出産内祝いが遅れた場合はどうすればいい？贈る時期を逃した場合の対処法

出産内祝いを渡す時期は？

出産内祝いの場合、出産後1ヶ月～遅くとも2ヶ月以内が一般的な渡すタイミングです。 出産してから1ヶ月後は母子ともに体調が安定し、お宮参りなど外出が可能になる時期なので、お返しにもっとも適しているといわれています。 あまりにもお返しのタイミングが遅くなると、母子に何かあったのではと相手に心配させる恐れがあります。 遅くなってしまうと分かっているのなら、事前にお詫びの連絡をしておきましょう。 出産内祝いは、結婚や新築祝いのお返しとは違い、慣れない新生児との生活をしながらの準備になります。 思うようにいかないことがあるでしょう。 やることがたくさんある中での出産内祝いの準備は大変です。 そういった状況を見越して、出産前にある程度アイテムを決めておくという人もいます。 体調が万全でないママもいるでしょう。 それぞれの家庭ごとにさまざまな状況や事情があるため、忙しかったり体調が悪かったりするのにも関わらず急いで贈ろうとせず、無理のない範囲で準備しましょう。

新型コロナで贈るのが遅れてしまったら？

2020年に流行し始めた新型コロナウイルス。
2021年を迎えた今でも収束する目処が立っていません。
緊急事態宣言が発令されたり、一週間後の未来もわからない状況です。
会う約束をしていても、親しい人にも会えない日々が続いています。
毎日の世界の状況が変わる中、「今贈ってもいいのかな」「また会うときに渡そうかな」「いつ贈ろう」と考えていると、出産内祝いを贈るタイミングを逃してしまうこともあるでしょう。

コロナ禍で出産内祝いを渡すのが遅れてしまった場合は、まずは事前に相手に連絡を入れておきましょう。
また、中には緊急事態宣言中は内祝いを贈らないほうが良いと考えている人もいるかもしれません。
コロナ禍でも内祝いを贈ることは失礼にあたることはありません。
しかし、連絡もせずに自宅に訪問したり、会う約束をするなど、無神経な態度を取ると、相手を不快にさせるので注意しましょう。
こんなときだからこそ、内祝いを郵送するなど、細心の気遣いをして内祝いを贈りましょう。

出産内祝いを郵送で贈る場合は、贈ることを相手の人に事前に伝えておきましょう。
伝える手段はメールでも構いませんが、出来たら電話で伝える方が好ましいです。
新型コロナウイルスの感染を警戒し、宅配便を嫌う人もいるかもしれません。
運送会社によっては、非対面受取対応で配達する「置き配」を実施している会社もあるので、そういった方法もあるということを相手に伝えると、親切である上に相手の人も安心して受け取ってもらえそうですね。

出産内祝いが遅れた時ののしはどうすればいい？

出産内祝いには、通常「出産内祝」もしくは「内祝」の熨斗（のし）を掛けます。 準備が遅くなり、お祝いをもらってから数ヶ月経ってしまったとしても、通常の出産内祝いの熨斗と同様の熨斗で問題ありません。 紅白蝶結びが印刷されたのし紙に「出産内祝」もしくは「内祝」と書き、下部には子供の名前を書き記します。 新型コロナの影響で内祝いを郵送で贈る場合は、配送中にのしが破れたり汚れたりするのを防ぐために、内のしで贈ることをおすすめします。 内のしは、包装紙の内側に熨斗を掛けるため、相手に控えめな印象を与えます。 一般的に内祝いには内のしが推奨されますが、熨斗の掛け方には地域性もあるため、周りの人に相談してから用意するようにしましょう。

渡すのが遅れた時にはメッセージカードを添えよう

出産内祝いを渡すのが遅くなってしまった場合は、メッセージカードを添えて贈ると気持ちも伝わるでしょう。
また、郵送する場合は直接会って感謝の気持ちを伝えられないので、メッセージカードで気持ちを伝えるとお祝いをくれた相手にも喜んでもらえそうですね。

メッセージカードには、遅くなってしまったお詫びの一文を忘れないように書きましょう。
事前に連絡を入れているとはいえ、内祝いの品物に添えるメッセージカードにお詫びのひとことが入っているのといないのとでは、受け取ったときの気持ちが違います。

インターネット通販サイトのソムリエアットギフトでは、注文者を対象にオリジナルのメッセージカードを作成できるサービスを利用することが出来ます。
赤ちゃんの写真を入れてオリジナルメッセージカードを作成出来るので、なかなか会えない人へ赤ちゃんの近況を伝えることも出来ますよ。
関係性にもよりますが、年配の人へ内祝いを郵送で贈る場合は、手書きの手紙で先に内祝いを郵送する旨を伝えておくのも良いかもしれませんね。

出産内祝いに添えるメッセージカードの書き方は？

本来贈るべき時期を逃してしまい、遅れて出産内祝いを贈る場合に添えるメッセージカードには、まずお祝いを頂いたことへの感謝の気持ちを書きましょう。 例文としては、「この度は○○（子供のお名前）の誕生に際し、お気遣いをいただき本当にありがとうございました。」や「この度はお祝いをいただき誠にありがとうございました。」といった書き方で良いでしょう。 次に、母子ともに健康であることや、体調の報告をしましょう。 ここで大切なことは、簡潔に書くということです。 長々と書いてしまうと、読むのも疲れてしまいます。 ひとことで終わるような文面を心がけましょう。 次に、親しい間柄の友人や親戚の人へ贈る場合は近況報告などを書くと良いでしょう。 最後に、内祝いを贈ること、遅くなってしまったことへのお詫びの一文を添えます。 「ささやかではございますが内祝の品をお送りさせていただきます。 本来ならば、すぐにでもお礼を申し上げるべきところ、不本意ながら遅くなってしまったことを心よりお詫びいたします。 今後とも、親子共々どうぞ宜しくお願い申し上げます。」 という書き方でお詫びを伝えると良いでしょう。

遅れてしまったときの出産内祝いギフトの選ぶポイント

出産内祝いを贈るのが遅くなってしまった場合、特に品物を変えなければいけないという事はありません。 しかし、内祝いを贈るのが3ヶ月や半年以上あいてしまう場合、季節に合わせた品物を選んでいると季節外れの贈りものになってしまうので、季節に合った贈りものに変更するのが良いでしょう。 具体的に挙げると、例えば冬に贈るはずだったお鍋のギフトセットを夏に贈るのは、明らかに季節外れの贈りものです。 季節に左右されないカタログギフト、タオルや洗剤、調味料セットなどは、そのままで贈っても問題ないでしょう。 その時期に合った季節感のあるギフトを選ぶことが、センスある出産内祝いギフトを贈るポイントです。

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無理をせず落ち着いて感謝の気持ちを伝えましょう

「内祝いを贈らなければ」と思ってはいても、赤ちゃんのお世話や新型コロナウイルスの影響でおうち時間が続き、気がつけば贈る時期を過ぎてしまっているということもあるでしょう。 そんな時に慌てて内祝いを準備して贈ると、相手に失礼なことをしてしまう場合や品物に掛ける熨斗を間違えてしまうということもあるかもしれません。 それは本意ではありませんよね。 出産内祝いを贈るのが遅くなってしまっても、落ち着いて今するべきことを整理しましょう。 今は世界中がコロナ禍です。 お祝いをくれた相手も「遅いなぁ」とは思わず、そういった状況は考慮してくれるでしょう。 新型コロナの感染予防で世の中が大変な時にも関わらず出産のお祝いをしてくれた人に、誠心誠意の感謝の気持ちを贈りましょう。