折り畳めるシリーズを発売したことで、一気にその名を広め大ヒットとなりました。
2008年にはアメリカの製品メーカー、ニューウェルラバーメイドグループ(現ニューウェル・ブランズ)に参加し、ビジネス基盤を日本だけでなく世界へとグローバルに展開し始めます。
社名が「アップリカ・チルドレンズプロダクツ合同会社」となったのは、2014年のことです。
その後、2016年12月には従業員の数が180名となり、製品の開発や製造だけでなく、輸出入までおこなう企業へと大きく成長しています。
Apricaは育児用品メーカーとしての認知度は高く、取り扱っているお店も多いです。
子どものいる家庭ではApricaの製品は持っていなくても、チャイルドシートやベビーカーといえば「Aprica」と名前を知っているという人も多い育児用品の中でも有名な企業です。
Apricaの強みは赤ちゃん医学と育児工学の活用
Apricaの強みは、赤ちゃんの心の声に耳を傾けることです。
赤ちゃんは自分の気持ちを言葉で伝えることはできません。
Apricaは「赤ちゃん医学」と「育児工学」の2つを活用することで、赤ちゃんの声に耳を傾け赤ちゃんが快適に過ごせるよう製品作りをしています。
具体的には、小児科医など各部門のエキスパートの人達と協力しながら、子どもが安全で快適に過ごせる育児用品を作っているのです。
赤ちゃん医学を使って、赤ちゃんのひざの動きや体の動きをデータ化し、チャイルドシートの中でものびのびと動くための開発をしています。
脳の働きや赤ちゃんを取り巻く環境を研究することで、赤ちゃんが快適で過ごしやすい環境づくりを目指しています。
育児工学では、ママに抱っこされたときの揺れを分析したことでハイローベッドやチェアのスウィング機能に反映しました。
他には、チャイルドシートの安全性をより高めるため、ダミー人形を使って衝撃実験を繰り返し行い、細かいデータ分析をして開発に役立てています。
最新のテクノロジーを使い、赤ちゃんを3Dにデジタル化し、チャイルドシートに乗ったときの赤ちゃんの姿勢や安全性を日々検証しています。
Apricaの特徴は「8・3・8」
Apricaのモノづくりの基準として「8・3・8」というものがあります。
これはApricaが「8つのからだの未熟性」「3つの心の発達」「8つの基本構造」と掲げているモノづくりの基準です。
では、それぞれ具体的に確認していきましょう。
まず1つ目の「8つのからだの未熟性」というのは、赤ちゃんの体はまだまだ未熟で「頭でっかちで首はグラグラ」「呼吸機能が未熟」「股関節脱臼になりやすい」だけでなく、「体温調節がうまくできない」「睡眠リズムができていない」「肌のバリア機能が弱い」「感覚機能が発達していない」「免疫力が弱い」といった赤ちゃんと大人の違う部分を示しています。
2つ目は「3つの心の発達」です。
言葉を話せない赤ちゃんの心の発達には「赤ちゃんの働きかけに応えて育む信頼関係」「五感への刺激で育む好奇心」や「みんなの笑顔で育むコミュニケーションする力」が必要です。
3つ目は、「8つの基本構造」です。
赤ちゃんが笑顔で過ごせるために、知っておくべき基本を示しています。
「平らな状態に寝かせてあげる構造」「頭や首に負担をかけない構造」や「発達段階に合った自然な姿勢を保つ構造」「通気や温湿度環境を整える構造」「ホコリや有害物質から遠ざける構造」だけでなく、「衝撃や不快な振動を軽減する構造」「睡眠・生活リズムをサポートする構造」「アイコンタクトやスキンシップを育む構造」という項目です。
これらを合わせて「8・3・8」をApricaはモノづくりの基準として掲げているから、赤ちゃんに寄り添った製品が発売されているのです。
Apricaのチャイルドシートの特徴とは?
6歳未満の子どもは、チャイルドシートの着用義務があります。
Apricaのチャイルドシートは、1歳~11歳までロングユースできる製品があるので、年齢や身長に合わせて買い換える必要はなく、お財布にも優しいのがポイントです。
他にも、360度回転するタイプのチャイルドシートなど、赤ちゃんへの負担が少ないだけでなく、パパやママにとっても使いやすく設計されています。
さらに、Apricaのチャイルドシートは、安全性をより高くするため新たに2つの機能が搭載されました。
1つ目が側面からの衝撃にも耐えられるサイドシールド搭載の「360°セーフティシリーズ」です。
従来のチャイルドシートは、前後からの衝撃には頑丈に作られているものの、側面からの衝撃には弱いことが課題でした。
しかし、Apricaのチャイルドシートは側面からの衝撃からも赤ちゃんを守るため、サイドシールドを強化しています。
2つ目は全身マモールクッションです。
ベビーメーカーのコンビには、頭部を守るエッグショックがありますが、アップリカには、大切な頭部を包みこむだけでなく、足まですっぽりと包むことで未熟な赤ちゃんを包む込む設計です。
赤ちゃんの安全面だけでなく、寝ることが仕事の赤ちゃんをぐっすりと寝かせられるようフルフラットシートの作りで、ベッドと同じような感覚で寝られます。
体への負担も少なく、長時間の移動時にはおすすめです。
Apricaではチャイルドシートだけでなく、オプションも充実しています。
汗をかきやすい赤ちゃんのためにはシートが丸洗いできる「さらっとマット」や車のシートを傷や汚れからしっかりガードしチャイルドシートがズレにくい加工がされた「保護マット」、夏の日差しや紫外線から赤ちゃんを守り、使わない時は取り外せるサンシェードといった、あると便利なオプション製品が充実しています。
Apricaのチャイルドシート:快適性と最新の安全性能
横向きや前向きを自由に操作できない固定式とは違って、回転式のチャイルドシートは、くるりと簡単に回転できるため赤ちゃんを乗せたりおろしたりするのも簡単にできる設計です。
チャイルドシートが回転するので、パパやママも無理な体勢で子どもを車に乗せる必要がなくなるため、乗せるときの負担を減らせます。
また、チャイルドシートを回転させることで授乳や汗拭きといった子どもの世話がしやすくなるのもポイントです。
他にも従来は前後しかガードできなかったチャイルドシートが、側面からの衝撃にも強くなったことで360°度赤ちゃんをしっかり守る設計となりました。
また、Apricaは他社に先駆けいち早くR129製品を発売しています。
従来のチャイルドシートは、体重を基準に合わせていましたが「R129」は身長に合わせることで個人差が少なくなり、より安全性が高まっているのです。
チャイルドシートの取り付けは、シートベルトタイプでもISOFIXタイプのどちらでも取り付けが可能な商品も発売されています。
赤ちゃんは0歳(新生児)~12カ月まで後ろ向きで乗車しますが、R129に制度が変更されたことで15カ月頃までと期間がより長くなりました。
新生児から使えるチャイルドシートは「イス型」と「ベッド型」の2つがあり、どちらも新生児~4歳頃まで使えます。
チャイルドシートを4年使えると考えれば、コストに優れた製品でしょう。
どちらも回転式のチャイルドシートがあるので、赤ちゃんに合わせて選べるのがうれしいですね。
そもそも、Apricaがイス型とベッド型の2パターンを用意しているのは、生まれたばかりの赤ちゃんが腹式呼吸をしているからです。
イス型でも快適に座って移動することはできます。
しかし、新生児はまだ首が座っていないのでイスに座らせるよりも、ベッド型のように平らに寝かせてあげる方が落ち着きやすくなるのです。
Apricaのチャイルドシート:トラベルシステムの特徴
赤ちゃんがせっかく寝たのに、車から降ろすと泣き始めてしまうことってありますよね。
Apricaのトラベルシステムなら、赤ちゃんをベビーカーからチャイルドシートに乗せ換える必要がなく、トラベルシステムに赤ちゃんを寝かせたままスムーズに目的地まで移動が可能です。
トラベルシステムは、インファントカーシートとも呼ばれ、新生児から12カ月頃まで長く使えるチャイルドシートです。
キャリーとして赤ちゃんをそのまま持ち運びができるだけではなく、トラベルシステムに対応したベビーカーであれば赤ちゃんを車からベビーカーにそのまま移すこともできます。
ぐっすりと眠っている赤ちゃんを起こすことなく楽に移動ができ、赤ちゃんへの負担が減ります。
トラベルシステムとは別に販売しているインファントカーシートベースを使えば、ワンタッチで車への乗せ替えがスムーズとなり、使い方も簡単で赤ちゃんがぐずることもありません。
取り付け方法はISOFIXでもシートベルトのどちらも対応しているので、車種を選ばず取り付けが可能です。
Apricaのチャイルドシート:ジュニアシートの特徴
Apricaのチャイルドシートは、新生児から乳児までのものだけではなく、対象年齢が11歳頃まで使えるジュニアシートもあります。
法律では6歳未満の子どもはチャイルドシートが義務付けられていますが、子どもの成長速度によっては11歳頃でも身長が140cm未満のことも多いですよね。
体の小さい子どもが大人と同じシートベルトをすると、シートベルトが正しい位置にならず首を圧迫してしまう危険性もあるため、ジュニアシートが必要です。
Apricaのジュニアシートは、1歳~11歳頃まで使えるタイプと3歳~11歳頃まで使える2つのタイプがあります。
1歳~11歳頃まで使えるタイプは、シートの高さが変わるだけでなく横幅も調整できるため、子どもの成長に合わせて体にフィットしたジュニアシートへ変わります。
さらに、背もたれの部分にはメッシュシートを採用し、汗ばんでも快適に過ごせるジュニアシートを実現しました。
3歳~11歳頃まで使えるタイプは、軽量とコンパクトを重視した作りで、ドリンクホルダーや5段階のヘッドサポートといった機能が備わっています。
通気性に優れているだけでなく、シートカバーも洗えるため常に清潔な状態をキープできるのもうれしいでしょう。
子どもによってはジュニアシートを嫌がる子もいますが、そんなときは座部だけのタイプがおすすめです。
車のシートに簡単に取り付けられ、マシュマロクッションが採用されているため乗り心地バグツンで、長時間の移動でも疲れにくいでしょう。
Apricaのジュニアシートは背もたれがあり、成長に合わせてセパレートしても使える利便性の高い製品です。
チャイルドシート選びのポイントとは?
子どもが快適に過ごせて安全性も高く、パパやママの負担が少ないチャイルドシートを選びたいと考える人も多いでしょう。
しかし、チャイルドシートの種類が多すぎて、何を基準に選べばいいのか分からないという人もいます。
チャイルドシートの選び方のポイントは全部で5つあるのでそれぞれ紹介していきますね。
まず1つ目は「月齢」「体重」「身長」の3つで選ぶことです。
年齢で見ると新生児から1歳頃までは、ベビーシートタイプといって生まれたばかりの赤ちゃん向けに作られています。
車への設置は後ろ向きに取り付けるのが基本で、ベッドタイプが多く発売されているのが特徴です。
1~4歳頃まではチャイルドシートが使われ、体重は9~18kgまでが目安です。
チャイルドシートの中には、新生児から4歳頃まで使える製品も販売されています。
1~11歳頃まで身長でいうと140cmぐらいまでの子どもが使用できるジュニアシートは、成長に合わせてヘッドレストの位置が調整可能です。
チャイルドシートの中には、1つのシートで長く使える製品が多くでています。
まずはこの3つを基準に選んでいくと子どものサイズに合うチャイルドシートが見つかります。
2つ目はISOFIX対応のものか、シートベルト対応かを選ぶことです。
チャイルドシートの取り付けは約6割の方が誤った状態で設置しています。
より安全で簡単に取り付けをおこなうため「ISOFIX」というチャイルドシートを車のシートに差し込む方法ができました。
2012年7月以降に発売された車種は、ISOFIX取り付け金具の装備が義務化されています。
それまではシートベルトでの取り付けが一般的でしたが、ISOFIX対応になったことでコネクターに差し込むだけでチャイルドシートの設置が完了し、説明書をいちいち確認しなくても簡単に取り付けることが出来、より安全性が高まりました。
車種によってはISOFIXの取り付けが難しいものもあるので、自家用車がISOFIXに対応しているかどうかを確認しましょう。
今後車の買い替えを検討しているなら、ISOFIXとシートベルトのどちらにも対応しているチャイルドシートを購入すれば、車種が変わったとしても取り付けられるのでおすすめです。
3つ目は安全基準のEマークや新安全基準の「R129」に対応しているかどうかです。
安全基準の規格を満たしているチャイルドシートは、「Eマーク」と呼ばれる表示が必ず添付されています。
新しい基準のR129は、従来の安全基準でもあるR44からさらに安全性を高めた基準で定められています。
今までは前後からの衝撃試験だけでしたが、R129は前後に加え側面からの衝撃試験も追加されました。
さらに、計測センサーを入れたダミー人形でテストすることで、より赤ちゃんの体にかかる負担を想定できるようになりました。
チャイルドシートは検証結果によって、日々改良されています。
チャイルドシートを選ぶときには「Eマーク」と「R129」の表示があるかを確認しましょう。
4つ目は安全性や機能性で選ぶ点です。
車の内装に合わせたデザインを選ぶことも大切ですが、長く使うチャイルドシートは安全性や機能性も見ておくべきポイントです。
チャイルドシートが安全に取り付けられるのかどうかといった点や通気性の良さ、クッション性、乳児用のチャイルドシートなら日よけのシェードがあるかどうかなど、安全性や機能性も見ておきましょう。
最後は使い勝手の良さで選ぶことです。
赤ちゃんが安全で快適に過ごせることは大切ですが、パパやママも赤ちゃんを車に乗せたり、自宅に運んだりと移動がとても大変です。
病院や子どもの習い事など子どもが乗り降りするシーンは多く、その度に大変な思いをするのでは移動が苦痛になります。
Apricaのチャイルドシートには、片手でシートが回転する機能や取り外し不要な肩ハーネスやバックルといった、パパやママのことも考えられている製品があります。
長く使うものだからこそ、パパやママが使いやすいチャイルドシートを選びましょう。
Apricaのチャイルドシートの口コミを紹介!
Apricaの製品の良さを確認したものの、実際にどんなレビューがあるのか気になりますよね。
そこで、Apricaを使っている人の口コミを確認していきましょう。
まずは、フルフラットシートに対する口コミです。
「産後に遠出する予定があったため、赤ちゃんが乗り心地のいいチャイルドシートを探していました。
Apricaのフルフラットタイプだと、いつも大人しくしてくれています。」といった口コミがあります。
新生児を乗せて車で移動する際は、フルフラットシートが赤ちゃんにとって負担が軽く、ぐずることも少ないようです。
次は購入の決め手となった口コミを見てみましょう。
「新生児から使用でき回転が可能、安定感があるという点で購入を決めました。
機能や価格、安全性で満足しています」といった内容で、やはり新生児から回転できるシートがあれば、子どもを乗り降りさせるときに助かるパパやママは多いようです。
続いてはチャイルドシートの取り付けについての口コミです。
「1人でも簡単に取り付けることができました。
コンパクトカーで大きさを心配していたが、問題なかった。
色などがかわいい点も気に入っています。
」ママ1人で赤ちゃんを見ながらチャイルドシートの設置は大変ですよね。
Apricaのチャイルドシートなら設置が簡単でスムーズに取り付けが可能です。
乗り心地や安全面ばかりに目が行きがちですが、こういった取り付け方も重要ですよね。
最後はジュニアシートの口コミです。
「安全性能評価と使い勝手のバランスでApricaのジュニアシートを購入しました。
確認しながら取り付けすればしっかり固定できる。
全体的な価格と使いやすさ、安全性を含めて満足しています。
」ジュニアシートは軽量でコンパクトなため、簡単に設置できます。
価格も1~4万円と長く使うことを考えると手頃な値段でしょう。
Apricaの口コミは「良かった」「使いやすい」といった声が多く、長い間パパやママから支持されていることがあらためて分かります。
赤ちゃんにとって居心地がいいチャイルドシートを選ぼう!
赤ちゃんを車に乗せるなら、安全性が高く居心地がいいチャイルドシートを選ぶことが大切です。
赤ちゃんがチャイルドシートで快適に過ごせれば、ぐずる回数も少なくなりパパやママも帰省やお出かけがしやすくなります。
チャイルドシートを購入する際は、インターネットの通販サイトを覗いてみましょう。
amazonや楽天などのベビー用品専門店では、チャイルドシートを人気順でランキング形式に紹介されている店舗もあるので、パパやママがどんなチャイルドシートを選んでいるかがわかります。
購入する際の参考になるでしょう。
また、店頭で購入するよりもお得に、送料も無料で購入できたりするのも嬉しいポイントですね。
大きい買い物になるので、自宅まで発送してくれるのも助かります。
それでも、通販サイトで購入する場合は、保証が就いていないことや、実際に操作できないことがデメリットでもあります。
わからないことは問い合わせてみたり、可能であれば、一度販売店に出向いて実際に触って確認することをおすすめします。
Apricaのチャイルドシートを使えば、家族で色々な場所へ出かけることも多くなり、より素敵な思い出が作れることでしょう。