出産祝いを贈ろうと思ったとき、「何をプレゼントしたら良いか」だけでなく、「どれくらいのものを用意すれば良いのか」という点で悩む人は少なくありません。 出産祝いの値段相場は、職場の上司や部下、先輩や後輩、友達、自分の兄弟、孫などの親族、娘や息子など、贈る相手との関係性が大きく影響してくる傾向です。 また、お祝いを贈る子供が双子であったり2人目の場合でも、金額に影響してきます。 この記事では、出産祝いにおける値段相場や商品の選び方、おすすめの商品について紹介していきます。
最終更新日:2020年11月4日
出産祝いの値段相場を紹介
出産祝いの値段相場を把握しておくと、商品を選ぶときに役立てることができます。
ここでは、出産祝いの値段相場について詳しく見ていきましょう。
友人に贈る場合の値段相場
友人に赤ちゃんが生まれたとき、出産祝いを贈るという人はたくさんいます。
友人に出産祝いを贈る場合は、5000~1万円が一般的な相場です。
ただし、友人との関係性によって相場となる金額は多少変動します。
たとえば、より深い付き合いをしている友人なら相場以上のお祝いをするケースもあるでしょう。
一方で、複数名の友人同士が集まって連名で贈り物をするのであれば、1人あたり3000~5000円程度の金額が相場です。
連名の場合には、合計して1万~3万円程度の商品を贈ることが多くあります。
大人数のグループでプレゼントを贈る場合も、1人あたりの金額が1000円以上になるように予算を設定することによって、相手の状況を気遣っているという気持ちが表現できるでしょう。
仕事関係の人に贈る場合の値段相場
会社関係の人に出産祝いを贈るのであれば、3000~1万円が相場ですが、相手との関係性によって金額は変わってきます。
具体的には、同僚には3000~5000円が一般的です。
3000~5000円程度に値段を設定しておけば、商品の選択肢も広がるというメリットがあります。
また、上司など目上の人に贈る場合は5000~1万円が目安です。
仕事関係の人に出産祝いをするときには、金額が多すぎても少なすぎても気をつかわせてしまう可能性があるため注意が必要になります。
お祝いの予算で悩んでいるのであれば、職場の同僚に相談して金額を合わせるなどの配慮が求められるでしょう。
親戚に贈る場合の値段相場
いとこや甥っ子、姪などの身内や親戚に出産祝いをする場合、5000~1万円が相場です。
ただし、地域によっては値段が細かく決まっているところもあるので、両親に相談するなどしてあらかじめ確認しておくとスムーズです。
また、家族や親戚間で値段や独自のルールが決まっている場合もあるでしょう。
親戚にお祝いをする場合は、ほかの親戚と大きく値段が違うと気をつかわせてしまう恐れがあります。
そのため、ほかの親戚と事前に連絡を取って「金額や具体的にどのような商品を贈るか」について打ち合わせをしておくと安心です。
兄弟や姉妹に贈る場合の値段相場
一般的に、兄弟や姉妹に出産祝いをするときには1万~3万円が相場です。
しかし、兄弟や姉妹の場合は、贈る側の年齢や立場によっても相場が変わってきます。
たとえば、20代は1万円、30代でも独身者は1万円、40代や既婚者の場合は3万円がおおよその相場です。
ただし、兄弟姉妹なら相手と相談して金額を決めてみても良いでしょう。
ほかにも兄弟姉妹がいるのであれば、事前に金額を打ち合わせしておくという方法もあります。
親から子供へ出産祝いを贈る場合は、実家との関係性によって変わります。
出産後、孫の世話をお願いしている場合は、そのお世話がお祝い代わりとなる場合もあります。
離れてくらしている場合は、現金でお祝いを贈るケースがほとんどで、金額も3万~10万円です。
親から子供への出産祝い金は、これからの生活を援助する意味が込められているので、高額になる場合が多いです。
出産祝いを現金で渡す場合のマナー
出産祝いを贈る場合、商品でなく現金を包むケースも多くあります。
ここでは、出産祝いを現金で渡すときのマナーについて押さえておきましょう。
ご祝儀袋の選び方
出産祝いで現金を包む場合は、ご祝儀袋を使うのが基本的なマナーです。
ただし、ご祝儀袋にはいくつかの種類があるため、目的に合ったものを選ぶことが欠かせません。
出産祝いの場合、水引の色は紅白、もしくは金赤で、5本または7本のものを選びます。
出産は、慶事であることから水引も奇数本のものを使うのが一般的です。
より丁寧な印象にしたいなら、水引の本数が7本のご祝儀袋を選ぶと良いでしょう。
ただ、市販されているご祝儀袋のなかには、水引が3本や9本のものも見られます。
出産祝いという目的でご祝儀袋を使うのであれば、水引が3本や9本のものは奇数でも避けるのが無難です。
水引が3本のご祝儀袋は、粗品に使用されることが多く、9本は「苦」が連想される数字のため注意しましょう。
また、包む金額に合わせてご祝儀袋の格を合わせることが必要です。
包む金額が高額になるほど、ご祝儀袋のデザインも華やかなものを使います。
たとえば、1万円の現金を包む場合は、水引やのしが印刷されているもので構いません。
2万~3万円なら、水引が実物になっているご祝儀を選ぶと良いでしょう。
たとえば、親しい友人に2万円のお祝いを包むのであれば、カジュアルでかわいらしいデザインのご祝儀袋を選んでも構いません。
3万~5万円以上を包む場合は、正式なご祝儀袋で格が高い豪華なものを選びます。
ただし、鶴と亀が向かい合っているデザインの水引があるものなどは結婚祝いで使用するご祝儀袋のため、出産祝いでは使わないように気を付けましょう。
ご祝儀袋の書き方
ご祝儀袋に名前や金額などを書くときにも、基本的なマナーを押さえておきましょう。
まず、表書きをする場合はボールペンや鉛筆を使うのではなく、毛筆、もしくは筆ペンを使用することがポイントです。
ご祝儀袋にボールペンや鉛筆で記入をしてしまうと、どうしても線が細くなってしまい寂しい印象になります。
ご祝儀袋の表書きは、筆や筆ペンを使用し筆を立てるようにして書いて文字がつぶれるのを防ぎましょう。
次に、ご祝儀袋を書くときは濃い黒のインクを選ぶことがポイントです。
薄い黒は、法事などの弔辞のときに使われるため、出産祝いのご祝儀袋を用意するときには使用しません。
出産祝いの場合は濃い黒いインクで、はっきりとした楷書体で文字を書くことがポイントです。
また、出産祝いのご祝儀袋は、のしの上部に「御出産祝」「御出産御祝」「祝御出産」などの名目を記入します。
市販のご祝儀袋セットのなかに目的に合った名目の短冊が添えられているときには、短冊を使用しても構いません。
続いて、のしの下部には自分の名前を書きます。
ご祝儀袋に名前を書くとき、1人の場合は中央にフルネームで記入するようにしましょう。
ただし、連名でお祝いをするときには注意が必要です。
表書きに連名で名前を書くときには3名までが上限です。
3名なかで上下関係がある場合は、ご祝儀袋の右側から地位が高い人の順番に名前を記入していきます。
4名以上の人数になる場合は、スペースや見た目のバランスなどの問題から、表書きに全員の名前を書くことは控えましょう。
このケースでは、代表者の名前を表書きに記入し、その左側に「外一同」などとします。
全員の名前は、別紙に記入して中袋に同封すると良いでしょう。
加えて、夫婦連名でお祝いをする場合は、夫婦両方のフルネームを記入しても構いません。
または、どちらか一方の名前をフルネームで書き、左側に書く夫もしくは妻の名字は省略するという方法もあります。
さらに、中袋に記入をする場合、正面には金額を記載しましょう。
金額を書くときには「金〇萬圓(也)」と書き、〇には包む金額の漢数字を旧字体で書くことが一般的です。
最後の「也」の文字は、省略しても良いでしょう。
中袋の裏面には、自分の住所と名前を記載していきます。
中袋の記入は毛筆や筆ペンのほかにペン字でも良いため、はっきりとした文字で丁寧に書きましょう。
お金の入れ方
出産祝いで包むお金は、必ず新札を用意しておくことがポイントです。
銀行や郵便局に行けば、新札への両替が可能であるため、忘れないように準備しておきましょう。
そして、新札は上袋に直接入れるのではなく中袋に包むのがマナーです。
中袋の正面とお札の正面を合わせて入れるとともに、お札に印刷されている人物が上になるようにして入れると良いでしょう。
また、お金を包む場合、4万円と9万円は「死」や「苦」を連想する縁起が悪いものとされているため、避ける必要があります。
出産祝いで喜ばれやすい商品とは?
出産祝いを贈るときには、現金でなくても構いません。
出産祝いで喜ばれる商品はたくさんあるため、選ぶときの参考にしてみましょう。
まず、おむつは赤ちゃんが毎日使うものであることから、いくつあっても困るものではありません。
ただ、赤ちゃんの成長のスピードには個人差があります。
もし、出産後しばらく経ってから出産の報告を聞いたのであれば、サイズを確認してからプレゼントしたほうが安心です。
次に、ベビーウェアや肌着も喜ばれやすい商品の一つです。
特に、ベビーウェアを贈る場合、あらかじめ好みが分かっているのであれば、好みに合ったデザインやブランドのものにするととても喜ばれます。
また、タオルも毎日使うものであるため出産祝いでは喜ばれます。
特に、オーガニック素材などの上質なタオルは、赤ちゃんの肌にやさしいため人気です。
さらに、おくるみやスタイも良いでしょう。
肌寒い日などにさっと使えるおくるみは、持っておくと重宝するアイテムです。
スタイも歯が生えるころには毎日使用するため、「何枚あってもうれしい」と感じる人もいるでしょう。
ほかにも、おもちゃや絵本も喜ばれる贈り物です。
たとえば、0歳の赤ちゃんを対象とした絵本や木製のおもちゃなどは、親子のスキンシップに役立てることができます。
出産祝いにカタログギフトを贈るのはあり?
相手の好みや欲しいものが分からない場合、出産祝いに何を贈れば良いかという点が悩みどころです。
このような場合には、出産祝いでカタログギフトを贈るという選択肢があります。
ただ、「そもそも出産祝いにカタログギフトを贈るのは、マナー違反ではないのか」と悩む人もいるでしょう。
しかし、出産祝いとしてカタログギフトをプレゼントするのは、今では定番の一つです。
カタログギフトなら、相手が本当に欲しいものを欲しいタイミングで選ぶことができるというメリットがあります。
そのため、プレゼント選びで失敗する心配がありません。
また、相手の好みを把握していない場合でも、カタログギフトのなかから好みに合ったものを自由に選んでもらえるという魅力もあります。
カタログギフトの掲載されている商品は非常に豊富です。
赤ちゃん用品のほかにも、ママ用の用品も選んでもらえるという利便性がカタログギフトにはあります。
おめでとSELECTION(おめでとセレクション)
「おめでとSELECTION(おめでとセレクション)」は、出産祝いで特に喜ばれるカタログギフトです。
このカタログギフトは、絵本仕立てになっているため、子どもがいる家庭で絵本としても楽しまれています。
さらに、おめでとSELECTIONには、ぬり絵知育ブックとクーピーペンシルがついてくるのが特典です。
カタログギフトは、商品を選んだ後は必要がなくなるものであるため、処分されてしまうのが一般的ですが、このカタログには商品を選んだ後でも親子で楽しめる仕掛けが詰まっています。
おめでとSELECTIONには、ファッションやテーブルウェア、インテリア、おもちゃなどの商品も盛りだくさんです。
5000~22000円(税抜き)の5コースから選べるため、予算に合ったものを選びましょう。
おすすめ2:Mistral(ミストラル)
カタログギフトの商品名にもなっている「Mistral(ミストラル)」は、フランス語で「見事な」という意味です。
この名前の通り、Mistralには世界中から集められ、洗練された見事なアイテムが掲載されています。
ファッションや雑貨、テーブルウェアなど家族が喜ぶ商品が多いことも、Mistralの魅力です。
さらに、カタログ自体が雑誌のようなおしゃれなデザインになっており、暮らしを楽しむためのヒントも掲載されています。
2800~50800円(税抜き)まで13コースから選べるため、出産祝いに活用してみましょう。
おすすめ3:Disney catalog(ディズニー)
小さな子どもがいる家庭には、「Disney catalog(ディズニー)」も人気があります。
Disney catalogは、1冊すべてがディズニー商品で構成されているカタログです。
また、ここでしか手に入らない限定アイテムが掲載されている点も、このカタログの魅力でしょう。
Disney catalogには、食品や雑貨、キッチングッズなどの商品が掲載されています。
3800円と4800円(税抜き)の2つのコースから選べるだけでなく特製のギフトボックスで届くことから、特別感があるカタログギフトといえるでしょう。
出産祝いを贈る時期にも注意しよう!
出産祝いを贈る場合は、タイミングにも配慮することが欠かせません。
一般的に、生後7日~1カ月の間で贈ると良いといわれています。
ただし、出産後母子が入院しているときに出産祝いを手渡しするなどすると負担になる場合もあるため、母子が退院した後で生後2~3週間程度経ってからのほうがベストタイミングといえるでしょう。
また、出産祝いに関しては配送するのが無難です。
しかし、相手から訪問のリクエストがある場合のみ直接手渡しするようにしましょう。
手渡しをする場合は、長居をせずに手洗いを徹底するなどの配慮をすることが大切です。
祝福の気持ちをこめて、相手が喜ぶ贈り物を選ぼう!
新しい命の誕生は、親しい相手だからこそ喜ばしいものです。
そのため、マナーをしっかりと押さえたうえで出産祝いを贈り祝福の気持ちを伝えましょう。
出産祝いで何を贈るかで悩んでいるのであれば、ソムリエアットギフトという選択肢もあります。
ソムリエアットギフトでは、お祝いやお返しの内祝いギフトを始め、さまざまな価格帯のカタログギフトがそろっているので、相手が喜ぶ贈り物選びができますよ。