内祝いを渡す日に決まりはあるの?
子供が生まれ、出産のお祝いを頂いたら、内祝いで感謝の気持ちを伝えます。
基本的には、1ヶ月以内にお返しをするほうが良いとされており、出産内祝いの場合はお宮参りが目安とされています。
内祝いを渡すタイミングは大まかに言えば、上記の期間です。
早すぎても「お祝いを期待していたのか」と受け取られる可能性があるので、1ヶ月を過ぎたあたりで渡すと良いでしょう。
内祝いを渡す日に決まりはありませんが、いつでもいいというわけではありません。
「大安吉日」という言葉を聞いたことはありませんか?
日本では昔から「お日柄」を気にする習慣があります。
内祝いに限らず、結婚をする、お祝いを渡す、家や車を買う…と、大きなライフイベントがある時に、「吉日」を選んで予定を立てます。
内祝いを渡すなら、良いお日柄を選んで渡しましょう。
内祝いはいつ渡せばいい?
では、具体的に良いお日柄とはいつが良いのかを解説していきます。
吉日とは、縁起が良い日という意味で、六曜の一つである「大安」や、季節や干支の循環によって決まる「一粒万倍日」「天赦日」などが一般的に吉日とされています。
一年のうちで数回しかない一粒万倍日や天赦日に合わせて内祝いを渡すことはほとんどなく、内祝いやお祝いは六曜によって渡す日を決めている人がほとんどです。
六曜の中で吉日とは、先程挙げた「大安」や「友引」です。
お祝いごとを友引の日にすると「幸せのおすそ分け」という意味になるので、内祝いを贈るなら大安や友引の日にしましょう。
ただし友引の日にする場合は時間帯によって、午前=吉、昼=凶、午後=吉となるので、内祝いを渡すなら昼間は避けましょう。
内祝いを贈ってはいけない日があるの?
良いお日柄とされる日があれば、縁起の悪いとされる日もあります。
六曜の中では、仏滅や赤口(しゃっこう)は、縁起の悪い日となりますので、内祝いを渡すのは避けましょう。
しかし、いくら縁起の良い日を選んでも、自宅に訪問して直接渡す場合、平日に押しかけるのはやめたほうが良いでしょう。
平日は不在の時のほうが多いでしょうし、渡したい相手もゆっくり時間を取れない可能性もあります。
内祝いを郵送で贈る場合でも、不在が多い平日に届くような手配は、再手配など相手に負担を掛けてしまう場合もあります。
感謝の気持ちを伝えるための内祝いで、返って迷惑を掛けたくはないですよね。
良いお日柄よりも先に優先すべきことは、相手の都合です。
内祝いを贈るなら、大安や友引の休日を選ぶほうが良いでしょう。
日本では昔から、こういった「お日柄」に気を配ってお祝い事の行事がされています。
全てに従わないと悪いことが起こるという事はありませんが、お日柄の良い日に贈りものを受け取ると、もらった方も気分が良いものです。
内祝いを贈る時は、お日柄に注目してみましょう。
8月に内祝いが激減する理由
内祝いは、百貨店やデパートの他にも、インターネットのギフトショップで購入する事が多いでしょう。
あるアンケートによると、1年のうちで内祝いの売上げが低減するのは8月だというお店が多いようです。
その理由は、8月にある休日に関係があります。
8月といえばお盆です。
お盆の時期には、亡くなった家族やご先祖様の精霊を迎えて供養します。
お盆は故人を偲んで過ごす時期ですので、内祝いを贈るのを避ける人が多いようです。
内祝いを渡すのに仏滅や赤口を避けるのと同様に、ご先祖様を供養する期間なのでお祝い事は避けようと思う人が多く、結果的に内祝いを購入する人が減少するようです。
お盆の期間でも、親戚が集まる時に手渡ししたいという理由などで、どうしてもその日に渡したいという場合は、「お盆の時期ですが…」と一言断ってから渡すと良いでしょう。
あまり気にする人はいないかもしれませんが、それでも贈る側が「お盆の時期は内祝いは避けるべき」ということを知っているのと知らないのとでは違います。
お盆の時期には内祝いだけではなく、「祝」とつく贈りものは避けたほうが良いでしょう。
写真付きのメッセージカードで感謝の気持ちをプラス
内祝いを贈るときには、熨斗を掛けます。
出産内祝いの場合、表書きには「内祝」と書き記し、下側には生まれた赤ちゃんの名前を書きます。
内祝いに掛ける熨斗に何も書かずに贈りたいという人もいますが、生まれた赤ちゃんのお披露目も兼ねているので、できれば書いたほうがようでしょう。
熨斗は、包装紙の内側に掛ける「内のし」で用意します。
包装紙の外側から掛ける「外のし」もありますが、お祝いのお返しとして贈る内祝いは、ひと目で見て用途がわかる外のしではなく、控えめな印象を与える内のしで用意しましょう。
内祝いの品物に熨斗を掛けるのは基本的なマナーですが、少しの工夫で温かい気持ちがまっすぐ伝わる贈り方があります。
それは、メッセージカードを添えることです。
インターネットのギフトショップ・ソムリエアットギフトでは、購入者を対象にメッセージカードが作成できます。
出産内祝いだけではなく、結婚内祝い、新築内祝い、子供の成長に合わせた初節句、入学に卒業、成人など、さまざまな用途で利用できます。
どんな用途にも使用できるオールマイティなデザインもあるので、誕生日やちょっとしたお礼の贈りものにも利用できそうですね。
あなたの気持ちが綴られたメッセージカードを添えて贈ると、受け取った時の印象は違います。
内祝いのギフトの箱を開けた瞬間に、あなたの気持ちが綴られたメッセージを見つけた時の感動は、品物だけを受け取った時とは比べ物にならないでしょう。
それぞれの用途に合ったテンプレートも掲載されているので、テンプレートを利用しつつ自分で好きなようにオリジナルの文面を変更することが出来ます。
内祝いにメッセージカードを添えるポイントが、文章だけではなく、写真入りのメッセージカードも作成できるということです。
赤ちゃんの写真と一緒に感謝の気持ちを伝えることができるので、遠方に住んでいる祖父母や、新型コロナウイルスの影響で会えない時でも、赤ちゃんの顔を見せることが出来るのは嬉しいですね。
お金を掛けずに少しだけ時間を掛けて、かわいい赤ちゃんの写真とあなたの真っ直ぐな思いを、祝福してくれた人に届けましょう。
出産内祝いにおすすめのカタログギフトはコレ!
出産内祝いにおすすめのアイテムを紹介します。
カタログギフトは内祝いの定番アイテムです。
相手に好きなものを選んでもらえるということで、何を贈ろうか悩む人に選ばれている商品です。
同世代の友人の中には、自分と同じように最近出産を迎えた人や、小さい子供がいる人も多いでしょう。
このカタログギフトは、絵本仕立てになっているので、小さいお子さんと一緒に楽しむことが出来ますよ。
物語の中に登場するようなかたちでアイテムが掲載されているのもユニークで、パラパラとめくっているだけでも楽しい気分になれるカタログギフトです。
クーピーのくれよんとぬりえもセットになった、子どもたちに嬉しいカタログギフトです。
何を贈るかではなくどう贈るかを考えよう
新しい命の誕生を自分の事のように喜んでくれた人には、できれば心から喜んでもらえる内祝いを贈りたいですよね。
喜んでもらえるにはどんな内祝いを贈ればいいんだろうと考えた時に、「相手の好きなものをリサーチする」とか「今欲しいと思っているものを聞き出す」といったように、贈る相手に渡す品物について考えるかもしれません。
もちろん、自分の趣味のものや欲しいものをもらうと嬉しいのは当たり前ですが、内祝いを贈るときには贈りものをする時の“気配り”や“配慮”に注目して贈ってみましょう。
自分の気持ちを伝えるのは、贈る品物だけではありません。
この日がいいかなと内祝いを渡す日を考えることも、生まれた赤ちゃんの顔を見せたいなと思ってメッセージカードを添えて贈ることも、気持ちが伝わる贈りものになります。
贈る人のことを思って、どうしたら感謝の気持ちが伝わるかなと考えるその時間こそが、素敵な内祝いを贈るポイントなのです。
内祝いに何を贈ろうかだけではなく、どう贈ろうかについて考えると、より気持ちが伝わる贈りものになるでしょう。