展示会の来場者に配る景品や記念品、会社内で従業員に渡す記念品やゴルフコンペなどの社内イベントの賞品など、会社から贈るギフトにはさまざまな種類があります。会社から贈る品物は、しっかりと熨斗をかけて渡さなければ相手に失礼にあたります。この記事では、会社から渡すギフト、個人で贈るギフトと会社からのギフトの熨斗の違いや“法人ギフト”に掛ける熨斗について解説していきます。
最終更新日:2023年9月5日
熨斗(のし)とはどんな役割があるの?
熨斗の掛け方を知る前に、そもそも熨斗の役割について解説していきます。
熨斗(のし)とは、もともと薄く伸ばしたあわびを干した「熨斗鮑(のしあわび)」のことを指します。
長寿や繁栄を意味する縁起物でもあり、かつて貴重なあわびを贈りものに添えて、特別な贈りものであることを表していたことから由来しています。
水引とは、本来は贈りものの包み紙を結ぶ紙ひものことで、目的に応じて色や本数、結び方が異なります。
慶弔どちらも本数が多い方が、格式と金額が上とみられており、現在では、紙にのしと水引が印刷されたのし紙を使うことが一般的です。
のしについては、のし袋やのし紙の右上に付け、祝儀のみに使用されます。
出産祝いや結婚式の引出物、結婚祝い、そのお返しとなる結婚内祝いや弔事で使用する法事に使用するお供えや香典返しなど、贈りものの目的を伝えるためや、フォーマルな贈りものを贈るときには、熨斗を掛けて渡すのが礼儀とされています。
法人ギフトに熨斗は必要?
上記で解説したことから、会社から贈る贈りものには熨斗を掛けて贈る方が良いでしょう。
会社から贈るギフトは、お歳暮やお中元、お客様に配る景品や粗品、福利厚生で贈る勤続賞など、さまざまなシーンで贈る機会があるでしょう。
個人間の贈りものでしたらラッピングのみで問題ないものでも、会社同士や会社から贈るギフトの場合、そうはいきません。
贈りものの目的を伝えるためにも、また会社名を覚えてもらう気持ちだと言うことを伝えるためにも、しっかりと熨斗を掛けて用意しましょう。
熨斗についての基本的なマナーを知ろう
熨斗にはさまざまな種類があります。
法人ギフトの熨斗を用意する前に、熨斗に関する基本的なマナーをおさえておきましょう。
水引について
一般的に熨斗には2種類あります。
まず、「結び切り」と呼ばれるのしです。
慶事の水引の本数は3本、5本、7本とあり、高額なお祝いや特にお祝事とされるものほど本数が多くなります。
結び切りの5本はお見舞い返しなどの内祝い 出産内祝いなどの慶事には7本、結婚は特にお祝事とされているので 結び切りの10本が使われます。
また、結び切りののしには仏事で使われる「黒白結び切り」と「黄白結び切り」があります。
2つ目が紅白蝶結びです。花結びとも呼ばれています。
法人ギフトで使用するのしは、この紅白蝶結びを使用します。
水引の色は紅白のものを使用しましょう。
蝶結びの水引は、結び目を何度も結び直すことができます。
そのため、何度繰り返しても良いお祝い事などのシーンで使用されるものです。
お中元やお歳暮、進学などの一般的な祝事は何度でも繰り返してお祝いしたいことであるため、紅白蝶結びの祝いのしが使用されます。
水引の結び方には意味とルールがあります
結び方を間違えると大変失礼に当たるので、渡す前に十分確認するようにしましょう。
のしの掛け方について
のしの掛け方には、内のしと外のしの2つの掛け方があります。
簡単に説明すると、内のしは贈りものに直接のしをかけてから包装する方法で、外のしは包装してから最後にのしをかける方法です。
内のしは、品物を手にしたときでも包装紙を開けるまで、「どのような目的で届いたものか」や「誰からの贈り物か」などのことがわかりません。
したがって、内のしは控えめに品物を贈りたい場合に用いられることが多いです。
一方で、品物を包装した後にのし紙をかける外のしは、贈りものを強調する効果があります。
他にも外のしにすると、贈り主や品物を贈る目的などが相手にもすぐに伝わるという点がメリットにあります。
熨斗には何て書けばいい?
ここでは、法人ギフトで利用する場合の熨斗の書き方について解説します。
粗品・景品の場合
展示会やその他、お客様に粗品を配るときに使用する場合は、表書きに「粗品」「記念品」「景品」と書きます。
水引の下(のし下)には、会社名を書くと良いでしょう。
水引は蝶結びで問題ありません。
仰々しいほどの品物ではないという場合には、水引が書かれていないものや赤い線のものでも問題ないでしょう。
お中元・お歳暮の場合
お歳暮やお中元など、季節のご挨拶として取引先やお世話になっている企業に贈る場合には、「御歳暮」「御中元」と書きます。
贈る時期によっては、「暑中御見舞」や「御年賀」とした方がよい場合もあるので贈る時期には注意しましょう。
取引先に贈るお中元については、以下の記事を参考にしてみてください。
記念品・創立記念の場合
創立記念などで取引先や従業員、お客様に配るときは、「創立○周年記念」や「記念品」と書きます。
のし下は同様に会社名を書きましょう。
水引に関しては、紅白蝶結びで問題ありません。
社内イベントに使用する場合
会社のイベントや運動会、永年勤続賞などで使用する場合は、「優勝」「祝勤続○年」「永年勤続賞」など、その賞の名前を書きましょう。
水引は同じく紅白蝶結びで問題ありません。
のし下には会社名や代表取締役の名前を書くのがふさわしいでしょう。
福利厚生で贈るギフトをお探しなら、以下の記事で紹介しています。
法人ギフトの場合は内のし?外のし?
「○○のギフトだから絶対に内のし」といったように、熨斗の掛け方には決まりがあるわけではありません。
内のしや外のしの掛け方は、例えば相手先まで贈りものを持参して手渡しする場合は外のし、宅急便などで郵送するときには、配送途中でのしが破れたり汚れたりするのを防ぐために、内のしを選択する人も多いようです。
また、内のしか外のしかは、贈りものの用途によっても使い分けられる場合があります。
外のしは表書きが見えるので、受け取り手が贈りものの目的をすぐに理解でき、内のしは包装紙を開けるまでは表書きが見えません。
したがって、パッとみてひと目で贈りものの用途を伝えたい場合は外のし、内祝いなど控えめな贈りものにしたい場合は内のしが一般的に利用されます。
したがって、景品や粗品で使う場合も、優勝、準優勝、永年勤続賞など社内イベントで使う場合も、“外のし”を選択すると良いでしょう。
お中元やお歳暮も一般的には外のしですが、郵送で贈る場合には内のしでも問題ないでしょう。
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正しく理解して熨斗を利用しよう
贈りものを贈る機会がない限り、熨斗について初めてのことばかりでしょう。
会社からの贈りものはもちろんのこと、個人で贈る出産、結婚祝いやそのお返しである内祝いなど、熨斗を使用するシーンはたくさんあります。
熨斗の種類や掛け方など、あまり馴染みのない熨斗だからこそ、正しく理解して適切に使用しましょう。
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