出産祝いでおもちゃを選ぶときのポイント
出産祝いでおもちゃを選ぶときには、気をつけたいポイントがいくつかあります。
この段落では、注意すべきことや予算の相場、おもちゃを手作りするときのポイントなどについて詳しく説明していきます。
出産祝いでおもちゃを選ぶときの注意点
出産祝いでおもちゃを選ぶときは、次の4つの点に注意しましょう。
・安全性の高いもの
・清潔に保ちやすいもの
・色がはっきりしているもの
・音が出るもの
一番に注意したいのが、安全性が高いおもちゃを選ぶということです。
たとえば、とがった部分があるおもちゃは赤ちゃんがけがをする恐れがありますので、避けなければいけません。
また、小さいおもちゃや細かいパーツがついているものもやめましょう。
なぜなら、赤ちゃんが誤飲する可能性があるからです。
素材や塗料についても、赤ちゃんにとって安全なものが使われているおもちゃを選びましょう。
赤ちゃんは手に持ったものをすぐに口に入れようとしますので、よだれでベタベタになりがちです。
また、抵抗力のない赤ちゃんが舐めるものはなるべく清潔に保つことが大切です。
そこで、洗濯しやすかったり洗いやすかったりするものを選ぶことも、大切なポイントとなります。
きれいに洗えない複雑な構造のおもちゃは避けたほうがいいでしょう。
新生児期の赤ちゃんは、まだ目がはっきりとは見えていません。
この時期に認識できる色は黒、白、グレーのみとされ、成長にともなって少しずつほかの色も認識するようになっていきます。
そのため、赤ちゃんは淡い色合いのおもちゃはわかりづらく、赤い色などはっきりした色はわかりやすいのです。
そこで、月齢の低い赤ちゃんに贈るならカラフルな色のおもちゃにするといいでしょう。
また、赤ちゃんは視力がよくない一方で耳はよく聞こえています。
ガラガラやラトルなどの音の鳴るおもちゃを選べば、新生児期から活躍するでしょう。
出産祝いでおもちゃを選ぶときの予算
出産祝いを贈るときに悩むのが、どのくらいの金額のものにすればいいかということでしょう。
出産祝いの金額の相場はおよそ3000~2万円です。
ただし、金額は贈る相手との関係性によって異なります。
たとえば、親戚へ贈る場合は1万~2万円、知人や友人に贈る場合は3000~1万円が相場ですが、日頃から親しい間柄であればもっと高額な品にすることもあるでしょう。
とはいえ、あまりに高額なものを贈るとお返しの面などで相手を悩ませてしまう可能性がありますので、注意が必要です。
なお、友人に1万円以上のものを贈るときは、友人同士の連名にするケースもよくあります。
おもちゃを手作りにするときのポイント
ハンドメイドが好きな人であれば、おもちゃを手作りして贈ることもあるでしょう。
赤ちゃんに渡すおもちゃを作るときは、以下のポイントに注意する必要があります。
・赤ちゃんが口に運んでも問題のない素材で作る
・汚れたら洗える素材を選ぶ
・接着剤は使用しない
・布で作るときは糸で頑丈に縫う
・とがった部分は作らない
まず注意したいのが、どの素材を使うかということです。
タオルやフェルト、ペットボトル、トイレットペーパーの芯などおもちゃの素材として使えるものはたくさんありますが、赤ちゃんが舐めても問題のない素材にすることが必要です。
また、噛んだときにすぐに破れたりしない、ある程度の強度があるものにすることも大切なポイントでしょう。
さらに、洗いやすさを考慮する必要もあります。
赤ちゃんの口に入る可能性を考えると、接着剤は使用しないことが望ましいです。
布同士をつけるのであれば、糸でしっかり縫いつけましょう。
また、ペットボトルなどを使っておもちゃを作るときは、切り口に注意が必要です。
うっかり忘れやすい部分ですが、切り口がカットした状態のままになっていると、柔らかく薄い赤ちゃんの皮膚が切れてしまう恐れがあります。
ビニールテープで覆うなどきちんと処理しておきましょう。
さらに、とがった部分は作らずなるべく丸くすることも大切です。
細かなパーツをつけるのもよくありません。
たとえば、ぬいぐるみを作ったとして、目の部分に目ボタンを使うと、赤ちゃんが遊んでいるときに取れてそのまま飲みこんでしまう恐れがあります。
この場合は目ボタンの代わりに黒糸で縫って表現するなどの工夫をし、取れる可能性のある小さな部分は作らないようにしましょう。
出産祝いにおすすめのおもちゃ
赤ちゃん向けのおもちゃはたくさんありますので、何を選べばいいかわからず困っている人もいるでしょう。
そこで、この段落では出産祝いにおすすめのおもちゃを紹介していきます。
ルーピングビーズコースター
おすすめの出産祝いのひとつめは、ルーピングコースターです。
これは、さまざまな曲線を描く金属のレールにいくつものカラフルなビーズが通っているというもので、ビーズをレールに沿って自由に動かして遊びます。
知育玩具として有名ですので、名前は知らなくても見たことがある人は多いのではないでしょうか。
ルーピングコースターが出産祝いとして向いている理由は、男の子でも女の子でも関係なく遊べ、赤ちゃんのころから2歳ごろまで長く使えるからです。
また、木製の土台にカラフルなワイヤーやビーズの組み合わせで華やかな点も、贈り物に向いているでしょう。
とがった部分がなく、構造上ビーズが外れるようなこともなく、安全性が高いことも重要なポイントです。
おしゃれなデザインのものであれば、遊ばなくなってからインテリアとして飾ることもできます。
ルーピングコースターは赤ちゃんの知育にも役立ちます。
指先を使ってビーズを動かすことで手や指の発達が促され、集中力も養われるでしょう。
オーボール
オーボールは、柔らかい樹脂が網目状に組み合わされた、特徴的な見た目をしたおもちゃです。
ボール状のものがよく知られていますが、それ以外にも車型やマラカス型、ビーズが入っていて動かすと音が鳴るタイプなどたくさんの種類があります。
オーボールにはたくさんの穴が開いているため、赤ちゃんの小さな手でもつかみやすいのが特徴です。
つかんで動かす、つぶす、振る、音を鳴らすといった行動を通して知育も促されます。
どのタイプを選んでも、早い時期から遊べるでしょう。
成長段階に応じてさまざまな遊びができるため、長期にわたって使えることも人気の理由です。
オーボールの商品は樹脂製で柔らかいため、赤ちゃんがけがをしたり、投げたときや落としたときに床や壁が傷ついたりする心配もありません。
また、丸ごと水洗いできるのもメリットです。
洗ってしっかり水気を切り乾燥させれば、いつでも清潔な状態で遊べます。
木製の積み木
乳児から幼児までのおもちゃの定番といえば、積木です。
たくさんの商品が販売されていますが、贈るならブロックの面取りがしてあり、赤ちゃんが誤飲しないような大きめのサイズの積み木を選びましょう。
木製の積み木であれば、赤ちゃんが舐めても安心です。
また、素朴な温かみのある手触りは、赤ちゃんの知育の発達も促すでしょう。
積み木には、シンプルな白木のもののほかにカラフルな色がついているものもあります。
また、積み木の中に鈴やビーズ、木の玉などが入っていて遊んだときに音が出る積み木もあります。
カラフルで音が鳴るタイプの積み木は赤ちゃんが喜ぶ傾向が強く、おすすめです。
ベビーウォーカー
ベビーウォーカーも、出産祝い品として人気があります。
ベビーウォーカーとは、小さな手押し車のようなおもちゃです。
歩けない時期は赤ちゃんを乗せてひっぱれば喜びますし、歩ける時期になったら赤ちゃんが自分で取っ手を押して楽しめます。
歩くのをサポートしてくれますので、あんよの練習にもいいでしょう。
また、押して楽しむ時期を過ぎてからは、中におもちゃをしまうこともでき、お片付けの練習にもなります。
ベビーウォーカーはポップでおしゃれなデザインのものが多く、インテリアとして飾ることもできるでしょう。
長い期間にわたって活躍できるのが大きなメリットです。
選ぶときは、赤ちゃんの歩くペースが速いときに速度調節ができるか、転倒防止機能が備わっているかなども確認しましょう。
プラスチック製の軽いベビーウォーカーだと、赤ちゃんがつかまって立ち上がろうとしたときに後ろにひっくり返る可能性があります。
適度な重みのある木製のものや、プラスチック製でも転倒しにくいような構造になっているものを選ぶことが望ましいです。
また、ベビーウォーカーにはシロフォンや型はめ、ネジ回しといった遊べるギミックがついているものもあります。
ギミックつきのベビーウォーカーを選べば、手先の知育にも役立つでしょう。
お絵描きグッズ
出産祝いには、お絵描きグッズもおすすめです。
子どもは基本的に絵を描くことが好きですので、楽しんでもらえるでしょう。
また、お絵描きは赤ちゃんの指先の自然な発達を促すほか、想像力や創造力を養うなどさまざまな面の成長をサポートします。
お絵描きグッズには、クレヨンと画用紙のオーソドックスなセット以外に、お風呂場で使えるシートと水で流せば消えるクレヨンのセットや、何度でも使えるお絵かきボードなどさまざまな種類が出ています。
相手の好みを考えて選びましょう。
クレヨンを贈るときは、口に入れても害のない素材でできているものにすることが大切です。
たとえば、蜜蝋を使ったものや米と野菜で作られたものなどがあります。
赤ちゃんでも握りやすい形、持ちやすい大きさになっているものにすることも大切なポイントです。
さらに、うっかり壁や床に落書きしたようなときでもすぐに消せるように水で落とせるタイプを選ぶと、より配慮が行き届いているでしょう。
お絵かきボードもいいチョイスです。
何度も書いては消せるため繰り返し遊べ、赤ちゃんの手や衣服、壁などを汚す心配もありません。
商品によって多少違いはありますが、使えるのは1~1歳半ぐらいからのことが多いです。
赤ちゃんの弱い力でも絵を描けるのは、お絵かきボードの魅力のひとつでしょう。
なお、お絵かきボードにも種類があり、もっともよく知られているのはマグネット式です。
これは、磁石が先端についたペンでボードをなぞると黒い粉が浮き上がり、なぞった線が描けるというしくみです。
マグネット式のメリットは持ち運びしやすく、赤ちゃんの弱い力でも自由に描いていつでも消せるという点でしょう。
そのほかに、専用シートに水を入れたペンでなぞると水の跡がついて絵が描けるというものもあります。
水分が乾けば絵が消えますので、また遊ぶことができます。
シートですのでたたんで持ち運べ、かさばらずに保管できる点がメリットでしょう。
おままごとグッズ
おままごとも赤ちゃんや幼い子どもの定番の遊びといっていいでしょう。
赤ちゃんの名前が入ったおままごとグッズは、出産祝いとして高い人気があります。
おままごとといっても、最初のうちはおもちゃの包丁を使って野菜をカットする真似をしたり食べるふりをしたりして遊ぶことが多いです。
包丁を使うことで、赤ちゃんは手の使い方を学ぶことができるでしょう。
成長するにともない、次第にほかの子どもとやり取りをしたり、それぞれの役割を決めて普段の生活を想像して模倣したりするようになります。
この遊びを通して、想像力やコミュニケーション能力などが養われていきます。
おままごとは、遊びながら社会性が育める知育玩具なのです。
おままごとセットの素材には、プラスチック製や木製があります。
プラスチック製は軽くて運びやすく扱いやすい点がメリットです。
木製は自然素材ならではの温かみがあり、おしゃれな点がメリットといえるでしょう。
どちらも良い面がありますので、予算や贈る相手の好みなどを考えて選ぶといいでしょう。
なお、おままごとセットには細かなパーツが付属していることも多いですので、赤ちゃんが誤飲しないように対象年齢や内容物をしっかり確認することが大切です。
出産祝いにおもちゃを贈ろう!
出産祝いとしておもちゃを贈ることを検討している人も多いでしょう。
赤ちゃん向けのおもちゃを選ぶときは、安全性が高い、洗いやすく清潔な状態を保ちやすい、赤ちゃんが誤飲しづらいサイズにするなどのポイントを意識することが大切です。
また、新生児期の赤ちゃんには、色がはっきりしている、音が出るおもちゃが向いています。
ここで紹介したおすすめの商品も参考におもちゃを選び、出産祝いを贈りましょう。