年末になり、仕事の締めに大掃除にとなにかとバタバタするこの時期。みなさんは、新年を迎える準備はできていますか?日本では、年賀状とあわせて友人や親戚、お世話になった恩師などにお年賀という名目で品物を贈る習慣があります。お年賀は、1年で最初の贈りもの。1年の良いスタートが切れるように、しっかりマナーをおさえてセンスのある新年の挨拶をしたいですね。今回は、あまり聞き慣れないお年賀という習慣や渡し方にマナー、お年賀におすすめの贈りものを紹介します。
最終更新日:2024年11月11日
お正月のご挨拶、何を持っていけばいい?
新年のご挨拶。年末から帰省して何泊かする人もいるでしょう。年末から帰省する人も、お正月に訪問する人も、手ぶらで訪問するのはナンセンス。一人暮らしの人が実家に帰省する場合は、確かに手ぶらでも問題ないかもしれません。しかし結婚をしてそれぞれの実家に挨拶に行く場合は、「親しき仲にも礼儀あり」です。お世話になりました、今年もよろしくおねがいしますの言葉とともに、義理実家へ帰省の手土産を持参するほうがよさそうです。手土産ですが、親戚の人たちが集まる場合はみんなで食べることが出来るスイーツがおすすめです。それぞれの両親への手土産の場合は、寒い季節ですしタオルやグルメ・調味料といった、日常の生活を豊かにする贈りものを持参すると、お母さんには喜ばれそう。しかし、年末年始のご挨拶には、みんなでゆっくり過ごす時間のお供になるようなスイーツが無難な選択でしょう。
年末年始のご挨拶で気をつけておきたいことは?
自分の実家に挨拶に行く場合、多少のしくじりも笑い話にできますが、義実家にご挨拶に行くときには、マナー違反は今後の人間関係にも影響しかねません。時には取り返しのつかない出来事になる可能性もあります。なので最低限のマナーはしっかりおさえて訪問しましょう。
相手の好みや状況に合った手土産を選ぶ
これは本当に最低限のマナーです。義理の両親が嫌いなものや苦手なものは、事前に夫に確認しておきましょう。また、親戚が大勢集まることがわかっているのに、明らかに足りないスイーツを持参するのもなかなかのKY行動です。それぞれの自宅の冷蔵庫、冷凍庫のスペース事情もあるでしょう。賞味期限が短いものや、冷蔵、冷凍しておかなければいけないものを相談なしに持参するのも好ましくありません。冷蔵、冷凍が必要な品物を持参したい場合は、事前に連絡をしておくと良いでしょう。
また、いくらくらいが一般的な相場なのか、予算を確認して購入するようにしましょう。
手土産を渡す時の作法をおさえておく
少し堅苦しいかもしれませんが、手土産を渡すときは、正しい渡し方というものがあります。
1.風呂敷や紙袋に入れて持っていく、2.渡す時には時計回りに相手に正面を向けるようにして渡す、3.風呂敷や紙袋は持ち帰る、の3点です。
厳密に言えば、どこで挨拶を言うかとか、品物の正面を向けるときには90度ずつ回すとか、「これが良い」とされるマナーはありますが、義理の両親の前で手土産をくるくる回してるのも滑稽な光景ですし、手が滑って落としかねません。
なんなら「早くちょうだい」と言われてハイ終了です。
自分の両親や義理の両親の世代だと、そこまで堅苦しい作法を気にする人もあまりないでしょう。
それでも、最低限のマナーを守り礼儀の良い挨拶をすることは、受け取る側は気持ちがいいものです。恥ずかしくない作法で、新年のスタートができるといいですね。
失敗しない年末年始の手土産スイーツ
それでは早速、年末年始の帰省に持参したい手土産を紹介します。インターネットのギフトショップによっては、おすすめのスイーツをランキングで紹介してくれているところもあるので是非参考にしてみてくださいね。集まる人数、その人達の年代、子供は何人いるかなどを考えながら、みんなに喜んでもらえる贈りものを選びましょう。
親戚の集まりには定番の【和菓子】
両親や親戚同士の集まりは、年配の方が多いでしょう。年配の方が大勢いる場所への手土産は、やはり和菓子が定番です。お茶請けに最適なカステラやまんじゅうなども良いですね。人数分に切り分けて頂くスイーツも好まれるでしょう。それだと切り分けてもらう手間が…という方には、好きなものをつまんで食べられる米菓子、いわゆるおかきやせんべいのギフトがおすすめです。おかきのギフトは、外装なども地味になりがちですが、最近では手土産に最適なカラフルなボックスやおしゃれなおかきのギフトもあります。おしゃれな洋菓子でも入ってそうな装いの日本の伝統のおかきたち。中身を食べてもらうとはいえ、カラフルな箱や外装に凝っているのはセンスも良い印象を受け、気分も上がります。
おかきのギフトは、色んな種類が入っているので飽きさせないのもおすすめの理由です。
喜ばれる手土産No.1のお取り寄せ【銘店スイーツ】
「ご当地スイーツ」「お取り寄せスイーツ」、なんて素敵な響きでしょう。そこに行かないと食べられないようなスイーツは、絶対に外さない手土産です。また、「これテレビでやってたやつやん」というような有名店の人気スイーツも同様です。毎年挨拶に行く時に同じ手土産を持っていくわけにもいきませんよね。そういうときこそ、その年に流行った話題のスイーツを持参すると良いでしょう。
特におすすめのスイーツは、東京銀座に本店をかまえるフランス菓子「ブールミッシュ」のトリュフケーキ、名門ホテルのおもてなしを感じるホテルオークラのケーキ、シーキューブの看板商品「焼きティラミス」を含むハッピーアソートに、芦屋の洋菓子ブランド、1日6万個以上売れるというアンリ・シャルパンティエのフィナンシェと、マドレーヌのセット。和菓子からは辻利兵衛本店の抹茶のスイーツたちです。両親への手土産は、シンプルで上品な和菓子が好まれるでしょう。大人数でワイワイ食べるのは、シーキューブのハッピーアソートのような色んな種類が入っているお菓子のギフトがおすすめです。
おせちや雑煮の息抜きに【焼き菓子】
焼き菓子スイーツは、日持ちもする上に常温で保存してもらえるので、手土産として持っていきやすいですね。また、おせちやお雑煮、こたつにみかんにお餅つきといった、和!和!和!のお正月の中で、チョコレートやフルーツジャムのタルト、バウムクーヘンやクッキーなどのスイーツは非常に喜ばれます。特に子供がいる場合は、夢中になること間違いなしです。和菓子の味は、抹茶やあんこなど、どちらかというと大人向けのテイストなので、バター香るクッキーやバウムクーヘン、チョコレートといった甘いお菓子は子どもたちには嬉しいかもしれませんね。中でも一番人気のスイーツは、キャラメルサンドクッキーです。サクサククッキーの中からとろ~っと流れるキャラメルの矛盾した食感がたまりません。このサンドクッキーのキャラメルのほろ苦さは、子どもたちにも好まれる味です。
親戚同士の団らんタイムには【コーヒー】
お正月には、自分たちの家族以外にも兄弟家族が帰省する場合が多いでしょう。大人たちの集まりに欠かせないのが、コーヒータイムです。お正月ならではのごちそうを食べた後、おやつタイムがはじまります。大人数だとコーヒーの用意も大変かもしれません。ある程度は両親が用意してくれているかもしれませんが、ワンランク上のコーヒーギフトを持参すると、そういった時に喜ばれそうですね。
ドリップ式とさっと飲めるスティックタイプのコーヒーギフトがあります。たくさんの数を用意しないといけない場合は、スティックタイプの方が喜ばれるでしょう。ですが、「せっかくだから本格的なコーヒーを」という場合は、ちょっと面倒ですがドリップ式のコーヒーを手土産に持っていくのも良いですね。なんてったって、お正月です。それに親戚もたくさん集まっていることですし。手間がかかってもその分、いつもより“手”も多いので、みんなでワイワイ言いながらコーヒーの準備をするのも楽しいですね。
【番外編】大人気のお取り寄せギフトを贈ろう
冷凍、冷蔵品を年末年始の手土産に持っていくのは基本的に控えたほうが良いでしょう。その場合は、訪問する日にちに合わせて届くように手配するとよいでしょう。
パフェのようなアイスクリームは、なかなか食べる機会がないので、ギフトとして人気があります。
銀座 レ ロジェのアイスクリームは、それぞれのカップに果物やナッツ、生クリームがまるでパフェのようにデコレーションされていう贅沢アイスです。どれにしようか迷ってしまいそうなほどの逸品がセットになっています。フルーツの下のアイスクリームとの相性バッチリの、フルーツやナッツが贅沢に彩られた銀座のシェフ監修の芸術作品です。
失敗しない手土産で一年の始まりを迎えましょう
いよいよ年の瀬です。今年の手土産は何にしよう、と悩む頃ですね。悩むのが面倒で思わず「今年は手ぶらでもいいかなぁ」と思いがちですが、【一年の計は元旦にあり】というように、良い関係を続けていくためにも年末年始やお正月の挨拶はしっかりしたほうが良いでしょう。もちろん、手土産も忘れずに。フランクな仲でも、のしをかけて渡すほうが良い印象を与えます。訪問前には、もう一度マナーや集まる人数を確認すると安心ですね。年末という慌ただしい時期ではありますが、しっかりと準備をして、清々しい一年の始まりを迎えましょう。