出産祝いをもらった人には、内祝いをお返ししなくてはいけませんよね。
内祝いで贈る品物にはさまざまなものがありますが、食べ物を選ぶ人も多いです。
しかし、食べ物を贈るときにはいくつかの注意点があるので、知りたい人もいるのではないでしょうか。
この記事では食べ物を内祝いに選ぶ際のポイントについて紹介していきます。
最終更新日:2023年9月4日
食べ物を内祝いに選ぶときに避けた方が良いもの
食べ物を内祝いに選ぶときに避けたほうが無難なものとして、まず挙げられるのは「賞味期限が短い食べ物」です。
内祝いは出産祝いをくれた人に対する感謝の気持ちを伝えるために贈ります。
そのため、食べ物を贈るときはできるだけ美味しい状態で味わってもらうのが基本です。
賞味期限はあくまでも「美味しく食べられる期間」であり、「過ぎたら食べないほうがいい」消費期限ではありません。
そのため、賞味期限を少し過ぎたぐらいであれば、食べても問題ないケースも多いです。
とはいうものの、感謝の気持ちを伝える内祝いで美味しく食べられない食べ物を贈ってこられるのは、相手からするとあまり気持ちのよいものではないでしょう。
食べ物を贈るときは、できるだけ賞味期限の長いものを贈ったほうが無難です。
また、贈る相手のことをよく知っている場合は「嫌いな食べ物」や「アレルギーのある食べ物」も敬遠しておきましょう。
遠い親戚など相手のことをよく知らない場合には、嫌いな食べ物やアレルギーのある食べ物を贈っても仕方ないかもしれません。
しかし、親友や良く知っている間柄の親族に対して贈ってしまうと「食べられないのを知っているはずなのに、なんでこれにしたんだろう」と疑問に思われてしまいます。
普段から近しい間柄であれば急激に関係が悪化するようなことはないでしょうが、相手からすると「自分のことを大切に思われていない」と勘違いしてしまう可能性があります。
大勢の人に内祝いを贈る場合は1人ずつチェックするのは大変でしょうが、相手の気持ちを考えて品物を選ぶことが大切です。
その他にも、出産の内祝いで日本茶を贈るのは古くからの慣習上、良いものだとはみなされないので注意しましょう。
なぜなら、日本において日本茶は「法事のときに贈られるもの」というイメージがあるからです。
そのため、日本茶を内祝いの品物に選んでしまうと、相手に不吉なイメージを与えてしまいます。
飲み物を贈るときはジュースなどにしておくほうが無難です。
内祝いの品物を選ぶときは、つい主観的に考えてしまいがちですが、「もらった相手がどう思うか」を客観的にイメージして選ぶことが大切だといえます。
お菓子を内祝いに選ぶときのポイント
食べ物のなかでもお菓子は、華やかなイメージがあるので出産の内祝いに向いています。
できるだけ、「華やかでトレンドを押さえたスイーツ」を贈ってあげると相手に喜ばれるでしょう。
たとえば、テレビやSNSで話題になっているような食べ物が挙げられます。
内祝いの品物は感謝の気持ちを贈るためのものなので長時間並んだり、入手が難しかったりする人気商品ほど相手に感謝の気持ちを伝えられるでしょう。
定番のお菓子を贈るのも悪くありませんが、華やかでトレンドを押さえたスイーツのほうがおすすめです。
また、スイーツを選ぶときは「個包装で保存がきくもの」「マドレーヌなどの焼き菓子」といった点に注意するとよいです。
個包装されていないと、封を開けたら品質が劣化するまでに急いで食べなければいけません。
または、食べきらない場合にはラップなどで保存する手間がかかってしまいます。
個包装されていることで、もらった人は1つずつ食べることができ、品質の劣化を気にすることなくスイーツを楽しめるでしょう。
マドレーヌなどの焼き菓子をおすすめする理由は、お饅頭などの生菓子と比べると一般的に賞味期限が長いからです。
個包装をおすすめする理由と同様に、賞味期限が長ければ長いほど品質の劣化を気にする必要はなくなります。
相手にゆっくりと食べてもらうためには、焼き菓子がおすすめです。
華やかで賞味期限をそれほど心配する必要のないスイーツには、チョコレートもあります。
チョコレートの最大の特徴はカラフルな色合いと、さまざまな形の商品があることです。
たとえば、ピンクのハートや宝石の形をしたチョコレートなどもあります。
しかも、商品によっては抹茶やピスタチオ、オレンジといったさまざまな味を楽しめるので、相手の好き嫌いに合わせて選びやすいのもメリットです。
なかには、内祝い専用に作られたチョコレートもあるので、気になった人は探してみるとよいでしょう。
ドレッシング・ジャム・ドリンクなどを内祝いに選ぶときのポイント
食べ物を贈るにあたっては、ドレッシング・ジャム・ドリンクを選ぶ方法もあります。
ドレッシングやジャム、ドリンクはボトルや缶に入っているのが一般的です。
そのため、ラベルを簡単に貼ることが可能で、内祝い用のものには写真や名入れすることが可能な商品もあります。
生まれてきた赤ちゃんの名前や写真をラベルに印刷することで、内祝いに最適なプレゼントになるでしょう。
内祝い専用のものには、無料でラッピングをしてくれて包装紙を選べるサービスを行っているケースもあります。
パステルや水玉など、かわいらしい柄を選んで贈ると、より出産の内祝いらしくなるでしょう。
また、「ドレッシングはヘルシー志向の人」「高価なジャムは幅広い人」から好まれる傾向にあります。
ドレッシングは基本的に酢や油、塩をベースに、香辛料やハーブなどを加えたものです。
ベースさえしっかりしていれば、さまざまな野菜や果物を入れて美味しいドレッシングを作ることができます。
実際にドレッシングの数は膨大で、なかにはカラフルな商品もあります。
野菜が好きなヘルシー志向の人には、有機ニンジン(赤)、カボチャ(黄色)、バジル(緑)などのカラフルなドレッシングを贈ってあげると喜ばれるでしょう。
同じようにジャムも果物に砂糖を加えたものがベースで、たくさんの商品があります。
特にはちみつは基本的な製法が同じでありながら、価格はピンからキリまであるのが特徴です。
そのため、こだわりのある高価なはちみつを選べば、幅広い人に喜んでもらえる可能性は高いといえます。
ドリンクについては、あまり特徴的なものよりも100%果汁の瓶入りジュースのような定番の商品を選んだほうが、ファミリー層を中心に喜ばれやすいです。
特に子供のいる家庭に贈る場合には、ジュースを選ぶとよいでしょう。
内祝いという特別なときこそ、普段はあまり買わないような高級ジュースを贈ってあげると喜ばれるはずです。
体重米を内祝いに選ぶときのポイント
内祝いで食べ物を贈るときに記念に残る商品を選びたいという人は、体重米をプレゼントしてみるとよいでしょう。
体重米とは、生まれてきた赤ちゃんの体重分のお米を贈る内祝いの方法です。
食べ物は人によって好き嫌いがあります。
それはスイーツでも同様で、「甘いものは嫌い」という人も珍しくありません、しかし、お米が嫌いな人はほとんどいないので、選ぶ側には好き嫌いを気にしてプレゼントを選ばなくてもいいというメリットがあります。
また、スイーツやジュースなどは、受け取る側の世代によって喜び方が違います。
一般的に若い世代ほど、スイーツやジュースは喜ばれますが、反対に年配の人にとってはもらっても困るものになってしまうケースもあるでしょう。
実際にスイーツをもらった年配の人が、自分たちは食べないので、子ども夫婦にあげるというパターンもよくあります。
せっかくの内祝いがそのような状況になってしまっては、贈る側としては残念な気持ちになるでしょう。
お米は世代を問わず食べるものなので、体重米は年配の人であっても喜ばれる商品として人気があります。
その他にも、体重米は「遠隔地にいる親せきにも喜んでもらいやすい」「写真や名前をプリントすることで特別感を演出しやすい」といった点もメリットです。
遠隔地にいる親せきなどは、赤ちゃんが生まれたとしても、なかなか病院まで駆けつけられないものです。
そのため、せっかくの赤ちゃんを抱っこして一緒に喜びを共有することができません。
しかし、生まれてきた赤ちゃんと同じ体重のお米を贈ることで、出生体重を重さで感じてもらえることができます。
遠方にいる親せきには特に喜ばれる商品だといえるでしょう。
さらに、体重米は基本的に出産の内祝い用の商品なので、赤ちゃんの写真や名前をプリントできるようになっているケースも多いです。
出産という人生のビッグイベントに対して、世界に一つしかない贈り物を贈って感謝の気持ちを伝えるのはとても素敵なことだといえます。
乾物・レトルトを内祝いに選ぶときのポイント
乾物・レトルトを内祝いの品物として選ぶ最大のメリットは「賞味期限が長いので、心配しないで贈ることができる点」です。
選ぶ品物によって賞味期限は異なりますが、一般的に乾物などは2カ月程度の賞味期限となっています。
ひょっとしたら内祝いを贈る予定の相手のなかに、他にも同時期に親戚で出産した人がいるかもしれません。
すると、その人には内祝いが同時期にたくさん届く可能性があり、賞味期限が短い品物では食べきれない事態も想定されます。
賞味期限が長ければそのような心配をする必要なく、贈った相手側のペースでゆっくりと味わってもらうことが可能です。
また、乾物などは特に高齢の相手から喜ばれやすいことも特徴です。
内祝いの品物には、スイーツやジュースのように若者向けの商品が比較的多くあります。
少し手間はかかりますが、「若い世代の人にはスイーツ」「年配の人には乾物」といった具合に、贈る人の年齢によって分けるのも1つの方法です。
一方、レトルト食品は比較的幅広い年代の人から喜ばれるプレゼントだといえます。
日常生活で忙しいときに、温めるだけですぐに食べられるレトルト食品は、誰でももらって困る商品ではありません。
できるだけ日持ちする食べ物を贈りたいときは、レトルト食品にしておけば無難だといえます。
ただし、レトルト食品というと、健康に悪いといったマイナスイメージを持つ人もいる点には注意が必要です。
無添加のレトルト食品を贈れば、より多くの人から喜ばれることでしょう。
なお、レトルトカレーをプレゼントするときは、高級米をセットにしておくと喜ばれやすいので、覚えておきましょう。
食べ物を内祝いに選ぶメリット
食べ物を内祝いに選ぶ最大のメリットは「消えもの」だといえます。
内祝いをもらった経験のある人のなかには、「赤ちゃんの写真が入ったお皿やグラス」などをもらって扱いに困った経験をしたことのある人もいるのではないでしょうか。
いくら出産祝いを贈る間柄とはいえ、他人の子どもの写真が入ったおめでたい食器に食べ物を載せて汚すのはためらってしまいがちです。
しかも、こうしたプレゼントは捨てるわけにはいかないので、結果的に食器棚の奥にしまわれることが多くなってしまいます。
それに対して、食べ物であれば食べてしまいさえすれば消えてしまうので、食器のように置く場所に困ることもありません。
「昔、内祝いで贈った食器は飾ってくれている?」などとしばらく経ってから聞かれる心配もないのです。
内祝いに食べ物を選ぶことは、もらう相手側にとってはとても助かる行為だといえます。
また、食べ物はラベルなどが印刷されているのが一般的なので、名入れしやすいのもメリットです。
実際に多くの内祝い専門に商品を扱っている店舗では、食べ物の名入れサービスを行っているので、利用してみるとよいでしょう。
その他にも、食べ物を選ぶメリットとしては「相手の好みを知っていれば喜ばれやすい」「地元の紹介にも使える」といったものがあります。
食べ物の好みは人それぞれですが、自分の好きなものをもらって嫌な思いをする人はまずいません。
自分の好きな食べ物が届いたら、ほとんどの場合で「自分のことを考えて選んでくれたんだな」と思って、喜ばれます。
好きな食べ物をあらかじめ知っている場合には、喜ばせるのに最も効果的な内祝いの品物だといえるでしょう。
さらに、食べ物のなかには、「地元の名産品」と呼ばれるものもあります。
遠方に住んでいて、なかなか会えない親族に対して贈るときは、赤ちゃんと一緒に自分の住んでいる地域のことを知ってもらうためにも名産品を贈ってみれば喜ばれるでしょう。
贈る人の嗜好に合わせた食べ物を贈ろう
食べ物は「食べてしまえば消えるもの」なので、内祝いには適した品物だといえます。
贈る人の好みに合わせてスイーツやドレッシング、乾物などを分けて贈ると喜ばれやすいです。
自分中心ではなく、もらう相手の気持ちを考えた食べ物を選ぶことが重要だといえます。
感謝の気持ちを伝えるためにも、相手のことを考えたプレゼントを選びましょう。
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