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出産内祝いに命名札は必要?内祝いにかけるのしと命名札のルールとは?

内祝い

出産をお祝いもらうと、内祝いでありがとうの気持ちをお返しします。内祝いの品物には、その贈りものの用途が分かるようにのし紙をかけますが、出産の場合はのし紙の他に命名札という短冊の札を付ける場合があります。あまり見かけない命名札ですが、地域によっては今も親しまれている風習です。そこでこの記事では、命名札とはなにか、利用したい場合どこで作ることができるのか、印刷する方法やつけ方、貼り方、どうするべきかなどを解説していきます。新しい場所で新しくスタートさせた新生活。その土地で根強く残る慣習を理解して、恥ずかしくない内祝いを贈りましょう。
最終更新日:2021年1月11日

出産内祝い
 
 

命名札とは?

命名札とは、かつては誕生した赤ちゃんの名前をお札に書き記し、誕生から7日目に行う“お七夜”というお祝いにあわせて、神棚や床の間などにお供えして、健康にすくすく育つことを願うものでした。
今でも、地域によっては赤ちゃんが生まれたら命名札を身内に配り、台所など家の目立つ場所に貼る習慣が残っていますが、現代では、命名札だけを配る風習は少なくなっているようです。
その代わりに、出産内祝いの品物を贈る際に添えるというスタイルが今では一般的となっています。

命名札については以、下の記事でも詳しく説明しています。

 

命名札を積極的に利用する地域は?

出産内祝いに命名札を添えて贈る風習は、全国的に知られているわけではありません。
中には「命名札って何?」と思う人もいるでしょう。
命名札を利用する地域は、主に北海道や四国地方、中国地方の一部や、九州、沖縄地方で使われています。
地域色の強い風習なので、この地域で新生活をスタートさせた人は、お祝いや内祝いを贈る際には事前に確認しておいたほうが良いでしょう。
命名札は、少しずつ簡略化されている風習ですが、“命名札をつけるのは当たり前”と考えられている地域は今でもあるので、内祝いを贈る際は、十分気をつけましょう。

 
 

命名札はどこの家に飾るの?

命名札は、赤ちゃんの名前をお披露目するという役割を担っています。
自分自身の子供の名前をお披露目するためのお札ですが、出産内祝いを贈った先の家に飾ってもらうためのお札でもあります。
上記で説明した通り、昔はお七夜にあわせて神棚や床の間にお供えしていたのですが、今では出産内祝いに添えて命名札を贈ることがほとんどです。
したがって、子供の誕生をお祝いしてくれた身内や友人に、命名札を家に飾ってもらうことになります。
もちろん、「必ずこうしなければいけない」といった決まりはないので、命名札を出産内祝いの個数分より多めに作っておいて、自分の家の神棚にお供えしておくのも良いでしょう。
新しい命が宿るお札です。
我が子の健やかな成長を願って、目につくところに飾りたいですね。

命名札を付ける場合ののしと命名札の書き方を知ろう

それでは次に、命名札を利用する時ののしの書き方と貼り付け方について解説します。

のしと命名札の両方に名前を書いてもいい?

命名札を利用する場合、のしには何を書けばいいのか悩むところです。
こちらも、地域によってさまざまで、例えば、命名札を付ける場合は、のしの下側(のし下)には何も書かずに、命名札にフルネームを書く場合があります。
また、のし下に苗字のみを書き記し、命名札には名前のみを書く場合もあります。
命名札を飾る風習のある地域で利用する場合は、命名札にはフルネームを書くようにしたほうが良いでしょう。
のしや命名札の目的は、それぞれに違います。
まず命名札は、誕生した子供の名前や読み方を周りに披露するという役割があり、一方のしは、誕生した子供からの贈りものであるということがわかるように掛けるものです。
命名札を利用しない場合は、のし下に子供の名前を書き記すことで名前のお披露目も兼ねています。
したがって、のしにも命名札にも、子供の名前を書き記すことは間違いではありません。
贈る先で、命名札をどのように使用するかによっても違ってくるでしょう。
命名札を利用する場合は、そういったこともあらかじめ確認した上で利用しましょう。

命名札はどこに貼るのがいい?

命名札を利用する場合、品物にのしをかけて、その左側に貼付してもらいましょう。
包装紙の外側にのしをかける外のしや、包装紙の内側にのしを掛ける内のしがありますが、命名札はのしの上に直接貼るように付けます。

命名札を利用する時の注意点

命名札は、ギフト専門ショップや楽天市場などの通販サイトのほとんどのお店で作成してくれます。
中にはサービスで無料で作成してくれるお店もあるので便利ですよ。
命名札を利用したい時は、内祝いを注文する際にあわせて依頼しましょう。
内祝いの品物と一緒に命名札を依頼する場合には、注意しておきたいことがあります。
店頭で内祝いを購入する場合は、命名札の仕上がりを直接確認することが出来るので安心して用意することができます。
しかし、最近では内祝いを通販サイトで購入するケースも多いです。
通販サイトで命名札を利用する場合、お店におまかせになる場合が多いでしょう。
のしについては、ほぼ全国的に共通の書き方がありますが、命名札は特に地域色が強いので、しっかりと確認しておく必要があります。
例えば、用紙や文字の大きさや書き方、フォントなど、贈る相手の地域に沿った命名札をできるだけ用意するべきです。
大きさについても、30cmほどの命名札から20cmほどの命名札まであります。
書き方も、名字を書くのか、双子の場合は1枚ずつに分けて書くのかなど、地域によって細かい決まりがあるでしょう。
通販サイトの場合は、郵送してもらう前に実際の命名札を見せてもらうなどして、チェックしておきましょう。
実際に届いた時に、思っていたものと違うという事態にならないように、届く前にしっかりと確認しておくことが大切です。

自作で用意する場合は、まず命名札の貼り方やつける場所などをインターネットで検索しておきましょう。
作成するときは、パソコンのワードなどで作成すると良いでしょう。
写真入りで作成したいという場合は、命名札のテンプレートを掲載しているサイトもあるので参考にしてみましょう。

命名札を飾る期間は?

命名札を友達からもらったら、家の目につくところに飾る習慣があります。
貼る場所は、台所が多いようですが、神棚や床の間に飾ることもあるようです。
名前を覚えるためによく見えるところに飾るのですが、出産内祝いをくれた相手が家を訪ねてくる場合や、他の来客と子供についての話題になる場合もあるので、名前を忘れないように、しばらくは飾っておいた方が良さそうですね。
命名札について、いつまで飾るという期間ははっきりと決まっていません。
とはいえ、ずっと飾りっぱなしというわけにもいきませんよね。
一般的に、命名札を外すタイミングとしては、「お母さんが通常の生活に戻る床上げの時期まで(産後3週間~1ヶ月)」、「お宮参りをするときまで(産後1ヶ月)」、「出生届を提出したときまで(生後14日以内)」とされています。
命名札をこの期間内にもらった場合は、これらの時期を目安に命名札を片付けると良いでしょう。
しかし、出産を終えたママの負担は絶大です。
出産内祝いを贈るのが遅くなる場合も十分考えられます。
産後、2ヶ月、3ヶ月後に、出産内祝いを受け取る場合もあるでしょう。
そういった場合も、飾る期間は大体1ヶ月ほどで問題ないでしょう。

命名札の処分方法は?

新しく誕生した命が書かれた命名札。
自分の子供の命名札や、出産内祝いでもらった可愛い命名札について、いつまでも飾っておくわけにもいきません。
命名札は、どのように処分するのが良いのでしょうか。

自分で用意した場合

出産祝いのお返しとして内祝いを用意する際に自宅に飾っておく用に一緒に用意していた命名札は、へその緒や母子手帳、アルバムなどと一緒に保管しておくと良いでしょう。
普通に処分しても問題はありませんが、せっかくのわが子の命名札です。
わざわざゴミ箱に捨てる必要はありませんよね。
新しい命が誕生した瞬間の思い出として、大切に保管しておきましょう。

命名札をもらった場合

出産祝いを贈ったお返しに内祝いと一緒にもらった命名札は、飾ったあとは普通に処分しても問題はありません。
決まった処分の形はなく、ちゃんと処分をしなければ縁起が悪くなるというものでもありません。
しかし、新しい命の宿った命名札ですので、処分するのは心苦しいという人は、お焚き上げやとんど焼きなど、縁起を重視して処分すると良いでしょう。

 
 

命が宿る名前をみんなで大切にしよう

家族が増えると、その土地の習慣に触れる機会も多くなります。
お祝いをもらって内祝いという習慣を初めて知るように、結婚して出産を経験すると、今まで知らなかったことがたくさん出てくるでしょう。
命名札は、最近では使用する人が少なくなってきてはいますが、今でも家に飾ることを楽しみにしている人もたくさんいることでしょう。
命名札に限らず、昔からある風習は、豊作を願ったり、子供が健やかに育つようになど、人々が神様に願った“想い”が込められています。
今では昔からの行事やしきたりを簡略化するなど少しずつ減ってきていますが、みんなが願ったその“想い”は、形が変わっても次の世代に残していきたいですね。

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