身近な人から出産報告を受けたら、出産のお祝いを渡しましょう。現金で渡す場合でも品物で渡す場合でも、手紙やメッセージカードを添えて贈ると喜ばれますよ。この記事では、出産祝いに添えるメッセージカードの書き方や文例について紹介します。
出産祝いにはメッセージカードを添えよう
出産祝いの品物をインターネットショップなどで購入すると、ギフトとして直接自宅に郵送で手配してくれるお店が増えていることから、最近では郵送で贈る人が増えています。しかしギフトを郵送で贈ると、直接気持ちを伝えることは難しくなりますよね。品物だけを相手の自宅に贈ることは、どこか冷たい印象を与えてしまうこともあります。そんなときに利用したいのが、メッセージカードサービスです。
インターネットのギフトショップ・ソムリエアットギフトでは、注文者を対象にメッセージカードサービスを利用することができます。何を書けばいいのかわからないという人でも、定型文が用意されているので安心です。簡単にメッセージカードを作成することが出来るので、是非利用してみましょう。
喜ばれる言葉は?
せっかくメッセージを書くのですから、喜ばれる言葉を伝えたいですよね。出産祝いに添えるメッセージには、マナーをしっかりと守った喜ばれやすい言葉を選びたいところです。言葉選びの原則的なルールを1つ挙げるなら、「プラスのイメージがわく言葉を使うこと」です。「幸せ」「うれしい」「楽しい」「明るい」など、字面を目にするだけでもあたたかい気持ちになるような、ポジティブな言葉を効果的に使うことが大事です。
また、赤ちゃんの健やかな成長と明るい未来を連想しやすい「元気」「健康」「希望」「夢」「わくわく」「すくすく」といったワードも積極的に使いましょう。頑張り屋さんなお母さんには、「マイペースに」「のんびり」「ゆっくり」などの言葉を使ったメッセージを贈ることで、育児のめまぐるしい忙しさを和ませることができます。
避けた方が良い言葉は?
出産祝いのメッセージとして喜ばれやすい言葉があれば、逆にマナーとして避けたい言葉もあります。
代表例が「忌み言葉」と呼ばれるネガティブな連想をかきたてる言葉です。
たとえば、「流れる」「失う」「死ぬ」「消える」「落ちる」「破れる」など悪い結果を少しでも連想させるような言葉は慎みましょう。
「病」「弱い」「ダメ」「苦しい」「薄い」「避ける」など、母子の未来に不穏な陰をなげかけるような言葉も避けるべきといえます。
より細かく気づかうようにするなら、「死」につながる数字の「4」なども使わないようにするのが安心です。
喜ばれるメッセージカードの文例を紹介!
出産祝いの品物に添えるメッセージの文例として、いくつか定型文を紹介します。贈る相手によって、丁寧な文章や少し崩したカジュアルな文章など、メッセージの内容を変えたいという人は、ぜひメッセージ例を参考にしてみてください。
目上の人へ、かしこまった文例
・ご出産おめでとうございます。
皆様がこれからも幸せに暮らせますよう、心より応援しています。
・この度は、ご出産おめでとうございます。
ささやかですが、お祝いの品を送らせていただきます。
ご家族そろってすこやかな日々を過ごされますように。
・赤ちゃんのお誕生、おめでとうございます。
ささやかですが、お祝いの品とさせていただきます。
また赤ちゃんのお話たくさん聞かせて下さい。
皆様の幸せを心よりお祈りしています。
・この度は、御出産おめでとうございます。
お祝いを贈るのが遅くなってしまいごめんね。
○○ちゃんの健やかな成長をお祈りしています。
友人や同僚へ、カジュアルな文例
・あなたに幸せの星が輝きますように
May lucky star shine on you.
・可愛い赤ちゃんが健やかに成長されますように
Best wishes for your baby’s happy future!
・ご出産おめでとう。
Congratulations on your new baby!
メッセージカードをつけたほうが良い場合は?
出産祝いに添えるメッセージカードについてですが、直接手渡しで渡す場合には直接お祝いの言葉を伝えることができるので、必ずしもメッセージカードが必要というわけではありません。お祝いの品物にメッセージカードを添えたほうが良い場合は、「お祝いが遅れてしまった場合」と「郵送で贈る場合」の2つのケースです。お祝いを贈るのが遅くなる場合と、郵送でお祝いを贈る場合は、メッセージカードを添えた方が相手に好感を持ってもらえるでしょう。「お祝いが遅れた場合」については、渡すタイミングである1ヶ月~2ヶ月よりも遅れてしまう場合のことです。事前に電話やメール、お手紙で遅くなる旨の連絡をしていても、品物を贈る際に、遅くなった旨のお詫びの文言を入れたメッセージカードを添えて贈るとより親切でしょう。直接渡しながらお詫びを伝え、さらにメッセージカードを添えると気持ちもより伝わり、今後の人間関係も良好になることでしょう。「郵送で贈る場合」は、直接会って感謝の気持ちを伝える事ができないので、メッセージカードにてお祝いを贈る旨と、感謝の気持ちを記すということです。何の連絡もなく、突然品物を送りつけるのは、かえって失礼にあたるので注意しましょう。
メッセージカードがいらない場合は?
基本的にメッセージカードを付けないほうが良い場合はありません。直接会ってお祝いを手渡しする場合でも、メッセージカードを添えて渡すことで受け取った人も気持ちよく受け取ってもらえるでしょう。
出産祝いを贈る前におさえておきたいマナー
出産祝いを贈る前に、出産祝いの現金や品物の渡す時期や金額相場など、のしの他にも守らなければいけないマナーがあります。以下の記事で、出産祝いを渡す時期や金額相場について詳しく解説しています。
出産祝いにおすすめのアイテムは?
出産祝いでは、ベビー服やおむつケーキ、新生児から使えるスタイやおもちゃ、長く使えるタオルギフトなどが人気です。特に、赤ちゃんのお世話でなかなか外出できない時に、気分をリフレッシュさせてくれるような新ママさんへの贈りものは、出産祝いとして贈るととても喜ばれるアイテムです。新生児との生活でヘトヘトなママが家にいることが楽しくなるようなスキンケアギフトや、赤ちゃんが眠っている時に家の中で楽しめるスイーツギフトなどの食べ物、ホッとひと息できるドリンクギフトも喜ばれるでしょう。出産祝い=赤ちゃんへの贈りものというイメージですが、慣れない育児に奮闘中のママの気分が落ち着くような贈りものを選ぶと「センスがいいね」と思われますよ。
以下の記事で、出産祝いにおすすめのプレゼントを紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
まっすぐにおめでとうの言葉を伝えよう
お祝いに添える手紙やメッセージカードは、なくても失礼になることはありませんし、マナー違反になることはありません。しかし、言葉は人の気持ちを直接伝える手段でもあり、気持ちを伝えるのに必要なものであることは間違いありません。文章を書くうえでのマナーをしっかりとおさえて、「おめでとう」「幸せを祈ってるよ」という気持ちを伝えましょう。