人気の出産祝いのおすすめ5選!
出産祝いとして人気が高いのは、いくつあっても困らないベビー用品やおむつなどの消耗品です。
また、ママ向けの商品を贈るのも喜ばれます。
ここでは、特に人気の高い出産祝いのおすすめを5つ紹介していきます。
おすすめ1:ベビーウェア
出産祝いとして人気が高いもののひとつが、ベビーウェアです。
室内で過ごす時間の長い赤ちゃんですが、ミルクや母乳を吐きこぼしたり睡眠中にたくさん汗をかいたりと、着替える機会も多いもの。
また、買ってもサイズアウトする時期が早いため、何枚でも必要になります。
そのため、出産祝いで贈るととても喜ばれます。
デリケートな赤ちゃんの肌に触れるものですので、肌に優しい素材でできたベビーウェアを選ぶといいでしょう。
ベビーウェアといってもさまざまな種類がありますが、なかでもロンパースは人気があります。
ロンパースとは、上下がつながり、また下についているスナップで止められるようになっているデザインの服です。
洋服として着ることも肌着として着ることもでき、万が一好みではないデザインでも肌着として活用できます。
カバーオールにするのもいいでしょう。
カバーオールはロンパースと似ていますが、足首まで覆うタイプが多く、肌着としては使いません。
厚みのある素材で袖や足首の口にゴムが入っている防寒着タイプは、一着あると冬の外遊びに重宝するため、喜ばれるでしょう。
おすすめ2:おもちゃやぬいぐるみ
おもちゃやぬいぐるみも、出産祝いとして高い人気があります。
出産前はベビーウェアやおむつ、ケア用品などそろえるものが多く、おもちゃまで気が回らないことも多いもの。
お祝いとして贈られればうれしいでしょう。
おもちゃの種類によっては、赤ちゃんの時期にはまだ遊べなくても、1~2歳ごろまで長く遊べるものもあります。
赤ちゃんの時期から寄り添えるぬいぐるみをチョイスするのもいいでしょう。
音が出るおもちゃや知育玩具も人気です。
おもちゃやぬいぐるみを贈るときは、赤ちゃんが使っても問題がないように考慮されているものを選びましょう。
たとえば、とがった部分があるおもちゃは危険ですのでやめるべきです。
とがった角などがなく、肌触りがよくて赤ちゃんの肌に優しい材質でできているものにしましょう。
また、赤ちゃんは興味を持つと何でも口に入れて確かめようとしますので、万が一舐めたときでも健康に害が出ない素材で作られていることも重要です。
さらに、小さいと誤飲する恐れがあり、大きすぎると持てずに遊べません。
適度なサイズのものを選ぶことも大切です。
おすすめ3:おくるみ・タオル・バスローブ
おくるみやタオル、ベビー用のバスローブも、出産祝いで選ばれることの多いアイテムです。
おくるみとは、赤ちゃんを包む大きなサイズの布を指します。
使い方はさまざまですが、たとえば、生まれて間もなく、まだ体がしっかりしない時期の赤ちゃんをくるむと、ぐっと抱っこしやすくなります。
また、くるむことで赤ちゃんを落ち着かせる効果があり、寝かしつけに役立つことも多いです。
お出かけの際に赤ちゃんにかけて外気から守ったり、寒い時期は防寒になったりとブランケットとしても使え、授乳ケープとしても使えるなど、多様なシーンで活躍します。
タオルは、お風呂あがりに赤ちゃんの体を拭く以外にもさまざまなシーンで出番があり、いくつあっても困りません。
たとえば、ミルクやおっぱいの吐き戻しが多い赤ちゃんはお布団の上にカバーとして敷いておけば、汚れたときにすぐに交換できます。
また、おくるみの代わりに使うことも可能です。
夏のお出かけのときは、ベビーカーに敷いて背中の汗取りに使うこともできるでしょう。
ベビー用バスローブは、何かと慌ただしくなる赤ちゃんの入浴時に活躍します。
お風呂から上がった赤ちゃんに着せると湯冷め防止になりますし、着せたまま体を拭くこともできます。
おすすめ4:おむつケーキ
出産祝いには、ベビーウェアやタオルなどの実用品のほか、おむつなどの消耗品も喜ばれます。
特に、おむつは1日に何枚も使い、いくらあっても足りない状態ですので、贈られればありがたいものでしょう。
ただ、おむつをパッケージのまま贈るのは、なんとも味気ないものです。
そこで、おむつをリボンやタオル、おもちゃなどでかわいくアレンジしてラッピングした「おむつケーキ」が人気です。
見た目が愛らしく特別なプレゼント感があるだけでなく、消耗品がメインとなるものの実用的なアイテムも入っていることが大きな特徴です。
なお、おむつのサイズは赤ちゃんの体の大きさによって変える必要があります。
すでにMサイズの時期に入った赤ちゃんにSサイズのおむつケーキを贈っても、相手を困らせてしまうでしょう。
そのため、おむつケーキを贈るときは事前にサイズを確かめることが大切です。
おすすめ5:ママ向けの商品
出産のお祝いというと、贈られるのはベビーグッズが中心です。
しかし、使用するのはママであることが多く、また、出産をがんばったのは赤ちゃんもママも同じです。
そのため、ママを対象とした商品も出産のお祝い品として選ばれることが多くなっています。
出産してからしばらくは赤ちゃんのお世話がメインとなり、ママは外出どころかゆっくり過ごすだけの自分の時間もなかなか取れません。
のんびりショッピングに行くことも難しいため、ママのための商品は喜ばれる傾向が高いです。
産後のママは、ホルモンバランスの変化が原因で抜け毛が増えたり髪がパサついたりしやすいもの。
髪のコンディションを整えてくれるヘアケアセットを贈れば、喜んでもらえるでしょう。
ボディ用のクリームや美容オイルなどのボディケア製品も人気があります。
出産祝いの上手な選び方3つ!
出産祝いを贈っても、サイズが合わなかったり安全性に問題があったりすれば、受け取った相手が使えず困ってしまうでしょう。
また、出産祝いではタブーとされるいくつかの事柄があり、知っておく必要があります。
ここでは、問題なく出産祝いを選ぶための3つのポイントを紹介していきましょう。
選び方1:少し大きめのサイズを選ぶ
出産祝いでベビーウェアを贈るときは、「少し大きめのサイズを選ぶ」のが重要なポイントとなります。
なぜなら、赤ちゃんは日々すくすくと急成長していくからです。
赤ちゃんの成長速度には大きな個人差がありますが、たとえば出生時に身長が45cmだった赤ちゃんが生後3カ月で55cmになっているといったケースは珍しくありません。
そのため、月齢を聞いてぴったりのサイズのベビーウェアを買って贈っても、すぐにサイズアウトして着られなくなる可能性があります。
また、新生児期は50~60cmのサイズのウェアを使うことが多いですが、このサイズはすでにそろっていることが多いため、避けたほうが安心です。
贈る前にサイズを聞き、少し大きめを選びましょう。
また、生後1歳ごろのサイズである80cmにすればほぼ確実に着られるうえ、まだそろえていないという家庭も多いためおすすめです。
選び方2:安全性を重視する
生まれたての赤ちゃんは、自分の身を守ることもできず、とても弱い存在です。
そのため、赤ちゃんの身の回りのものは、安全性の高いものにする必要があります。
出産祝いを選ぶときも、まずは安全性を重視して選ぶことが大切です。
赤ちゃんが安全に着られるもの、遊べるものであれば、受け取った相手にもより喜んでもらえます。
たとえば、おもちゃであれば、角が丸くなっている、舐めても問題のない素材で作られている、頑丈でダイナミックに遊んだとしても壊れにくい構造になっているといったものにすると安心です。
安全で実用性も高いものならば、長く愛用できるため、喜ばれやすいでしょう。
選び方3:タブーな商品を知る
結婚祝いには「縁が切れる」を連想させる刃物は贈らない、新居のお祝いには「火事」を連想させる灰皿やライターを贈らないなど、日本ではお祝いを贈る際に避けるべきタブーが存在しています。
何がタブーなのかを把握しておき、出産祝いを選ぶ際には避けるようにしましょう。
出産祝いでタブーとされる品物には、次のようなものがあります。
ハンカチ ハンカチは漢字で表記すると「手巾」です。
これは音が「てぎれ」に通じ、「手切れ」を連想させるためタブーとされています。
刃物 上でも述べましたが、これは「縁を切る」という意味になり、タブー扱いです。
慣習からではなく、実用的な理由で贈ってはいけないとされているものもあります。
はちみつ 生後1歳未満の乳児が食べると乳児ボツリヌス症にかかる恐れがあるため、贈ってはいけません。
なお、1歳を過ぎていれば問題はないでしょう。
香りの強いもの 赤ちゃんが嫌がる可能性があるため避けましょう。
なお、出産前に出産祝いを贈るのもマナー違反とされています。
これは、出産は命がけの行為であると考えられているためです。
出産後、母子ともに健康であることを確認してから贈りましょう。
出産祝いのマナー3選!
出産祝いを贈る際には、守るべきマナーがあります。
ここでは、金額、タイミング、のしの3つのマナーについて紹介していきます。
マナー1:金額相場
出産祝いを贈るときに多くの人が頭を悩ませるのが、「いくらくらいのものにするか」ということです。
出産祝いの金額にはある程度の相場がありますので、マナーとして知っておきましょう。
なお、結婚式のお祝いで2万円を包むのがマナー違反になることはよく知られていますが、出産祝いの場合はこの限りではありません。
「1万円では少ないけれど3万は多すぎる」というときなどは、2万円を包んでも問題はないでしょう。
また、友人など複数人がお金を出し合って出産祝いを贈るときは、相場の金額に人数をかけたものが予算になります。
それでは、相手への関係別に相場を見ていきましょう。
親から子へ贈るとき 3万~5万円が相場です。
ただし、親から子に贈るお祝いの相場はあってないようなもので、これまでの親子関係によって大きく変わります。
たとえば、疎遠になっているのであればゼロということもありますし、初孫に喜んだ親が10万円以上渡すというケースもあるでしょう。
兄弟姉妹へ贈るとき 1万~3万円が相場です。
とはいえ、まだ学生で収入がないときなどは無理のない金額にすればいいでしょう。
甥や姪、いとこへ贈るとき これまでの関係性によって5000~2万円が相場となります。
特に交流がなければ渡さなくていい場合もあるでしょう。
友人へ贈るとき 5000~1万円が相場です。
日ごろから親しくお世話になっている友人であればもっと出してもいいでしょう。
仕事関係者へ贈るとき 親しい同僚であれば3000~5000円、ふだんからお世話になっている上司であれば5000~1万円が相場です。
なお、親しい間柄だからといって相場を大きく外れた高額な出産祝いを贈ると、相手を困らせてしまう可能性がありますので注意しましょう。
マナー2:贈るタイミング
出産祝いは、贈るタイミングにも注意しましょう。
すでに述べたように、出産前に贈るのは身内などを除いてタブーとされています。
また、ママが入院中に産院に押しかけて渡すのもやめましょう。
まだママの体調が回復していないことも多く、産院から自宅に戻る際にも荷物になります。
ママと赤ちゃんが退院した日より後に贈るようにしましょう。
通常は1週間程度で退院となりますが、出産のときの状況次第では1週間以上入院することもあります。
そのため、退院の知らせを受けてから贈るようにしたほうが安心です。
一般には、お七夜からお宮参りまでに贈るとされています。
お七夜とは、赤ちゃんが生まれてから7日目の夜に、名前のお披露目をするとともに赤ちゃんの健やかな成長を願う行事です。
お宮参りは、生後1カ月ごろに氏神様に赤ちゃんの無事を祈る行事で、神社で行います。
つまり、出産祝いを贈る期間は生後1週間から1カ月の間ということになりますが、ママや赤ちゃんの生活が落ち着き始めた2~3週間後に贈るのがベストでしょう。
マナー3:のし
どれだけ親しい間柄であっても、出産祝いにはきちんと包んで「のし」をつけて贈りましょう。
これは、剥き出しの状態の品を渡すことは失礼にあたるとされるからです。
正式な場合は奉書紙で包み、水引で結んだうえでのしもつけます。
親しい間柄であれば、のし紙で包んでもいいでしょう。
水引にはいくつか種類がありますが、何度繰り返してもいいおめでたいことには紅白の蝶結びを使い、結婚祝いなどの繰り返したくないお祝いごとには結び切りを使います。
出産祝いで使うのは紅白の蝶結びです。
結び切りではありませんので、注意しましょう。
のしは、上部に「祝御出産」「御出産御祝」「御出産祝」などと記入し、下部に自分の名前を記入します。
このとき使うのは万年筆やボールペンではなく、筆ペンやサインペンです。
字に自信が無くても、心を込めて丁寧に書きましょう。
人気商品を上手に選ぼう!
出産祝いには多種多様な商品があります。
人気商品のなかから、贈る相手の好みを考えて選ぶといいでしょう。
ベビーウェアにするときは少し大きめサイズを選ぶ、おもちゃなら安全性を重視した商品にするなど、選び方のポイントを押さえて選ぶと安心です。
また、金額の相場や贈るタイミング、のしなど基本的なマナーも覚えておきましょう。