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初節句や七五三の内祝いはお赤飯で!でもどこで用意できる?

内祝い

おめでたいことがあったときにお赤飯を炊くのは、日本らしい風習の一つです。
子どもの初節句や七五三の内祝いなどの席にも、お赤飯を用意する家庭は多いのではないでしょうか。
そこで、お赤飯はどんなときに向いているのか、内祝いとして渡して失礼にならないのか、また渡す場合のタイミングや注意点などについて解説していきます。

出産内祝い

おめでたい席でお赤飯を食べるのはなぜ?

お赤飯を炊くという風習自体は古く、赤米は縄文時代にはすでにあったとされています。
しかし、まだその頃は現代のようにお祝いのときに食べるためのものではありませんでした。
現代よりもっと貴重なものであり、神様にささげる米として珍重されていたと言われています。
赤という色には邪気を払う力があると信じられており、蒸すことで赤い色になる赤米は神様へのささげものとして適していたのでしょう。

赤には古来魔除けの意味があるとされ、災いを避けるという願いを込めて次第にお祝いの席でも食べられるようになったと言われています。
お赤飯に赤米ではなく現代のように小豆やささげなどを使って色をつけるようになったのは、江戸時代中期に入ってからと見られています。
赤米は現代でも手に入れることはできますし食べている人もいますが、通常の白米に比べると生産量は少ないものです。
現代では主にもち米を使い、小豆やささげで淡く色付けしてあるものをお赤飯と呼んでいます。

お赤飯には南天の葉を乗せることがありますが、これは縁起を担いでいるのが理由です。
そもそも南天の木は「難を転じる」という語呂合わせから縁起が良い木とされており、家の鬼門に植える人も少なくはありません。
特に家の北側に植えると良いとされていることから、古い建物には北方向に南天を植えているのを目にすることもあるでしょう。
お赤飯に乗せる南天の葉にも同じ意味合いが込められています。
引き出物や内祝いとしてお赤飯が出されると、掛け紙に南天が印刷されていることがあります。
これは本物の南天の葉に見立てているものです。

このように、お赤飯は単にお祝いとして食べるということだけでなく、同時に災いを遠ざけたいという意味も込められています。
子どもの成長はおめでたいことである一方、災いなく健康に育って欲しいと願う親は多いでしょう。
そのため、出産やお食い初め、初節句や入園、七五三や入学などさまざまなお祝いで食べられているのです。

内祝いでお赤飯を配るのは一般的なこと

子どもの初節句や七五三の祝い方は地域や家庭によってさまざまです。
記念写真を撮影することは一般的になっていますし、お宮参りのように神社に参拝して子どもの健やかな成長を願う家庭も多いでしょう。
レストランなどを利用して家族だけでお祝いをすることも多いですが、祖父母を中心とした親族や友人など、普段から子どもを見守ってくれている人やお世話になっている近しい人を招いて祝うこともあります。
そのような席に出席してくれた人へは、帰りに「内祝い」として何かしらのお土産を持たせるのが一般的です。
菓子類なども人気ですが、帰宅してから食べてもらえるお赤飯も内祝いの品としてよく使われています。

おめでたいことがあると、周囲から何らかのお祝いをもらうことは多いものです。
付き合いの深さや相手によってさまざまですが、お金で渡されることもあれば品物で受け取ることもあるでしょう。
初節句や七五三の場合、お祝いをくれるのは祖父母に当たる人や親族などが一般的です。
実は、初節句や七五三、入学祝いなど子どもの成長に対するお祝いのお返しは不要と考えられている傾向があります。
しかし、改まったお返しではなくても何らかのお礼をしたいときに、お赤飯は手頃で一般的なものです。
記念写真を添えて渡せばさらに喜ばれるのではないでしょうか。
初節句や七五三のお祝いの席に招待できなかった人に配る品としてもお赤飯は適しています。
お赤飯はおめでたいときの食べ物であると同時に、家庭では炊く機会も少なくなっていることもあり、喜ばれる内祝いの一つです。

お赤飯は本来の内祝いとして配るのも手頃

そもそも内祝いとは、本来は家庭内に何かおめでたいことがあったときに「幸せなできごとをおすそ分けする」という意味で配るものです。
普段からお世話になっている人や親交の深い人に「こんなおめでたいことがありました」という報告とともに感謝の心を込めて贈るという意味合いを含んでいます。
現代では、お祝いをいただいた相手への返礼として渡す品のことも「内祝い」と言い、一般的な習慣です。
「内祝い」の意味が変化してきているのは他にも理由があります。
現代では、何ももらっていない人にお礼をするのはおかしいという風潮も見受けられるのもその要因でしょう。

また、本来の内祝いの意味を知らない人も増えたことで、もらう側も「何もあげていないのになぜ?」と疑問を持つ人もいるかもしれません。
そこで、実際にお礼をもらった相手への返礼として配るのが一般的になってきています。
しかし、お祝いの形とは地域や家庭によってさまざまです。
特に子どもに関するお祝いは、出産したときから本来の内祝いの意味で配る傾向が見受けられます。
お祝いをもらったお礼としてではなく子どもの成長をともに喜んで欲しい人に何か配りたいときにも、お赤飯なら価格も手頃で気兼ねなく受け取りやすい品の一つなのです。

商品券やギフトカードでお礼するときにも渡しやすい

お祝いをもらった相手にお礼をするのは一般的なことであり、その際には「内祝い」として贈るのもマナーとされています。
時代の移り変わりにともなって家族の多様化や趣味嗜好の変化などもあり、内祝いとして選ばれる品もバラエティに富んだものが増えています。
普段使えるような日用品や家庭で味わえるような菓子類なども内祝いとして一般的な品ですが、商品券やギフト券を選ぶ人も少なくはありません。
商品券やギフト券はもらった人が自分の好きな物を自由に購入できるということで、実は人気の内祝いの一つでもあります。

商品券やギフト券のデメリットは金額が明確にわかってしまうことです。
お祝いの返礼をするときには「半返し」と言い、もらった金額の半額が相場とされています。
ただし、お祝いの返礼はきっちり半分でなくても良いという風潮もあるため、半額から3分の1程度を予算として考えるのが一般的です。
内祝いは、もらった額に対して相場であれば失礼にはなりません。
しかし、あからさまに金額がわかる商品券やギフト券を渡されるのは失礼だと感じる人もいるので注意が必要です。

商品券やギフト券を内祝いに選ぶ場合には他にもデメリットがあります。
それは、包みが小さなものにまとまってしまうことです。
ほとんどのデパートやショップでは贈答用の箱に入れてくれますが、非常にコンパクトで相手に渡すときには気まずい思いをすることもあるでしょう。
そんなときにもお赤飯を添えることで適度な大きさを持たせることができます。
内祝いの金額をぼかす効果もあるうえに、お赤飯なら内祝いの予算を大きく上回ることもありません。

内祝いのお赤飯はどこで用意すればいい?

内祝いに渡すお赤飯は、自分で炊いてもかまいません。
お赤飯はお祝いなどの特別な日に食べるものですが、本来は家庭で炊くものでもあります。
渡す相手が少ない場合や普段から腕に自信がある人なら、自分で炊くのもいいでしょう。
お祝いの席で食べてもらうなら重箱に入れてテーブルに出すという方法もあります。
内祝いとして配る場合は入れるものだけ注意すれば失礼にはなりません。
お赤飯用の入れ物やのし紙は市販されているものを購入しておきましょう。

自分ではお赤飯を炊けない人や、配る量が多い場合には和菓子店などに相談すればたいがいは受けてくれます。
普段から店頭にお赤飯を置いている店も多く、発注すれば必要な量だけ炊いてくれるのが一般的です。
店舗にもよりますが、1人用から5~6人用までさまざまなサイズの箱が用意されていますから、どんなサイズをいくつ用意したらいいか相談してみましょう。
世帯ごとの人数分をきっちりそろえる必要はありませんが、配る相手に合わせて発注すると失敗を防げます。

お赤飯を和菓子店などで購入するときには、のし紙も掛けてくれるのが一般的です。
発注する際には何の内祝いかあらかじめ伝えておけば、ほとんどの場合は用意してくれます。
のし紙の表書きは「内祝い」だけでもいいですが、初節句や七五三では子どもの名前を入れるのが一般的です。
表書きまでお願いできるときには、子どもの名前を忘れずに伝えておきます。
節句や七五三などは多くの地域で時期が同じであり、他の家庭でも祝うことは多いものです。
和菓子店にとっても繁忙期であり発注が重なりやすいため、早めに手配しておきましょう。

内祝いで渡すときにはできるだけ早めに!

内祝いで食べ物を渡すときには、できれば日持ちのするものを選ぶことが重要です。
相手によってはすぐには食べないこともあります。
タイミングを外してしまうと賞味期限や消費期限が過ぎていたということもあるでしょう。
せっかく渡したものが相手に食べてもらうことができず、捨ててしまうことになるのは避けたいものです。
このような理由から、内祝いの品はできるだけ日持ちする品を選ぶことが通常は良いとされています。
その点、お赤飯は日持ちがしにくいことがデメリットかもしれません。

お赤飯が日持ちする日数は、常温の場合で2日程度と言われています。
ただし、これはあくまで目安です。
暑い時期や蒸れる時期でも常温で置いては早めに傷んでしまうこともあるでしょう。
気温に合わせて冷蔵庫で保管するなどの配慮も必要です。
お赤飯はもち米を使っているため、そのまま置いておけば時間の経過とともに固くなりやすい特徴を持っています。
電子レンジなどで温めれば再び柔らかくはなりますが、消費期限を考慮してできるだけ早めに渡すのがポイントです。

自分で炊く場合は、必ず渡す当日に炊くようにしましょう。
和菓子店に発注する場合には内祝いとして配る当日に受け取れるように発注しておくと失敗を防げます。
冷めてしまえば固くなるのは仕方ありませんが、必ずその日のうちに配るようにしましょう。
もらう相手もすぐに食べないときは適切に冷凍保存などをする人も多いですが、渡すときは念のため「早めに召し上がってください」と一言添えるようにすると親切です。

お赤飯以外に初節句や七五三に適した内祝いとは?

お赤飯は、お祝いの席に招いた人へのお土産として持たせる場合や、本来の内祝いの意味で配るときに適しています。
しかし、お祝いをもらった相手へのお礼やお返しとして贈るなら、他にも喜ばれるものはいろいろあります。
内祝いの品として多いのは、焼き菓子や和菓子を中心としたスイーツです。
そもそも菓子類はお祝いの席に出されることも多く、日本で言えば紅白まんじゅうなどがお祝いの菓子としてよく知られています。
菓子類の場合は有名店のスイーツや、老舗の和菓子などを用意すると喜ばれるでしょう。
数日で傷んでしまうものではなく、日持ちのする焼き菓子などが向いています。
都合がわかりにくく、渡すタイミングが難しい相手に贈る場合や、宅配や郵送などを利用して送りたい場合には特に日持ちのするお菓子を選ぶといいかもしれません。

内祝いで多い品の一つに名入りの商品があります。
結婚式の引き出物にも多いものですが、初節句や七五三の場合は子どもの名前を入れたグッズも出ています。
祖父母や両親、伯父伯母のような立場の人であれば、子どもの名前が入った品も喜ばれるかもしれません。
しかし、名入りの品は中には喜ばない人もおり、受け取る相手を選びやすいものです。
その点、お菓子のような食べてなくなってしまう品であれば、子供の名前を入れたオリジナルのものが苦手な人にも「もらっても困る」と思われずに済みます。

初節句や七五三のような子どものお祝いをもらうのは友人や同僚などよりも祖父母や両親といった近い親族が一般的です。
お金でもらう場合も金額が張ることが多く、品物でもらう場合も高価なものが多いでしょう。
しかし、目上の人への内祝いにあまり高価なものを選ぶのは失礼になるという見方もあります。
祖父母や両親などの場合は子どもの記念写真や成長がわかるようなものを贈ると喜ばれます。
住まいが近くであれば記念撮影に招待し、一緒に写真に収まってもらうのもいいかもしれません。

初節句や七五三はお赤飯を用意して祝おう

お赤飯には災いを避けるという意味もあり、古くからお祝いの席で食べられている日本らしい食べ物です。
地域や家庭によって内祝いの意味やあり方はさまざまですが、お赤飯は現代でもお祝いの席にはなくてはならない食べ物と言えるでしょう。
内祝いとして配るときにも手頃です。
初節句や七五三などはもちろん、お祝いにはお赤飯を用意しましょう。

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