日頃お世話になっている取引先や企業へ、感謝と今後の良好なお付き合いを願って贈るお中元の贈り物。挨拶も兼ねて直接手渡しで渡す場合もありますが、基本的には郵送することも多いビジネスシーンのお中元。個人で贈る場合でも企業へ贈る場合でも、郵送でお中元を贈る場合には送る前に手紙代わりに送り状を送っておくのがマナーです。この記事では、お中元の前に送る送り状の書き方や文例を紹介します。
最終更新日:2023年5月16日
お中元はいつから準備するもの?
お中元の準備をする時期は、6月中旬~下旬がベストタイミングです。
しかしながら、お中元を贈る時期は実は地域によって差があります。
関東では7月初旬頃から7月15日頃までと短い期間ですが、関西地方では7月中旬から8月15日頃までと、関東地方に比べて少しだけ期間が長いようです。
北陸や北海道、沖縄もそれぞれ期間が違っており、7月初旬から8月15日までの約1ヶ月のうち、それぞれの地域ごとに1週間から1ヶ月ほど期間が異なります。
最近では、お中元の時期が早まっていることもあり、関西地方でも7月初旬から贈られるようになっています。 6月の中旬頃になったらそろそろ何を贈ろうか検討し始めると良いですね。
あわせて、どの企業へお中元を贈るか選別を始めておきましょう。
お中元を贈る企業はどうやって決めるの?
毎年お中元を贈る企業が決まっているという会社も多いでしょう。
しかし、コロナ禍では贈る企業を選定し直す方が良い場合もあります。
コロナ禍においての贈る企業の選定方法は、まずは送り先の従業員の出社状況の確認です。
2019年以降、コロナ感染対策としてリモートワークへシフトしていった企業が増えました。
中には、オフィスを持たずリモートで業務を進めている企業もあります。
お中元を贈る前に、贈り先の企業が何人出社しているか、リモートワークが導入されているかなどを把握しておきましょう。
また、毎年送っている企業へのお中元は問題ないとはいえ、中にはお中元などの贈りものを受け取れない企業もあります。
公務員は、民間企業であってもプレゼントを受け取ることができません。
知らずに送ってしまい、相手を困らせてしまうことは避けておきたいところです。
しっかりと確認しておきましょう。
最終決定の前には、今後も付き合いがあるかどうかを考慮し、今後とも良好な関係を築いていきたい企業へお中元を贈るようにしましょう。
コロナ禍においてお中元を贈るときに注意したいことは?
まだまだコロナウイルスの影響を受けている企業も多いはず。
一般的には、コロナ禍であってもお中元を自粛しなければいけないということはありません。
しかしながら、お中元の商品を贈るときには細心の配慮をもって準備する必要があります。
遠方への取引先の場合には、会いに行くという選択肢の他にも、郵送で贈る方法もあります。
送る相手の状況を考慮してお中元を準備しましょう。
以下の記事では、コロナ禍でのお中元の贈り方について詳しく説明しています。
送り状を郵送するタイミングはいつ?
お中元を送る前に郵送する送り状ですが、お中元を手配する前に郵送するのがマナーです。
お中元が届く日を指定している場合は、お中元が届く10日~7日前後に郵送するのが好ましいです。
あまりに日が離れてしまっていると、忘れた頃にお中元が届くという事態にもなりかねません。
また、夏季休業に入ってしまう企業もあるので、送り状が届く日もしっかり考慮しましょう。
お中元を送る前に郵送する送り状の書き方
ここでは、お中元のメッセージの書き方を、実際の文例を交えて解説していきます。
まずは送り状の冒頭部分です。
切り出しの挨拶は、季節の挨拶から始めましょう。
7月の時候の挨拶は、「盛夏の候」や「小暑の候」が多く用いられます。
次に、コロナ禍においての相手の体調などを気遣う一文を添えましょう。
コロナ禍という表現がフランクに聞こえる場合には、「未曾有の災禍」と表現されることもあります。
そのあとに、日頃からお世話になっている感謝の気持ちを書き、お中元を贈る旨の連絡を綴ります。
日時を指定している場合には、到着日を伝えておくと親切ですね。
最後に、本来ならば手渡しで渡すものなので、郵送で渡してしまうことへのお詫びの一文があるとより親切でしょう。
お中元を渡す相手は、企業です。
コロナ禍で影響を受けている場合は大変な思いをされていることもあるでしょう。
「未曾有の災禍の中、大変ご苦労をされていることと案じております」といった、相手の企業を気遣う言葉も好印象です。
送り状の文例
(例1)
謹啓
盛暑の候、貴社におかれましては未曾有の災禍の中、大変ご苦労をされていることと案じております
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます
つきましてはお中元のおしるしまでに、別便にて○○を○日到着予定でお贈りいたしました
本来であれば直接お伺いしてご挨拶申し上げるべきところ
誠に失礼とは存じますがご笑納いただければ幸いに存じます
この状況が一日でも早く終息へ向かいますことと、皆様のご健康をお祈り申し上げます
謹白
送り状の文面はさまざまありますが、コロナ禍という状況を書かずに送り状を郵送したいという方は、以下の文面を参考にしてみてください。
(例2)
謹啓
盛夏の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます
平素は格別のお引き立てにあずかり 篤くお礼申し上げます
つきましては、心ばかりの品ではございますが
日頃のお礼までに○○をお送りいたしました
お口に合うかわかりませんが 皆様でご賞味いただけますと幸いです
末筆ではございますが 貴社のますますのご発展と皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます
略儀ながら書中をもちましてお中元の挨拶を申し上げます
謹白
郵送で贈る企業へのお中元はどんな品物がおすすめ?
企業へ贈るお中元の品物を選ぶときのポイントは、従業員のみなさんに楽しんでもらえるものを選ぶことです。
大勢の人に喜んでもらえるものといえば、食べものですよね。
中でもスイーツやお菓子のセットなら、日持ちするものもありますし、個包装されているものも多いので、手軽にみんなとシェアしてもらえそうですね。
しっかりと熨斗(のし)と包装紙でのラッピングも忘れずにしましょう。
以下の記事で、企業へのお中元に人気のアイテムを多数紹介しています。
是非参考にしてみてくださいね。
お世話になっている企業へ最大限の配慮を心がけましょう
お中元を企業へ郵送で渡す予定の人は、必ず送り状を送りましょう。
お中元の品物だけが会社に届いてしまうのは大変失礼にあたるので避けたいところです。
「今後もお付き合いお願いします」という一言の挨拶と共に贈るお中元ですので、贈るときには相手への最大限の配慮を忘れないでおきましょう。
その上で、お中元の品物と一緒に日頃の感謝の気持ちやありがとうの気持ちがしっかり伝わる送り状を書きましょう。
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