コロナ禍を経て話題となった「帰省暮」。帰省できない代わりに食べ物やスイーツを贈ることを指します。実家を離れて一人暮らしをしている人や、祖父母の家に帰省できない代わりに孫からギフトを贈る人も多いようです。帰省暮はなぜ注目を集めているのでしょうか。この記事では、帰省暮を贈る時のマナーと注意点、帰省暮に喜ばれるアイテムの選び方、おすすめのギフトを紹介します。帰省できない代わりに贈る帰省暮ギフト。離れているからこそ大切な家族の笑顔を思い浮かべてしっかり準備をしてギフトを贈りましょう。
最終更新日:2024年10月9日
帰省暮とは?
「帰省の代わりに」ということで、遠方に住む家族や親戚、友人へ会えない代わりにギフトを贈る人が増えています。「会えない代わりのご挨拶」ということで、1年の感謝の気持ちや来年もよろしくという気持ちを込めて贈るようです。帰省の代わりに贈るお歳暮ということで作られた造語「帰省暮」。
2020年の冬の新たなトレンドとして注目を集めています。
帰省暮に熨斗は必要?
帰省プラスお歳暮を掛けた造語「帰省暮」ですが、お歳暮とは一般的に1年間お世話になった人に贈るギフトです。
お歳暮には、「御歳暮」と書いたのし紙を掛けるのが一般的です。
のし下には、贈り主である自分自身の名前を書きます。
帰省暮とは、コロナ禍で生まれた新たなトレンドですので、決まったルールはありません。
したがって、熨斗を掛ける必要はありません。
また、まだまだ広く知られていない帰省暮という言葉を熨斗の表書きに書くのはナンセンスです。
帰省時の手土産とも掛けているので、カジュアルにラッピングしたものでも問題ないでしょう。
義理の実家や年配の親戚に贈るなど、どうしてものし紙を掛けてギフトとしての体裁を贈りたいと考えている人は、熨斗の表書きを「ご挨拶」や「感謝」とし、紅白蝶結びの水引ののし紙を使用しましょう。
帰省できない代わりに贈るので、郵送で贈ることになるでしょう。
その場合は、のし紙が破れないように包装紙の内側に掛ける「内のし」で用意しましょう。
帰省暮を贈る前にするべきこととは?
帰省暮を贈ろうと考えている人は、事前に帰省しないことを相手に伝えておきましょう。
その上で、ギフトを贈ることを伝えましょう。
また、ナマモノを贈るときには確実に受け取ってもらうためにも、贈る日にちを相談しておくと親切でしょう。
何を贈ろうか迷っている人は、その時相手の要望を聞いてもいいかもしれませんね。
帰省暮を贈る時期は?
お歳暮やお年賀には、贈る時期が決まっており、その時期をすぎると熨斗の表書きを変更しなければいけない場合がありますが、帰省暮を贈る時期に決まりはありません。
帰省暮とは、帰省する代わりに贈るギフトなので、しいて言えば帰省をする予定だった時期までに贈るよう心がけると良いでしょう。
帰省暮の相場は?
コロナ禍で贈る帰省暮。
帰省暮ギフトに決まった相場はありません。
しかし、だからといって高価なものを贈ると、受け取った相手も気を遣ってしまうでしょう。
また、自分自身の負担にもなりかねません。
お歳暮は、基本的には毎年贈り続けるものですが、帰省暮は帰省できない代わりに贈るギフトなので、自分自身にも負担にならず、相手に気持ちよく受け取ってもらえる金額のアイテムを選びましょう。
決まった予算はありませんが、帰省時する予定だった時に遣うはずだった金額分のアイテムと選ぶと負担にならずに贈ることができそうですね。
帰省暮ギフトを選ぶ時のポイントは?
あるアンケートによると、帰省暮を贈る相手のほとんどが「離れて暮らす自分の両親」か「離れて暮らす義理の両親」という答えでした。
帰省暮を選ぶ時のポイントは、「自宅で過ごす時間が贅沢になるギフト」です。
贈った後に感想が言えるような、普段食べることがないような贅沢グルメや話題のスイーツギフト、お正月のおめでたい席にふさわしいごちそうも喜ばれそうですね。
コロナ禍の中、なかなか食べに行くことができない料亭の味やご当地グルメなどももらって嬉しいギフトでしょう。
自炊が増えるおうち時間で、簡単に調理できるグルメギフトは、自分にも買いたくなるアイテムですね。
帰省できない代わりに贈るおすすめのご挨拶ギフト7選
帰省できない代わりに贈りたい、おしゃれでとっておきのグルメギフトを紹介します。
ここでは、5000円~10000円前後の予算で購入できるギフトを集めました。
食べてみたい、贈りたいと思ったアイテムがあったら是非チェックしてみてくださいね。
お茶漬けで楽しむ料亭の味
忙しい朝に、夜食に、日本人の味に馴染み深いお茶漬け。
ご飯にお茶をかけるだけのシンプルな食べ物だからこそ、気軽に楽しめるのがお茶漬けのいいところですよね。
そんな庶民の味・お茶漬けを、料亭の味で楽しめるお茶漬けギフトは帰省暮ギフトにぴったりです。
お茶漬けとお吸い物、両方を自宅で楽しめる辻が花のセットや、ダイナミックな具材が特徴の石巻金華のお茶漬けセット、出汁までセットで料亭の味を楽しめる新橋玉木屋のお茶漬けセットもおすすめです。
両親や義両親の好みにあわせて贈ってみましょう。
お正月に楽しみたいローストビーフ
帰省暮の定番商品と言われている、ローストビーフ。
特別な日に食べたいグルメとしても人気なので、お正月のおめでたい席で楽しんでもらいたいという人も多いのでしょう。
帰省暮におすすめしたいのが、ローストビーフ専門店が贈る極みの味。
鎌倉山の極上ローストビーフです。
A5ランク以上の上質な肉を厳選し、素材を活かす技法と旨味を引き出すシンプルな味付けで、極上の肉の味を楽しむことができるローストビーフです。
西洋わさびでぴりっと刺激的に、お正月を迎えてもらいましょう。
おなじみの牛丼をおうちで楽しめるセット
お店でしか味わえない吉野家の牛丼を、自宅で楽しめるセットです。牛丼だけではなく、お弁当のおかずにもなるのが嬉しいポイント。牛丼の他にも、豚丼のぐや焼き鳥も楽しめます。
本場の味を自宅で楽しめる鍋ギフト
冬のあったかギフトの定番のお鍋のセットです。
お鍋のギフトはナマモノになるので、一般的にはあまり内祝いとして贈る人は少ないのですが、冬の季節にはもらって嬉しいギフトです。
その上、今の時期に思うように旅行に行けなかったコロナ禍でのご当地グルメのギフトは喜ばれること間違いなしです。
今年は外出を控えようという人もまだまだ多いでしょう。
家族で旅行気分を味わえるご当地お鍋セットは、今最も喜ばれるギフトです。
会えない今だからこそギフトでつながろう
帰省暮という言葉ができたのは、大切な人を想う気持ちからでしょう。会いたいけれど会えない気持ちを伝えるために、帰省する代わりに贈るギフトが今多く選ばれています。せっかく贈るなら、相手にとっているものを贈りたいですよね。人と人との心をつなぐギフト。大切な人の笑顔を想像しながら、帰省暮ギフトを選んで贈ってみましょう。