孫や甥っ子姪っ子など、身内の中で保育園や小学校、大学や高校の入学を迎える子どもがいたら、入学祝いを贈る人も多いでしょう。入学祝いを初めて贈る場合、お返しはいらないと言って渡したものでも、何気なく選んだものが相手に失礼な贈りものであることもあるかもしれません。この記事では、入学のお祝いに贈ってはいけないものや贈りものの中でタブーとされる品物について解説していきます。新しい生活を応援するはずの贈りもので相手に不快な思いをさせないためにも、贈る前にしっかりと把握しておきましょう。
最終更新日:2024年3月1日
入学のお祝いに選ばれているアイテムは?
入学祝いに定番とされている人気のアイテムは「新しい生活に役立つアイテム」です。それは、小学校、中学校、高校といった進学先によって違ってくるでしょう。
例えば、小学校の入学祝いの場合は、祖父母からは学習机やランドセルを贈られることが多いでしょう。いとこの子やおじさんやおばさんとして甥や姪に入学祝いを贈る場合は、ランドセルや学習机などの大きいもの以外のアイテムを選んだほうが良さそうですね。
入学を祝うものとして、勉強アイテムであれば、筆箱や鉛筆、色えんぴつのセットもいいですね。
最近では女子に人気のすみっコぐらしなど、流行っているキャラクターのイラストが書かれた筆箱や色えんぴつセットは、机に向かうことが楽しくなる贈りものでしょう。
事前に好きなキャラクターを聞いておくと、お子さんにとって、もらって嬉しいプレゼントでしょう。
小学生は初めての勉強となるので、文房具の贈りものが人気です。
他にも、通学に使う傘や長靴などのレインアイテムや、勉強が楽しくなるような図鑑もおすすめです。
まるでクレヨンのようなタオルハンカチもかわいいですね。
本格的に勉強が始まる中学校や高校の入学の御祝いは、勉強に役立つ電子辞書などがおすすめです。
他にも、15歳~18歳の多感な時期は、好きなもの、ハマっているものが明確になる歳でもあります。
好きなものをプレゼントする…ということも良いかもしれませんが、誕生日プレゼントではないので、できれば学生生活の中で使える喜ばれるものを贈りたいですね。
高校生になると好きなものの傾向がわかっている場合は、好きなブランドの腕時計や財布、電車通学の場合は定期入れもいいですね。
学生だからといって子供っぽい贈りものを選ぶのではなく、シックで大人っぽい贈りものを選びましょう。
部活動でスポーツを頑張る人への贈りものには、ファッションブランドのタオルもおすすめです。
進学先によって大きな環境の変化が伴う大学や専門学校の入学祝いは、新しい生活で必要になるアイテムが人気です。
大学や専門学校が家から離れている場合、一人暮らしや寮生活が始まる場合もあります。新しい生活を支える贈りものは、大変喜ばれますよ。
家具や家電になると高価な贈りものになってしまいますが、電気ケトルや細々した新生活用品は、贈りやすい値段のものが多いです。
高校への進学とは違い、キャンパスライフが始まると見える世界も広がります。
おしゃれにも気を遣い始める年頃ですので、アクセサリーやメイク道具の贈りものも喜ばれるでしょう。
他にも、楽天市場のネットショップでは、それぞれのお祝いの用途別にランキング形式で定番アイテムを紹介してくれているお店もあるので是非チェックしてみてくださいね。
入学のお祝いを贈るタイミングはいつ?
お祝いをいつ渡すか、悩みどころですよね。幼稚園から大学まで、それぞれの学校に入学する前には入学式があります。
入学祝いを贈る時期について入学祝いを贈ろうと考えている人は、遅くても入学式の1週間前には贈りましょう。贈りものをする前に、メールや手紙で本人にお祝いの言葉を贈るのも喜ばれますよ。 入学式の直前だと、贈りたい相手も新しい年度を迎える準備で先方もバタバタしているかもしれません。
そういった理由で、渡す時期は入学式の3週間前くらいがベターです。
また卒業祝いと入学祝いをあわせてお祝いしたいという人は、卒業祝いを兼ねた入学祝いとして贈るようにしましょう。
しかし、渡し方のマナーとして本来はお祝いを重ねて渡すことはしないので、入学祝いとして贈ると良いでしょう。
入学祝いの相場はいくら?
入学祝いは、両親からや兄弟、親戚などの身内同士でお祝いを贈ることが一般的です。
現金が入った祝儀袋で贈る場合も多く、相場も他のお祝い事と比べると少し高い傾向にあります。
一般的に入学祝いの相場は、贈る相手との関係性と入学先によって変わりますが、祖父母から孫への入学祝いは、進学先に関わらず20000円以上が相場のようです。
また甥や姪への入学祝いも進級先にかかわらず、10000円前後が相場です。
大きく環境が変わる小学校や中学校の入学祝いは、お祝いの金額が少し高くなり、親しい友人の子供に贈る場合は、3000円~5000円程度が一般的に多い金額となります。
ささやかな気持ちを込めてお菓子やケーキをプレゼントし、家族みんなで楽しんでもらうことも良いでしょう。
相手に気を使わせないような消耗品であれば名入れえんぴつや名入れハンカチもおすすめです。
入学のお祝いに避けたほうが良いものは?
入学のお祝いに贈る品物で避けたほうが良いものは、贈る相手がすでに持っているものであったり、新しい学校に持って行ってはいけないものを選んでしまうことです。
例えば、小学校ではシャープペンシルが禁止されている学校もあります。
他にも、禁止されているものもあるので、贈った相手が自由に使用できる図書カードや商品券、品物の場合は派手すぎないシンプルでかわいいタオルハンカチなどを選ぶと良いでしょう。
すでに持っているものを避けるためには、カタログギフトを贈るというのもひとつの方法です。
カタログギフトなら、今欲しいものを相手に選んでもらえるので、贈りものが重複するという事態を避けられますよ。
また、贈った相手の好みがわからない場合にも喜ばれるアイテムです。
入学祝いを贈る前に知っておきたいタブー
ここでは、入学のお祝いを贈る前に押さえておきたいタブーについて紹介します。
目上の人へ贈ってはいけないもの
入学のお祝いに目上の人に贈る機会はあまりないかもしれませんが、基本的に“上から目線”を感じるものは避けたほうがよいでしょう。
例えば、靴やスリッパ、靴下など足元に身につけるアイテムは、相手を踏みつけると捉えられるのでタブーとされています。
特に靴下や下着などは相手を下に見ているという意味があります。
他にも、目上の人へ筆記用具などを贈ることも“これで頑張れ”という意味に捉えられる場合があります。
後輩や部下、学生への贈りものには適していますが、目上の人への贈りものには不向きなので注意しましょう。
あまり知られていませんが、ベルトも“気を引き締めて頑張れ”“腹をくくれ”という意味が込められており、他にも腕時計やかばんなども“もっと勉強を頑張れ”という意味が込められているので、目上の人に贈る場合は注意が必要です。
縁起の悪いとされているもの
入学祝いに限らず、お祝いや内祝いなど慶事の贈りものの場合、語呂合わせで縁起が悪いものはタブーとされています。
例を挙げると、髪をとかす櫛やハンカチ、包丁やはさみなどの刃物が一般的です。
櫛は、「苦」「死」を連想させるため、縁起が悪い贈りものです。
ハンカチは「手切れ(手布(てぎれ))」とも呼ばれるので、相手との関係を切るという意味合いがあります。
しかし、今ではかわいいデザインのタオルハンカチなどもあるので、そこまで気にする人も少なくなっています。
ひとつだけ注意したいのが、白いハンカチです。
白いハンカチは、亡くなった人の顔に掛けるので、白いデザインのハンカチを贈るのは避けましょう。
刃物も同様に、「縁を切る」という意味合いがあるので、贈りものには避けられています。
しかし一方で、「未来を切り拓く」というポジティブな意味も込められているので、結婚祝いなどの新しい生活を始める人へのお祝いに選ばれることもあります。
こういった、2つの意味が込められている贈りものを選ぶときには、メッセージカードなどを添えて品物を選んだ意味を書いて渡すのもいいですね。
マナーを守って新しい生活を応援しよう
日本では、昔からゲンを担ぐという言葉があります。
贈りものをする場合も、お日柄の良い日を選んだり、縁起の良い品物を選ぶように、縁起の悪い品物は避けられています。
現在はそこまで気にする人も少なくなってきていますが、やはり入学という良い出来事を迎える人には、気持ちよくお祝いを受け取ってもらいたいですよね。現金ではなく品物で贈る場合には、どんなに親しい相手でもラッピングをしてしっかりと熨斗(のし)を掛けて渡すことを心がけましょう。
紅白蝶結びの水引の熨斗紙に「御入学御祝」や「祝 御入学」などの表書きに自分の名前を書きましょう。
贈る品物のタブーの他にも、熨斗の書き方のマナーをしっかりと把握しておくことも大切です。
深読みしてしまうような品物ではなく、シンプルに喜んでもらえるアイテムを上手に選んで、これから始まる新しい生活を応援したいですね。
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