ベビーモニターとは?
ベビーモニターとは、ネーミングの通り赤ちゃんの様子を音や映像を通してモニターできる機器です。
モニターというとなんとなく防犯用の監視カメラのイメージが強く、赤ちゃんのベッド周りに昼夜カメラを置くことに抵抗がある人もなかにはいるでしょう。
しかし、ベビーモニターは監視カメラとは少し異なり、もっとファミリー向きのモニター機器であり、大切な赤ちゃんを「見守る」見守りカメラの役割を目的としています。
育児をよりムダなく快適にするために、アメリカやヨーロッパではベビーモニターを使用するのは珍しいことではありません。
育児に欠かせない便利グッズとして取り入れている家庭が多いです。
赤ちゃんが寝ている間こそ、ママがやっと家事を進められる時間といえます。
そばから離れていなければならないときに、遠隔で赤ちゃんを見守れるベビーモニターの存在は心強いものです。
部屋全体を映してくれるものもあるので、別室の様子を常に確認できるおかげで、安心して家事だけでなく自分のこともできます。
合理的なものの考えかたが主流なアメリカやヨーロッパでは、ベビーモニターが一般的であるのも当然でしょう。
限られた時間を有効に使うために、育児の場でベビーモニターを大いに役立てています。
そして、アメリカやヨーロッパでは赤ちゃんのねんねトレーニングの取り組み方が日本と異なるのも、ベビーモニターが普及している理由のひとつと考えられます。
生後早い時期から赤ちゃん用のベッドルームでひとりで眠るように少しずつサポートしていきます。
日本では添い寝や、両親のベッドの横にベビーベッドを置いて眠る家庭が多く、子どもが小さいうちは家族で同じベッドルームであることが大半です。
夜泣きのときも、赤ちゃんが泣けばすぐに枕元に行き、ママが授乳したりあやしたりします。
日本の文化では、赤ちゃんは大人が常にそばにいて守るべき弱い存在であり、ママは家事をこなしながら抱っこやおんぶをして赤ちゃんといつでも一緒にいるのが当たり前、特に夜はママがすぐそばで過ごすものという考え方が昔から強いのです。
しかし、アメリカやヨーロッパでは赤ちゃんへの接し方が日本とは違い、赤ちゃんの自立を促してあげるためにひとりで眠る練習も早い段階から始めるのが親の役目と考えられています。
だからといって、親とは別のベッドルームに赤ちゃんを放置しているわけではありません。
ねんねトレーニングでは、赤ちゃんとママの信頼関係をしっかり築きつつ、徐々にひとりにする時間を伸ばしていきます。
そして、赤ちゃんが眠りにつくまで、ひとりで過ごしている様子をベビーモニターで確認しながら、安全面にはしっかり配慮しているのが特徴です。
眠っているときにも、赤ちゃんの様子を確認できるのでママも安心して過ごすことができます。
ベビーモニターは、ママが育児を頑張りながら上手に自分の時間を見出す助けとなるアイテムです。
また、家事と育児をバランス良くこなせるようペースをつかむためのサポーター役でもあります。
ベビーモニターを使うメリット
ベビーモニターを使うことで、赤ちゃんから目を離す不安を軽減し、代わりに家事をスムーズに進められるというメリットがあります。
赤ちゃんが寝ている間に家事などをある程度済ませたいものですよね。
ベビーモニターがない場合は、育児と家事を同時に進める中でママはいつも大忙しです。
日本のママは赤ちゃんの寝かしつけを頑張ってからそっと部屋を離れ、泣き声など何か音や声が聞こえれば赤ちゃんのもとに飛んでいきます。
ベビーモニターがあれば、お昼寝や夜の睡眠の途中で泣いてしまっても、何事かと慌てて行く必要はなくなり、まずはモニターで様子を確認します。
赤ちゃんの状態を見てから、ベビーベッドに行くので、精神的な負担も少ないのです。
ベビーモニターが普及しているアメリカやヨーロッパのように赤ちゃんの独り寝の練習にも使えます。
独り寝ができるようになれば、赤ちゃんが大人の時間に合わせず先に寝室で寝られるので、赤ちゃんの睡眠時間を整えられるのもメリットです。
赤ちゃんの様子をベビーモニターで確認しながら、家事をどんどん終えることができます。
赤ちゃんが生まれてから四六時中ママはずっと赤ちゃんのことを気にかけ、常にそばで様子を見ながら過ごしていますから、ベビーモニターがその役割をサポートしてくれれば、気が休まる時間にもなります。
女性は家事のしかたを見てもいくつものことを同時進行する能力に割と長けており、男性とはまた違った集中のしかたをすると一般的にいわれていますが、家事に育児が加わってからの心身の負担はなかなかハードなものがあります。
いつでも赤ちゃんが最優先になり、家事はどれもやりかけ、1日が終わるまでになんとかママの仕事を終えたくてもタイムスケジュールはあってないような毎日です。
家事が思うように進まないストレス軽減にベビーモニターは大きく貢献します。
そして、赤ちゃんがベッドにいる間のアクシデントへの不安も大幅に減ります。
小さいうちは寝具が思わぬ危険になる場合もあり、ママは気がかりでしょう。
ほかにも、吐き戻しやうつ伏せ寝による窒息などの心配もあるし、またベッドに柵があっても転落の危険はゼロではありません。
赤ちゃんは静かなときほど大人がやってほしくないことをしているものです。
いたずらやベッドの柵越えなどをしていないかどうか、ベビーモニターの設置場所にさえ気をつけておけば、静かにしていてもモニタリングできたほうが安心できます。
ベビーモニターがあれば、しょっちゅうベビーの様子を見に行かなくても安全の確認が可能です。
さらには、上の子によるいたずらのチェックにもひと役買います。
年齢が近い兄弟がいる家庭では、赤ちゃんへのいたずらが気になるものです。
大抵のママは2人目育児、3人目育児に向き合うときに上の子と赤ちゃんの関係に多少は悩みます。
兄弟というものは、下の子にどうしてもちょっかいを出してしまうのが上の子です。
ママとしてはお兄ちゃんやお姉ちゃんを赤ちゃんと同じように大切に思い、信じてあげたいものの、危ないことをしてないか心配です。
ゆったり構えて見守りたくても、口うるさく注意しなくてはならない場面も少なくありません。
ベビーモニターはそのようなジレンマから解放してくれます。
ママがそばで見ていなくても、ベビーモニターでそっとチェックできるメリットもあるのです。
映像付きと音声のみの2タイプ
ベビーモニターには、映像付きと音声のみの2タイプがあります。
音声のみのタイプは、シンプルさが売りです。
機能が少ない分コンパクトであり、映像付きより低コストなのが特徴です。
すぐ見に行ける距離の範囲内だけで使うなら音声のみで事足りるともいえます。
一方、映像付きは映像で様子を確認できるのでより安心感があります。
固定式や可動式など機能もさまざまなので、用途に合わせるとよいでしょう。
赤ちゃんの筋力がついてくると動きも日増しに活発になります。
ベビーベッドでの思わぬアクシデントの心配も増えるので、映像付きがより適しているでしょう。
また、子どもが成長した後まで長く使える点で、遊び中にモニタリングしたり、ペット用モニターとしても使える映像付きは、なにかと使い勝手が良く長期的な使用を望む家庭におすすめです。
ベビーモニターはいつからいつまで使うもの?
ベビーモニターの使用期間は家庭によって違うものの、赤ちゃんの時期に限定せずに長く使用できるので、子育て中の家庭には便利なアイテムです。
安全であるはずの自宅でも、思いがけない出来事が起きたり、大人にとっては危なくない物が子どもには危険な場合もあります。
留守番時の子どもの様子や、別室で遊ぶ子どもの状況を確認できるのは、ママやパパにとって安心でしょう。
また、映像付きであれば、大切な家族であるペットモニターとしても活用できます。
おすすめ1:ワイヤレスなら場所を選ばず持ち運びが便利
ワイヤレスベビーモニターは、ネットワークカメラのように使う場所が限定されず、コンセントがないところでも遠隔操作で使えるのが強みです。
また、コードは赤ちゃんが興味を持ちやすく危険なので、ワイヤレスであれば安心して設置できます。
日中、ママは自宅内でもあちこち移動しながら家事をこなします。
気軽に持ち運びができるワイヤレスなので、その場でモニターをチェックできるのも魅力です。
旅行先や実家など外出先での外泊時にも携帯すれば重宝します。
おすすめ2:赤外線機能付きで夜間もくっきりモニタリング
赤外線機能付きベビーモニターのポイントは暗い場所でのモニタリングにも対応できることです。
モニターしたいのは日中だけとは限らないため、夜に赤ちゃんが寝た後も真っ暗な部屋をモニターできる赤外線機能付きは便利です。
忙しいママが心底ゆっくりできるのは、赤ちゃんを夜寝かしつけたあとのわずかな時間だけといっても過言ではないでしょう。
ただ、まだまだ上手に長く眠れないのが赤ちゃんの特徴です。
眠りが浅くなったときに、目が覚めてぐずってしまうことも多く、ママは落ち着けません。
また、赤ちゃんは音や光に大人が思う以上に敏感です。
せっかくスヤスヤと眠っていたのに、様子を見に行ったために起こしてしまうこともありがちな状況です。
赤外線のセンサー機能付きなら、モニターで確認しながらリビングでゆったりくつろげる時間を確保できます。
なかには、暗くなると自動で赤外線機能に切り替わるものもあります。
実は、赤外線機能付きベビーモニターは、赤ちゃんの時期を過ぎてもう少し大きくなってからも、夜間にとても役立ちます。
寝相が悪い子どもが寝返りなどをしている様子をモニタリングできるのはとても便利な機能なのです。
暗い部屋の映像がしっかり見えることで、ベッドから落下する前に対応できます。
また、幼児期に関しては、意外にママたちが頭を悩ませるのが、寝相が悪いことによる寝冷えだったりします。
季節の変わり目や肌寒いシーズンなどは特に風邪をひきやすいので、子どもが夜中に寝具から出てしまっていないか心配です。
ベビーモニターで確認できれば、子どもの状態をちょくちょく見られるので、寝冷えを気にしすぎる必要がなくなります。
おすすめ3:スマホと連動!離れた場所から様子をチェック
スマホ連動ベビーモニターは、スマホがモニターになるので、iphoneやAndroidなどのスマホアプリをインストールしてスマホだけ持ち歩けばよい身軽さが魅力です。
専用アプリをダウンロードして連動させます。
スマホでカメラの向きを首振りさせることができるので、位置を動かせて見たい角度から確認ができます。
映像は外部サーバーに保管されるので、スマホの容量にも響きません。
おすすめ4:防水機能付きならお風呂に持ち込める
家事の中で割と長い時間を過ごすのはキッチンというママも少なくはないでしょう。
防水機能付きベビーモニターであれば、キッチンなどの水場でも安心です。
濡れた手で触れられることも強みです。
また、産後のママはとにかく自分のためのまとまった時間が激減します。
当たり前だったお風呂に浸かる時間でさえも、なかなか作れません。
ベビーが寝ている間にゆっくりお風呂に入れるのは嬉しいところ。
うっかり濡らして壊れることがないので安心です。
おすすめ5:映像をシェアして家族全員で見守れる
映像をシェアできるベビーモニターは、家族全員で見守れるのが魅力です。
録画機能がついているものやwifiを通してアカウントを持っている人であれば映像を見られます。
大人数で確認できるのでより安全性が増すメリットがあります。
映像は、スマホからでもパソコンからでも見られるので利便性が高く、離れた場所にいても映像が確認できます。
ベビーモニターを選ぶときの注意点は?
ベビーモニターを選ぶときには、自分に必要な機能が備わっているか、そして安全が確保されるかが重要なポイントです。
また、コンセント式より自由度の高いバッテリー式を選びたいかなども考慮しましょう。
盗聴防止機能などセキュリティがしっかりしているかも確認しておくと安心です。
まず、なんとなく選んで後悔しないように、希望する機能をある程度絞り込むことが大切です。
そのうえでベビーモニターの機種の性能を確認して、具体的に希望する内容と合致しそうか考えます。
たとえば、音声だけでなく映像も確認したいか、夜間などに対応できるよう赤外線機能があるほうが良いかなども選択の基準となります。
音声については、部屋の音声を聞くだけの1wayと声かけができる2wayがあるので、赤ちゃんにベビーモニター越しに声かけをしたいかどうかで判断します。
また、セキュリティにも注意しなくてはなりません。
ベビーモニターが盗聴されれば、生活パターンを掴まれるなどのリスクがあります。
また、映像を授受する双方の機器が同期して映像を映すデジタルか、周波数を合わせて受信するアナログ式なのかもセキュリティに関わってきます。
一般的にデジタル式の方がセキュリティ面に優れているのでおすすめです。
さらに、技適マークと呼ばれる、特定無線設備の技術基準適合証明等のマークが付いているかどうかもチェックすべきポイントです。
付いていない無線機は違法になる恐れがあります。
外国製のベビーモニターでも、日本国内で使用できるものにはその証明として技適マークが付いているので、事前に確認しましょう。
しっかり見守りながら育児ストレスを減らそう!
ベビーモニターは、いつもそばで見守っていたいという願いをかなえる便利アイテムです。
多機能なモニターは魅力的ですが、価格もピンからキリまであります。
決して安い金額の買い物ではありません。
モニターが2台あれば1階にいても2階にいても見守ることが出来ますよ。
また、日本製がいいといったような譲れない機能や条件を絞り、しっかり比較検討することが大事です。
ベビーモニターは、楽天市場やamazonなどのインターネットのオンラインショップでも購入することが出来ます。
売れ筋商品が人気ランキングとして紹介されているので、どのメーカーのものが人気なのかを検索して比較することができるでしょう。
また、口コミやレビューも参考にしてみましょう。
赤ちゃんを連れての外出は大変な事が多いので、自宅まで配送してもらえるのは助かりますね。
店舗で購入するよりもお得に購入できる場合もあり、また2020年の最新モデルのカタログをいち早く確認できるのでおすすめです。
送料無料キャンペーンを開催しているお店もあるので、是非オンラインストアを利用してみましょう。
インターネットショップでは、使い方などがわかるように動画で説明してくれている場合もあります。
わからないことがあれば、スタッフに問い合わせてみると良いでしょう。
また、実際に触ってみたいという人は、購入前に販売店に出向いてみるのもいいですね。
赤ちゃんが大きくなっても、介護用としても使用することができるので長期的に利用できるのも嬉しいですね。
ベビーモニターを導入すれば大切な赤ちゃんの安全を守りながら、育児の負担を軽くできるので、家事の効率が格段に上がります。
ママとパパでゆっくり相談して、自分たちの育児スタイルにベストなベビーモニターを選びましょう。