身近な人や親しい友人の人生の節目には、ぜひお祝いを贈りたいところです。卒業祝いは、入学祝いや就職祝いと同じ、大切なイベントです。卒業を迎えれば、入学を迎える人も多いでしょう。「入学祝いと卒業祝い、別々に贈るの?」「友人の子供には渡すべき?」といったさまざまな疑問もでてくるでしょう。そこでこの記事では、卒業祝いの金額相場や渡す時期など、知っておくべきマナーについて解説していきます。
卒業祝いと入学祝い、どちらを贈るべき?
入学祝いや就職祝いと、卒業祝いが重なった場合は、入学祝いや就職祝いを優先します。しかし、「こうでなくてはいけない」というルールが決まっているわけではありません。お祝いをする側がどちらもお祝いをしたいという場合には、両方祝っても問題ありません。しかし仮に、どちらかひとつを選ぶとすれば、卒業ではなく入学や就職祝いにするということです。
卒業祝いは誰に渡す?
入学祝いや就職祝い、卒業のお祝いは身内のお祝いなので、基本的にお祝いは家族や親戚のあいだだけで渡すのが一般的です。友人や知人の子供には、言葉でお祝いを伝えれば十分。お祝いをあげてはいけないということはありませんので、とても親しい友人の子供にお祝いを贈りたい場合は、高額なものは避けて相手に気を使わせない程度の贈り物をするようにしましょう。
卒業祝いを渡す時期は?
卒業祝いは、いつ渡せばいいのか悩むこともあるでしょう。卒業祝いを贈る場合、一番ベストな時期は、卒業式の直後です。遅くなったとしても、卒業後1週間以内に贈るようにしましょう。
卒業祝いの金額相場は?
卒業のお祝いに、現金や品物を贈る場合、その金額相場は贈る相手の年齢と相手との関係性によって変わります。入学祝いなどと同じで、基本的には血縁が濃いほど、また贈る側の年齢が上になるほど、相場は高くなると考えておきましょう。
例えば、大学卒業のお祝いを贈るなら、祖父母が孫に贈る場合、10,000~50,000円程度、おじ・おばとして兄弟の子供に贈る場合は10,000円程度、その他の親類として贈る場合や友人の子供に贈る場合は3,000~5,000円程度になります。
卒業祝いにはどんな品物が喜ばれる?
卒業したら、進級する人もいれば就職したりするのが一般的です。なので、新生活で役立ちそうなアイテムを贈るのが喜ばれるアイテムの選び方です。
卒業の時期は、何かと物入りなことが多いもの。自由に使ってもらえる現金や商品券、ギフトカードや図書カードなども喜ばれますよ。贈った人に好きなものを選んでもらえるカタログギフトもおすすめです。
小学校の卒業祝い
中学から電車通学を始める子もいます。その場合には、定期入れや腕時計は使われることが多いのでおすすめです。進学を機に、文房具を買い換える子も多いため、文房具やボールペンもおすすめ。しかし、小学校を卒業するころになると、趣味や個性もはっきりしてきているので、その子の好みに合わせて選ぶことが大切です。事前に好みを聞いたり、一緒に買いに行ったりするのもおすすめです。
また、各家庭の教育方針がありますので、スマートフォンなどの電子機器を贈る場合は、事前に両親に相談して承諾を得るようにします。
中学校の卒業祝い
おすすめのアイテムは小学校の卒業祝いと大きな差はありませんが、大人っぽい品物がより好まれます。こちらも事前に好みを聞いて、本人の趣味や嗜好に合う物を贈ることが大切です。
高校の卒業祝い
高校の卒業後は、大学や専門学校に進学して一人暮らしを始める人も多いでしょう。そんな人には新生活に必要な家電類がおすすめです。コーヒーメーカーや電子レンジ、掃除機などは、贈りやすい価格帯の物がそろっています。本人がすでに買った物と被らないように、事前にリサーチをして贈るようにしましょう。進学でも就職でも、スーツや財布などは活躍の場の多いアイテムなのでおすすめですよ。
大学の卒業祝い
大学の卒業祝いには、これから社会人となることを想定して、ビジネスシーンで使える贈りものが喜ばれます。自分で買うには少し高くて上質のものを贈るといいでしょう。大学を卒業する年齢ともなると、新生活に必要な物を自分で選べるカタログギフトもおすすめです。
卒業祝いの贈り方は?
卒業祝いはフォーマルなギフトになります。なので、しっかりと熨斗(のし)をかけて贈りましょう。現金で渡す場合には、ご祝儀袋で渡します。のしやご祝儀袋の水引は、紅白の蝶結びを選びましょう。表書きは「祝御卒業」「卒業御祝」「御卒業御祝」「御祝」などを書くのが一般的です。水引の下には、自分の名前を書きます。
もらって嬉しいおすすめの卒業祝いを紹介!
ここでは、卒業のお祝いに喜ばれるアイテムを紹介します。大切な人生の節目を応援するギフトを贈りましょう。
中学校、高校の卒業祝いにおすすめ
ある程度好きな傾向がわかっている場合は、好きなブランドの腕時計や財布、電車通学の場合は定期入れもいいですね。学生だからといって子供っぽい贈りものを選ぶのではなく、シックで大人っぽい贈りものを選びましょう。部活動でスポーツを頑張る人への贈りものには、ファッションブランドのタオルもおすすめです。
大学や専門学校の卒業祝いにおすすめ
進学先によって、大きな変化が伴う大学や専門学校の卒業祝いは、新しい生活で必要になるものを贈ると喜ばれます。また、高校への進学とは違い、キャンパスライフが始まると、見える世界も広がります。おしゃれにも気を遣い始める年頃ですので、アクセサリーやメイク道具の贈りものも喜ばれるでしょう。
好きなものを選んでもらえるカタログギフト
若者に人気の個性豊かなアイテムが揃う東急ハンズのカタログギフトは、東急ハンズを知り尽くしたスタッフが厳選したアイテムをスタッフ自らが紹介しているユニークな紙面になっています。おすすめコメントと一緒にイチ押し商品が紹介されていたり、店頭で実演販売を行うスタッフによる「ヒントショー」をカタログの紙面上で表現されているなど、まるで実際の店舗を巡っているかのような体験をすることができます。東急ハンズといえば、使い慣れたモノからちょっとユニークなステーショナリーも豊富に釣り扱っています。新生活を楽しく送れるヒントがたくさん掲載されているので、読んでいるだけでも楽しくなりそうですね。
東急ハンズと並んで若い世代に人気のショップが、ロフトです。こちらはロフトで販売されているさまざまなアイテムを、インターネットのWeb上で選ぶことが出来るWeb版のカタログギフト。ユニークな文房具からコスメ、雑貨にインテリアなど、受け取った人が思わず笑顔になるおすすめの品物を選ぶことができます。コンパクトにカタログギフトを贈りたい、若い世代に喜ばれるカタログギフトを贈りたいという人におすすめのカタログギフトです。
品物に「おめでとう」の気持ちを添えて
卒業のお祝いとして現金や品物を贈るなら、メッセージカードを添えて贈るのがおすすめです。現金だけだと少し味気ないなと感じる場合でも、一緒に贈る品物にメッセージカードが添えられていると祝福の気持ちもまっすぐ伝わるでしょう。
楽天市場などの大手通販サイトで品物を購入すると、おしゃれなデザインのメッセージカードを作成してくれるお店や、専用サイトにアクセスすれば自分で自由にオリジナルのメッセージカードを作成できるお店もあります。贈りたい人へのおめでとうの気持ちを書いた文章で、素敵なメッセージカードを作成てみましょう。
マナーを守って祝福の気持ちを贈ろう
大切な人生の節目に、しっかりと「おめでとう」の気持ちを伝えるには、最低限のマナーを守ることが大切です。堅苦しいことをする必要はありませんが、しっかりとマナーを把握していないと、祝福の気持ちを伝えるどころか、相手に失礼になることもあるので注意が必要です。のしのマナーや金額相場、贈る時期や渡し方など、ルールを把握して品物選びをしましょう。