身内が小学校や中学校の入学を迎えた時に贈る入学祝い。入学祝いを贈る時には、熨斗袋やご祝儀袋、お祝い袋や熨斗紙を掛けて贈るのがマナーです。しかし熨斗にはいくつか種類があり、間違って選んでしまうと相手に失礼にあたるので注意が必要です。ここでは、入学祝いを贈る際に押さえておきたい熨斗の種類や書き方について解説していきます。
最終更新日:2024年3月1日
入学祝いにはどんな熨斗を選べばいい?
結婚祝いなどと同じで、現金で渡す場合でも品物で渡す場合でも、ご祝儀袋や熨斗紙をしっかり掛けて渡しましょう。入学のお祝いには、品物を贈る場合と現金を贈る場合があります。のし袋でものし紙を掛けて贈る場合でも、水引は「紅白蝶結び」を選びましょう。入学祝いも卒業祝いも同じ水引です。
一般的に、慶事に使用する熨斗の種類は2種類あります。
婚礼関係や快気祝いなど、何度も繰り返したくない出来事には、固く結んでほどけない“結び切り”の水引が描かれたのし紙を使用します。
一方、入学や卒業などは小学校から中学、高校と続いていき、何度あってもおめでたい出来事なので、何度でも結び直せる“蝶結び”の水引が描かれたのし紙を使用しましょう。
入学祝いの熨斗に書く表書きは?
のし紙やのし袋には、表書きといって用途や贈り主を書いて贈ります。ここでは、入学祝いを贈る際に書く表書きについて解説していきます。
のし上には入学祝や御入学御祝と書く
水引より上部を「のし上」と呼びます。入学祝いを贈る際に書く熨斗には、「祝入学」「入学祝」や「御入学御祝」「御入学祝い」という言葉を書きます。入学のお祝いとわかるように書くのが一般的で、他にも「祝 御入学」などと書く場合もあります。しかし、4文字は縁起の悪いとされているので、4文字になる場合は間にスペースを入れて5文字で書く場合もあります。
のし下には贈り主の名前を書く
水引よりも下側を「のし下」と呼びます。のし下には、贈る側の名前を書きます。一般的には、目上の人に対しての贈りものにはフルネームを書き、同僚や後輩などへの贈りものには名字のみを書きます。入学祝いの場合、贈る相手は自分より目下(子ども)になるので、名字のみでもフルネームでも問題はありません。子どもへのお祝いですので、わかりやすいようにフルネームで書いてあげたほうが良いかもしれませんね。
夫婦で贈る場合は連名で書きましょう。のし下に間違って宛名として相手の名前を書いてしまいがちですが、ここは贈り主の名前を書く場所なので、注意しておきましょう。
インターネットで見本などをチェックして、渡す前に確認しておきましょう。
表書きは何で書けばいい?
表書きを書く道具ですが、慶事の場合は濃く太く書くことが縁起が良いとされています。したがって、太字のサインペンで書きましょう。可能であれば濃い筆ペンで書くと尚良いでしょう。
のし袋の中袋の書き方は?
現金で贈る場合、のし袋に現金を入れてお祝いを渡しますが、のし袋には「中袋」と呼ばれる白い封筒があります。
一般的には、のし袋に直接現金を入れて贈るのではなく、この中袋に現金を入れて贈ります。礼儀として、中袋にはいくら入っているのか、誰からの贈りものであるかを書いて渡します。
表側には「金 ○万円」などと金額を書きます。
金額が変えられないように漢数字の一、ニ、三ではなく壱・弐・参と書くとより丁寧でしょう。封筒の裏側には、贈り主である自分の名前や住所を書きます。書き方はさまざまありますが、封筒のつなぎ目に向かって右下に住所、左下に名前を書くのが一般的です。
現金を贈る場合のお金の入れ方は?
現金の入れ方は、相手が封筒から利き手でお金を出した時に、お金の表側が正しい向きになるように入れましょう。
ここまで気にする人はいませんが、相手に失礼にならないよう最大限の配慮をしましょう。
ここで入れる現金は新札を用意しておきましょう。
中袋がない場合は?
のし袋の中には、中袋がないものもあります。
中袋がない場合は、のし袋の裏側に「金○万円」と書き、その左下に住所と名前を書きます。
お金の入れ方は、のし袋の表側から見てお金の肖像画が見えるように入れるか、現金を封筒から出したときにすぐ肖像画が見える方向で入れるようにしましょう。
入学祝いに品物を贈る場合の熨斗の掛け方は?
のしの掛け方には、包装紙の内側に掛ける「内のし」と、包装紙の外側に掛ける「外のし」があります。
熨斗を内側につけるか外側につけるかは、自分や身内であるかや相手であるかによって決まります。
お祝いのお返しで贈られる内祝いは、自分や身内に喜ばしい出来事があった時に贈る品物です。
控えめに贈りたいという気持ちから「内のし」を用います。
一方で、入学祝いなどのお祝いは、贈る相手に喜ばしい出来事があったときに贈るものです。
お祝いの気持ちを前面に出すために、外のしで贈るのが一般的です。
基本的なマナーを押さえて気持ちが伝わるお祝いをしよう
入学を迎える身内への入学祝い。進学のお祝いや成人のお祝いなど、身内で贈るものは新しい生活を応援する気持ちと輝く将来へ向けて歩き出す子どもの背中を押す気持ちが込められたお祝いです。ですので気持ちよく受け取ってもらいたいですよね。
手紙やメッセージカードを添えて、気持ちを添えて贈るのも素敵ですね。
お祝いや内祝いなどのフォーマルな贈りもののマナーは、実際に贈る立場になって初めて知ることもあるでしょう。
お祝いをしたい気持ちがあっても、マナーを知らずに贈ってしまうとしらずしらずのうちに相手に失礼なことをしてしまう可能性もあります。
熨斗や贈り方、贈る時期など最低限のマナーを把握して、祝福する気持ちがしっかり伝わるようにしましょう。
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