母の日にカーネーションを贈る由来
母の日といえばカーネーション。今や定番のフラワーギフトです。母の日にカーネーションを贈るようになったその由来は、母の日のはじまりに由来します。ウェストヴァージニア州の知事が、5月の第2日曜日を母の日にすると宣言するに至った背景には、アンナ・ジャービスの働きかけがあったと言われています。アンナの母親であるアン・ジャービスは、かつてアメリカの南北戦争で負傷兵のケアを行っていました。この女性は負傷兵の衛生状態を改善する「マザーズデー・ウォーク・クラブ」を立ち上げ、敵兵のケアも献身的に行っていたとされています。
アンが亡くなった2年後の1907年5月12日に、娘のアンナは亡き母を追悼する会を教会で行い、母が好きだった白いカーネーションを参加者に配りました。これが「母の日」の起源と言われており、アンナの行動によって白いカーネーションが母の日のシンボルと認識されるようになったのです。
母の日に贈るカーネーションの色は赤？
母の日に贈るカーネーション。色の定番は赤色です。ですか最初は白いカーネーションだということを知っていましたか。クリスチャンの間では、白いカーネーションは十字架に架けられる前のキリストとマリアをあらわしていて、赤いカーネーションは、十字架に架けられた後のキリストの赤い血を表しているといわれていました。その後、母が健在の人は赤いカーネーション、母を亡くした人は白いカーネーションというように区別されました。しかし、これにより気持ちが傷つく子どもがいるのではないか？という声があがるようになり、お母さんへのプレゼントとして赤いカーネーションが定着するようになりました。
実は色ごとに持つ意味が違うって知ってた？
母の日に贈るカーネーションの定番は、赤色だと説明しましたが、最近ではさまざまな色のカーネーションが花屋さんを彩っています。カーネーション自体の花言葉は、「女性の愛」や「感動」、「純粋な愛情」などですが、カーネーションの色ごとにも意味があるんです。
母の日に贈る定番の赤いカーネーションには、「母への愛」「母の愛」、「真実の愛」などの意味があります。カーネーションの他の色の中で、一番直接的にお母さんへの思いが込められている色といえます。
ピンクのカーネーションには、「感謝」や「気品」、「温かい心」といった意味があります。見た目にも可愛らしいピンクのカーネーションも、赤色と同様に母の日にピッタリのカーネーションです。
深い赤色のカーネーションにも、意味があります。同じ赤色でも、「私の心に哀しみを」という意味合いがあり、この色だけで贈ると少し悲しい意味合いを持ってしまうので、赤色やピンク、黄色と一緒に贈るといいでしょう。
最近見かけるようになった、紫色のカーネーション。紫色には「気品」や「誇り」という意味があります。上品なイメージを持つ紫色のカーネーション。パートナーのお母さん、つまり義理のお母さんへのプレゼントにぴったりです。
黄色いカーネーションも人気です。黄色には、「友情」や「美」の意味があります。見ているだけでも元気になるビタミンカラー。親しみを込めてお母さんにプレゼントしましょう。
オレンジ色のカーネーションは、「熱烈な愛」や「純粋な愛」という意味合いを持っています。こちらも元気いっぱいのビタミンカラーで、お母さんへのプレゼントにもふさわしいですが、意味合いからは恋人へのプレゼントにふさわしい色のカーネーションでしょう。
母の日にふさわしいプレゼントは？
母の日に最も多く選ばれているギフトと言えば、やはりカーネーションなどのフラワーギフトです。お花を贈ることは、お母さんに似合う色を選んだり、花言葉から選んだりと、自分自身の想いを乗せて贈りやすいギフトで、「選んでくれた背景」が嬉しいというお母さんの意見も多く、母の日の定番ギフトとして人気です。実際に、赤いカーネーションを見ると母の日のイメージが強いでしょう。
お花に次いで人気なのが、スイーツです。「お母さんといえば甘いスイーツが好き」という印象の人も多いようで、母の日にしか食べられない特別なアイスクリームや、有名ブランドのスイーツも母の日ギフトに多く選ばれています。
他にも、毎日の水仕事で乾燥しがちな手肌を保湿するハンドクリームやリップクリームなどの、毎日使うコスメギフトもお母さんへのプレゼントには人気です。
お母さんに感謝の気持ちを贈る！おすすめの母の日ギフトを紹介！
母の日のプレゼントにはメッセージカードを添えて
お母さんがもらって嬉しいプレゼントとして「手紙」という声が多くあります。プレゼントに添えて、日頃からの感謝の気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。
本当は直接伝える方がお母さんにとっては嬉しいかもしれませんが、直接伝えるのが恥ずかしいときこそ、プレゼントに添えて感謝の気持ちを書いたメッセージカードを贈りましょう。「お母さんにピッタリなのはどんなデザインかな？」と、お母さんの笑顔を想像しながらメッセージカードのデザインを選ぶのも良いですね。
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カーネーションの色に注目して選んでみよう
赤色のほかにもピンクや黄色、オレンジに紫など、さまざまな色があるカーネーション。母の日には、カーネーションが定番ですが、今年は意味を考えながら贈るのもいいかもしれませんね。赤色の他にも、「いつも元気なお母さんにはオレンジ色！」なといったように、お母さんのイメージにぴったりの色を選ぶのも喜んでくれるでしょう。いつも同じようなプレゼントになってしまう…という人は、いつもとは違うカーネーションの色を選んでプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
