カタログギフトの仕組みについて
カタログギフトの利用に際しては、その仕組みを理解することから始めましょう。
そうすることにより、カタログギフトを迷わずに選ぶことができます。
ここからはカタログギフトの仕組みについて解説します。
カタログギフトとは？
カタログギフトは1980年代後半から広まったギフトです。
まず、贈る側は設定した予算の範囲内でカタログギフトを購入します。
そして、受け取る側はカタログの中から自分の好きな商品を選んで注文を行います。
カタログギフトの大きな特徴は、贈り物を現物ではなくカタログとして贈る点にあります。
カタログギフトを利用するときは、このような流れを知ることが大切です。
また、受け取る側はカタログをもらって終わりではなく、商品を選ぶ必要があることを知っておきましょう。
このような形のギフトが広まった背景の一つとして、贈り物選びに悩む人の存在が挙げられます。
贈り物をする場面はいろいろですが、受け取る人のニーズを意識することも少なくありません。
せっかく贈っても喜んでもらえなければ、押し入れの中で眠る場合もでてくるでしょう。
贈り物選びはけっこう気を使うものです。
しかし、カタログギフトを利用することで、贈る側の悩み解消にもつながります。
カタログギフトの利用に際しては、贈る側が値段を設定する必要があるため、そこで迷う人もいるかもしれません。
それでも、商品選びをしなくてもよい分、気持ちが楽になるのではないでしょうか。
カタログギフトは、内祝いや結婚式の引き出物、お見舞い返しなど、いろいろな場面で活用されています。
そのため、今後も利用者が増える可能性があるでしょう。
カタログギフトの価格と商品の価格
カタログギフトの利用に際して、価格設定が大きな鍵を握ります。
カタログギフトの価格はいろいろで、手軽に利用できる2000円のものから、5万円以上の高額カタログギフトまで存在します。
また、カタログギフトを依頼する場所によって料金が異なるものの、500円単位で値段を設定することも可能です。
カタログギフトを扱う業界では、販売価格と掲載商品の金額をそろえるというルールが存在します。
つまり、同じコースのカタログに掲載されている商品なら、定価はすべて同じになるのです。
カタログギフトを贈る側はもちろん、受け取った人のなかにも、掲載商品の損得を考える人がいるかもしれませんね。
しかし、特定の商品がお得になるわけではないのです。
贈り物にカタログギフトを利用するときは、カタログギフトの販売価格を知ることも大切です。
こちらは、本体価格（掲載商品の値段）＋システム料（送料や印刷料）となっています。
そのため、本体価格が5000円でシステム料が1000円の場合、販売価格は6000円です。
ただし、カタログに掲載できる商品の値段は6000円ではなく5000円になります。
また、すべて5000円で統一されることを把握しておきましょう。
カタログギフト利用の流れ
カタログギフトを利用するためには、どのような流れになるのかを理解する必要があります。
こちらの段落では、カタログギフト利用の流れについて解説していきます。
カタログギフトを贈る側はもちろんのこと、受け取る側も利用方法の流れを知ることが大切です。
カタログギフトを贈る側
カタログギフトを利用するためには、予算に合わせて価格を設定する必要があります。
また、設定価格の範囲内でカタログギフトを選ぶことも大事なポイントです。
贈り物にカタログギフトを利用することで、贈る側は商品選びをしなくても済みます。
しかし、カタログの種類が多いため、カタログの種類を決める作業は欠かせません。
せっかく贈ったカタログギフトを活用してもらうためにも、受け取る側の好みなどを考えながら選びたいものです。
カタログギフト選びが終わったら、店舗やウェブから注文を行います。
カタログギフトは受け取る側に手渡しするほか、メーカーから受け取る側に直送する方法もあります。
カタログギフトを贈る人数が多いときや、遠方の人に贈る場合は後者を利用したほうが効率的でしょう。
相手に直接渡したほうが気持ちが伝わりやすいですが、ひとりひとりを訪ねて歩くには時間的に余裕がない場合も少なくないからです。
なお、カタログギフトは準備が整った後に発送されるため、注文してから多少の時間が掛かることも考えておきましょう。
カタログギフトを受取る側
カタログギフトを受け取る側は、商品を受け取るには所定の手続きが欠かせません。
また、商品が手元に届いて、初めてギフトを受け取ったことになります。
商品の申し込みから商品が届くまでには、一定の期間が必要なことも知っておきたいところです。
カタログギフトを受け取ったら、掲載されている商品の中から好きなものを選びます。
商品選びが終わったら、カタログメーカーへ申し込みを行います。
申し込み方法には、ハガキ、インターネット、FAXなどがあります。
注文するときは、カタログに指定されている注文方法から、自分に合った方法を選ぶことが大事なポイントといえます。
カタログギフトのメリット
カタログギフトを利用することで、贈る側は商品選びに迷わなくても済むなど、たくさんのメリットがあります。
また、そのメリットはカタログギフトを受け取る側にも通じる話です。
ここでは、受け取る側に重点を置いてカタログギフトのメリットについてお話していきます。
選んで届くという2つの楽しみがある
カタログギフトの商品を受け取るためには、カタログの中から商品を選ぶ必要があります。
商品の種類や数はカタログによっても異なりますが、商品選びの過程が楽しみにもなるでしょう。
商品選びが終わり、注文を済ませた後は商品が届くのを待つだけです。
こちらも楽しみの一つです。
選んだ商品が届くのが待ち遠しいだけに、届いたときの喜びは大きいのではないでしょうか。
このように、一度のカタログギフトで「選んで届く」という2つの楽しみを味わうことができます。
受け取る側が商品選びを行う時期は人それぞれです。
しかし、商品選びから始まる一連の作業を通じて、贈り主のことを思い出してもらえることも少なくないでしょう。
それが贈り主にとってのメリットにもつながります。
自由に欲しいものを選ぶことができる
贈り物をもらっても、自分の好みに合わないものだとわかると素直に喜べない場合もでてきます。
しかし、カタログギフトの贈り物なら、そういった思いをしなくても済むかもしれません。
カタログギフトには数多くの商品ジャンルがあるため、好きなものを選ぶことができるからです。
商品ジャンルによっては、年齢や性別などに関係なくうれしいものもあります。
そのため、商品選びで迷うことも少なくなるでしょう。
ギフトのなかには、もらったままで使わないものもあります。
また、手持ちの品とかぶるものをもらうと困惑することもでてきますね。
しかし、カタログギフトでは自分が欲しいものを自由に選ぶことができます。
もらったギフトの有効活用にもつながるため、贈り主の好意をムダにしなくても済むことも大きなメリットです。
カタログなのでかさばらない
カタログギフトは、かさばらないことも大きな特徴です。
また、それがカタログギフトのメリットにもつながります。
結婚式の引き出物をもらった場合、持ち帰るのに大変な思いをすることもあるでしょう。
しかし、カタログギフトは「本」なので、それほど負担にはなりません。
持ち帰った後に置き場所に困ることも少ないですよね。
このようなメリットは、カタログギフトを郵送などで受け取った場合にもあります。
商品を選んだ後に捨てられることもメリットの一つです。
しかし、商品が手元に届くまでには想定外のトラブルが起きるかもしれません。
そういったときに対応するためにも、カタログを保存しておいたほうが安心です。
カタログギフトのデメリット
カタログギフトを選ぶことで、贈る側と受け取る側の双方にメリットがあることがわかりました。
しかし、カタログギフトにはデメリットも存在します。
カタログギフトを利用するときは、メリットだけでなくデメリットを知ることも大切です。
ここでは、どのようなデメリットがあるのかについてお話していきましょう。
期限切れになる可能性がある
カタログギフトをもらった後に、すぐに商品選びをする人ばかりではありません。
また、すぐにページを開いても、商品選びに至らない場合も出てきます。
そうしている間に、期限切れになる可能性があることを知っておきましょう。
カタログギフトには利用期限があります。
そのため、利用期限以内に商品を注文しないと商品をもらうことができなくなります。
カタログギフトは、受け取った側が好きなタイミングで商品選びをすることが可能です。
しかし、利用期限の確認を怠ったために、せっかくのカタログギフトを無駄にするケースが少なくありません。
カタログギフトを贈る側は、そういった事情を知ったうえで、可能な限り利用期限が長いものを選ぶことが大切です。
好きな商品がない
カタログギフトにすることで、受け取る側とのミスマッチを避けることにもつながります。
しかし、カタログギフトを選んでも、相手が好む商品があるとは限りません。
もし、カタログギフトを受け取っても、欲しい商品が掲載されていない場合はうれしくないでしょう。
結婚式の引き出物に選ぶことで、かさばらなくなるメリットがあるとはいえ、荷物になることは避けられないでしょう。
しかも、カタログギフト自体は実用性がないことがデメリットにもなります。
また、商品選びに気乗りしないため、期限を過ぎることにもつながってきます。
このようなデメリットを避けるためには、受け取る側が欲しいものを把握したうえでカタログギフト選びをすることが大切です。
もちろん、多くの人にカタログギフトを贈るときは難しいかもしれません。
また、相手に聞きにくい場合もありますよね。
このような事情もありますが、もし、可能な場合は相手の好みを確認するとよいでしょう。
年配の人はカタログギフトを理解していない可能性がある
カタログギフトをもらっても、その仕組みを理解している人ばかりとは限りません。
カタログギフトを贈る相手は老若男女さまざまです。
年齢だけで判断するのは大変失礼ですが、年配の人のなかにはカタログギフトを理解していない人がいる可能性もあります。
また、注文したくても注文の段階で手間取ってしまい、商品の受け取りをあきらめる場合もあるかもしれません。
カタログギフトの申し込み方法には、ハガキをはじめ複数の方法があるところが一般的です。
しかし、カタログギフトによっては、インターネットでの注文が必要なケースもあるのです。
選んだ商品の注文をスムーズにするためには、申し込み方法がわかりやすいカタログギフトを選ぶことが大切です。
そのためにも、カタログギフトを贈る人の年齢を考慮することが大事なポイントになります。
おすすめのカタログギフト3選！
カタログギフトの種類は多岐にわたるため、選ぶときに手間取ることがでてきます。
便利なカタログギフトを有効活用するには、定番のカタログギフトを知っておくことが大事なポイントです。
そうすることにより、カタログギフト選びに迷わないですむでしょう。
ここでは、おすすめのカタログギフトを3つ紹介していきます。
おすすめ1:グルメカタログギフト
まず、おすすめしたいのが「グルメカタログギフト」です。
こちらには、牛肉や魚介、果物といったものが掲載されており、金額によっては豪華になる可能性が出てきます。
また、スイーツやお酒などのカタログギフトもあるため、それらにこだわりを持つ人に贈ると喜ばれます。
さらに、グルメは家族全員で楽しめる商品が多く、家庭のある人などにはおすすめです。
もちろん、飲食物の好みは個々によっても異なります。
当然、好き嫌いも出てくるでしょう。
グルメギフトを贈るときは、受け取る側が好むものを調べておくと安心できます。
おすすめ2:旅行・体験型カタログギフト
次におすすめしたいのは「旅行・体験型カタログギフト」です。
カタログギフト選びは予算が左右することが少なくありません。
もし、値段設定を高めにしているのなら、こちらのギフトカタログを視野に入れましょう。
旅行・体験型カタログギフトの大きな特徴は、商品を受け取るのではなく、旅行に出かけられる点にあります。
家族で旅行に行ける、余暇を有意義に使えるなどもメリットの一つです。
エステやワイン造りなど、体験型のレジャーを選ぶのもよいでしょう。
その場所までが遠い場合は、旅行券と一緒に選ぶことで旅行を楽しむこともできます。
なお、旅行・体験型カタログのなかには日帰りプランもありますが、ある程度の時間がないと行けない場合もでてきます。
そのため、こちらのギフトを贈るときは、受け取る側の予定を聞いておいたほうがよいでしょう。
おすすめ3:総合カタログギフト
カタログギフト選びに際して「総合カタログギフト」の存在を見逃すことができません。
こちらにはさまざまな種類の商品カタログがあり、商品選びを楽しめることが大きなメリットです。
カタログの金額によっては高級品を選べるため、受け取る側は贅沢な気分を味わう機会にもなります。
このようなメリットがあるため、カタログギフト選びに迷ったときは、総合カタログギフトを選ぶことで悩み解決にもつながります。
また、お祝いや記念日など、どんな場面でも活用できるのが総合カタログギフトならではのメリットではないでしょうか。
カタログギフトの仕組みを知ってから利用しよう！
贈り物に迷ったときはカタログギフトを選ぶ方法があります。
そのためには、カタログギフトの仕組みを知ることから始めましょう。
そうすることで、カタログギフトのメリットやデメリットの把握にもつながります。
カタログギフト選びに際しては、受け取る側の事情を配慮することも欠かせません。
せっかくのカタログギフトを有効活用してもらうためにも、カタログギフトの仕組みをしっかり把握しておきましょう。
