敬老の日には、おじいちゃんやおばあちゃんに日頃の感謝と「元気で長生きしてね」という気持ちを込めてギフトを贈ります。敬老の日には、和菓子などのお菓子や秋の季節に美味しい果物を使ったケーキやさらっと食べやすいフルーツたっぷりのゼリー、健康志向の食品が人気です。他にも、コーヒーギフトやお酒のギフトを贈る人もいるでしょう。敬老の日のギフトを選ぶときには、祖父母の笑顔を想像しながら喜ばれるものを選びますが、贈ってはいけないものを想像しながら選ぶことはあまりありませんよね。これが良いだろうと選んだものが、実はおじいちゃんおばあちゃんに失礼になる品物かもしれません。ここでは、敬老の日に避けたほうが良い品物やNGアイテムを紹介します。ギフトを選ぶ前に押さえておくことで、失礼なギフトを贈ることを避けましょう。
最終更新日:2022年8月5日
敬老の日の由来は?

敬老の日は、日本発祥の記念日です。
  昭和22年に兵庫県多可町で「お年寄りを大切にし、お年寄りの知恵を生かした村作りをしよう」という考えのもと、「としよりの日」が提唱されたのは始まりです。
  その後、もっと良い呼び方にしようということで、昭和39年に「老人の日」となり、41年には国民の祝日「敬老の日」となりました。
    「敬老の日」はお年寄りを大切にする心を改めて思い出させてくれる日です。
  忙しい毎日を過ごす中で、一度立ち止まっておじいちゃんやおばあちゃんを想う心を取り戻す日であるのかもしれないですね。
敬老の日は何歳からお祝いする?

小さい時には、敬老の日におじいちゃんやおばあちゃんに似顔絵や手紙を書いて気持ちを伝えていたことでしょう。
  10代を過ぎ、成人を過ぎれば、おじいちゃんやおばあちゃんに喜んでもらえそうな贈りものを選んで贈る人が多いと思います。
  0歳の赤ちゃんや小さな子供の時は、お母さん、お父さんが写真入りグッズをプレゼントするのもいいかもしれませんね。
  しかし、おじいちゃん、おばあちゃんへ敬老の日のプレゼントに何を贈ろうか考えている人は、「モノを贈ることだけが贈りものではない」ということを頭に入れておきましょう。
  おじいちゃんおばちゃんにとって、孫と過ごす時間は何よりもの宝物です。
  敬老の日に何を贈ろうか悩んだら、会いに行くというのも素敵なギフトになるかもしれませんね。
  新型コロナウイルスの影響で思うように会いに行けないかもしれませんが、会いに行ける人は是非会いに行ってあげてください。
  今は、LINEやメールでその時撮った写真をすぐに贈ることが出来ます。
  毎日の状況を知らせることは簡単ですが、やはり実際に会うことは何にもかえることは出来ません。
  孫の顔を見せることが、おじいちゃんおばあちゃんにとっての一番の親孝行でしょう。
  2020年は、ゴールデンウィークや夏休みなど、自粛期間が続きました。
  今年は敬老の日に合わせて、無理のない範囲で会いに行く計画を立ててみましょう。  
敬老の日のギフトには熨斗はつけるべき?

敬老の日は、おじいちゃんやおばあちゃんに感謝の気持ちと敬いの気持ちを伝えること、長寿をお祝いする日です。
  したがって、熨斗(のし)を掛けて渡すと贈る側の気持ちが目に見えて分かりやすく、相手にも伝わりやすいので、できれば熨斗を掛けて渡すほうが良いでしょう。
  もちろん、必ずしも熨斗が必要というルールはありません。
  かわいいラッピングで贈るのも十分喜ばれるでしょう。
  その場合は、敬老の日の贈りものだと分かるように、メッセージカードなどを添えておくと良いですね。
  お店によっては無料で作成してくれるところもあるので是非利用しましょう。
    まず、のし紙の水引は紅白蝶結びを使用します。
  敬老の日は、日頃の感謝の気持ちを伝える日ですが、長寿をお祝いする日でもあります。
  いつまでも長生きして欲しいという気持ちを込めて、金銀の水引がついたものでも良いでしょう。
  敬老の日は、何度もお祝いしたい日です。
  したがって、何度でも結び直せる蝶結びを用意します。
    また、熨斗に書く表書きの書き方はさまざまな種類があります。
  一般的には「祝 敬老の日」と書きます。
  長寿を祝う日なので、他に「敬寿」「賀寿」、「寿福」、「万寿」、「長寿御祝」と書く場合があります。
  熨斗ですが、「おじいちゃんおばあちゃんいつもありがとう」や「いつまでもお元気で」というメッセージのような表書きも多く使われています。
  のし下には、贈り主の名前を書きましょう。
  おじいちゃんやおばあちゃんへ贈るのは、孫からなので、孫であるあなたの名前を書き記しましょう。  
敬老の日ギフトの相場は?

敬老の日のギフトの相場は、一般的には3000円から5000円の範囲で選ぶ人が多いようです。
  例えば、還暦の年やおじいちゃんおばあちゃんの金婚式、銀婚式といったように、なにか特別なことがある年には、1万円前後の予算で贈りものを選ぶこともあります。    
おじいちゃんに喜ばれるギフトは?

おじいちゃんに喜ばれるギフトの1位は、「お酒」です。
  定年を迎え、家でしっぽりと飲むことを楽しみにしているおじいちゃんに最高のお酒を贈って素敵な時間を過ごしてもらいたいという人が多いようです。
  お酒は、父の日のギフトでも上位にランクインしますね。
  次いで、お酒のつまみになるようなグルメギフトも敬老の日には人気があります。
  お茶漬けギフトや西京漬け、グルメ缶詰は、調理の必要がなく、開けてすぐに楽しむことができるので多くの人に選ばれています。
  甘いものが好きなおじいちゃんには、和スイーツを贈ってみましょう。
  その場所に行かないと食べることが出来ないご当地スイーツもいいですね。
  自然な甘さを届けたいという人には、美味しいフルーツがまるごと楽しめるコンポートギフトもおすすめです。  
おばあちゃんに喜ばれるギフトは?

おばあちゃんに喜ばれるギフトの1位は、「洋菓子・和菓子」です。
  お花のほうがいいかなと思う人もいるかもしれませんが、実際には「花より団子」が定番のようですね。
  秋のスイーツと言えば、やはり一番に「栗」が出てくるでしょう。
  「丹波焼き菓子詰め合わせ」のお菓子のセットは、栗の魅力を余すこと無く堪能できる、栗の焼き菓子スイーツです。
  兵庫県東部・丹波篠山市の自然が育んだ上品な和スイーツは、サブレやマドレーヌ、パウンドケーキなど味わい豊かなテイストで楽しむことが出来ます。
  栗の最上ブランドである「丹波栗」とホクホクとした食感とその甘さが魅力の「なると金時」がたっぷり入った優しい自然な甘さを感じるスイーツです。
避けたほうが良いギフトはあるの?

敬老の日は、長生きや長寿を祝うおめでたい日です。
  特に年配の人は縁起物や迷信を信じる人が多いので、縁起の悪いものは避けましょう。
  年配の人に縁起の悪いものの代表的なアイテムが、パジャマなどの寝具です。
  「長く寝る」といったことや「寝たきり」を連想させるので、どんなにかわいい柄のパジャマであってもあまりおすすめできません。
  また、鉢植えも「根付く」ということから「寝付く」という意味になるので避けたほうが良いでしょう。
  お花をプレゼントしたい場合は、アレンジメントや花束で贈りましょう。
  他にも、お祝いや内祝いと同様に、おちゃややハンカチも避けましょう。
  弔事で使用することが多いお茶や、「手布(てぎれ)」から手切れを連想させるハンカチは、別れの挨拶という意味になります。
  年配の人への贈りものに、下着や靴下など、「下」とつくものも避けたほうが無難でしょう。
  靴や靴下、下着は「踏む」「下に見る」というイメージを連想させます。
  このように、忌みをもつアイテムが多いので、年配の人へ贈る敬老の日のギフトを選ぶときには注意しましょう。  
直接会ってお祝いの気持ちを伝えよう

敬老の日は、大好きなおじいちゃんやおばあちゃんに日頃想っている気持ちを伝える日です。
  ちょっと恥ずかしい言葉でも、ギフトに隠してしまえば伝えられるでしょう。
  しかし、おじいちゃんやおばあちゃんにとって嬉しいのは贈りものではありません。
  元気で毎日を過ごす孫たちの姿です。
  また、そんな孫たちが自分たちのために敬老の日をお祝いしてくれる気持ちも、喜んでくれるはずです。
  2020年のはじめから自粛期間が続いた今年の敬老の日は、できれば直接会って一緒の時間を過ごしたいですね。

 
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
  
  
  
  


