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内祝いを親戚に贈る際の注意点は何がある?

内祝い
出産内祝い

親戚からお祝いを頂いたときにするべきこと

入学祝いや結婚祝い、出産祝いなど親戚に人生の門出をお祝いしてもらうことも多いでしょう。
その際、遠方であったり会う機会がなかったりすると、お祝いが郵送で届くことも少なくありません。
お祝いをもらったら、お礼をするのが日本の風習です。
中でも、出産の内祝いは、お宮参りの頃(約生後1カ月)に贈るのがマナーとされています。
そのため、赤ちゃんが生まれてすぐにお祝いをいただいた場合、お返しをするのが1カ月以上先になってしまいます。
この間、何の連絡もしないのは「ちゃんと届いたのだろうか」と相手に心配をかけてしまうので避けなくてはなりません。

ですから、お祝いが届いたら、まず、電話で受け取った旨を伝えます。
ポイントは、メールやラインなどではなく「電話で」というところです。
「わざわざ電話でなくてもよかったのに」と遠慮して言う人がいる一方で、電話でないと非常識だと感じる人もいます。
特に、年配者の場合は「お礼の連絡は当然電話」と考えている後者の方が多いようです。
相手がお礼の連絡に対しどのような感情を抱くかはわからないので、電話をしておくのが無難でしょう。

それから、電話口ではお礼を伝えると同時に近況を報告するのも大切です。
たとえば、出産祝いをいただいた場合、赤ちゃんの最近の様子を伝えると喜ばれます。
「ミルクをたくさん飲みます」や「抱っこをするとすぐ泣きやみます」など具体的な内容を話せば自然と会話も弾むはずです。
また、親戚からのお祝いは現金であったり商品券であったりするケースも少なくありません。
そんなときは、「いただいたお祝いで抱っこひもを買いました」「これから〇〇に使う予定です」など用途を伝えると、相手にも喜ばれるでしょう。

その後、お祝いのお返し、いわゆる「内祝い」をします。
「内祝い」とは、「うちいわい」と読み、おめでたいことが起きお祝いをしてくれた人にお返しを贈る日本の習わしです。
内祝いの「うち」は身内の「うち」からきていると言われ、もともとは身内の祝いごとを分かち合うという意味があったとされています。
一般的に出産の内祝いは金額にして3分の1程度の物を返すとされていますが、その土地や家系によっても贈り方や金額は異なります。
他の親戚との足並みを揃えるという意味でも、お祝いをもらった際は、まず親に相談するとよいでしょう。
そして、内祝いを選ぶ際は、贈る相手の人数や年齢、性別などはもちろん、家族構成やライフスタイルなども考慮しなくてはなりません。

年配の親戚に喜ばれる内祝いは何?

年配の人は冠婚葬祭の経験が豊富のため、結婚式の引き出物で食器をもらったりお葬式の香典返しでタオルをもらったりと、定番の品物はもらい過ぎて持て余している人も少なくないようです。
ですから、年配の親戚に内祝いを贈るなら食品や洗剤など「消えもの」と呼ばれる物がよいでしょう。
カステラやクッキーなどのスイーツのほか、食用油や醤油などのギフトセットも人気です。

ただし、食品を贈る際は注意点もあります。
年配の人や家族が少ない人の場合、日持ちしない食品を贈ると負担になる恐れもあります。
そのため、保存のきく海苔や鰹節などの乾物や密封された食べ物、個包装の物がおすすめです。
たとえば、バームクーヘンを贈る場合、大きなバームクーヘンにすると開封後は早めに食べなくてはなりませんが、1つ1つ個包装になった小さなバームクーヘンなら少しずつ食べることができます。
このように、内祝いは相手の立場に立って選ぶことが大切です。

もし、肉類などを贈りたい場合は、歯の状態や持病による制限がないかなどのリサーチも必要になります。
親に相談したり、贈っても迷惑にならないかを前もって電話で確認したりするとよいでしょう。

白子のり 味いろいろ 海苔 詰合せ
2,916円(税込)

若い年齢の親戚や一人暮らしの親戚に喜ばれる内祝いは何?

若い世代や一人暮らしの親戚に贈る内祝いは、「自分では買わないけれどもらったら嬉しいもの」にポイントを置くと喜ばれます。
たとえば、高級ブランドのタオルや銘菓、高級フルーツなど自分自身ではなかなか買う機会のない物がおすすめです。
また、一人暮らしをしている人の場合は小分けされている食品も喜ばれます。
なぜなら、小分けされていれば、おすそ分けをしたり少しずつ食べたりすることができるからです。

そのほか、食事を簡単に済ませたい日に重宝する、レトルトカレーやパスタソースなど保存のきくレトルト食品もおすすめです。
さらに、日持ちするといった点では、ドレッシングやジャムなども急いで食べる必要がなく相手の負担になりません。
それでも迷った場合は、コンビニなどで使えるクオカードを贈ってみてはどうでしょうか。
若い世代の人や一人暮らしの人はコンビニに行く機会も少なくないので、喜ばれること間違いなしです。

リーガロイヤルホテル ビーフカレー
3,240円(税込)

子どものいる親戚に喜ばれる内祝いは何?

子どもがいる親戚に贈る内祝いは、子どもと一緒に食べられる食品が人気です。
たとえば、ゼリーやフレッシュジュースなど、普段のおやつより少し特別感があるものが喜ばれるでしょう。
また、子育て家庭にはカレーやハンバーグなどのレトルト食品を贈るのもおすすめです。
特に、春休みや夏休み、冬休みなど子どもの長期休みの昼ごはんに頭を抱える親は多いので、電子レンジで温めて簡単に食卓に出せるレトルト食品は歓迎されるはずです。

さらに、ウインナーやハムなどの加工品も子どものいる家庭では重宝します。
お弁当に入れたり朝食に使ったりと用途も広いので、迷った際は選択肢に入れてみてはどうでしょうか。
ただし、子どもにアレルギーがある場合はアレルギーへの配慮が必要になります。
贈る親戚の子にアレルギーがあることを知っていたのなら、それに考慮した食品を選ぶことが大切です。
アレルギーに対応したスイーツなどもあるので検討してみるとよいでしょう。

そのほか、子どもがいる家庭でいくらあっても困らないのがタオルなどの消耗品です。
タオルのサイズはもちろん、子どもが喜ぶキャラクター柄の物や汚れが目立たない色柄物などその家庭に合ったものを選んで贈るとよいでしょう。
加えて、子どものいる家庭ではハンドソープの消費率も高いので、ハンドソープのギフトセットもおすすめです。

サクラクレパス タオル 
2,754円(税込)

付き合いの少ない親戚に喜ばれる内祝いは何?

付き合いの少ない親戚の場合、何を贈れば喜ばれるか悩んでしまう人が多いはずです。
そんなときは、親に相談してリサーチすることをおすすめします。
自分とは接点がなくても親とは仲がよいこともあるので、何らかの情報を得られるかもしれません。
しかし、それでも何を贈ったらよいのかがわからない場合は、どのような人に贈っても喜ばれる、いわゆる万人受けを狙った内祝いを贈りましょう。

まず、誰に贈っても喜ばれるものの代表として「カタログギフト」があります。
カタログギフトは、もらった本人がカタログの中から自分の好きな物を選択できるため間違いがありません。
しかし、カタログギフトはカタログの中から商品を選んだり、商品を受け取るための手続きが必要になったりするため、「手続きが面倒」「わかりにくい」など人によっては不評であることも頭に入れておかなくてはなりません。
特に、高齢の人が手続きを苦手と思うようなので相手の年齢を考慮したうえで選択しましょう。

つぎに、付き合いが浅くて好みがわからない相手に贈るなら、スイーツとタオルのセットやスイーツとお茶のセットなど定番商品もおすすめです。
多くの人に選ばれている定番ギフトなら、きっと喜んでもらえるのではないでしょうか。

そのほか、現金に比べて直接的ではないので贈りやすく、もらった相手が使いみちを自由に選べる商品券を内祝いで贈る人もいます。
商品券は贈った相手に「味気ない」と言われがちな内祝いなので、何が喜ばれるか迷ったときの最終手段といえるでしょう。
ただし、商品券は使える店舗が限定されているため、相手の行動範囲内に使えるお店があるかをしっかり調べてから贈ることがポイントです。

カタログギフト プレミアムカタログギフト(S-COコース) (フルールコース)
3,078円(税込)

親戚へ贈ることは控えた方が良い内祝いとは

親戚に贈って喜ばれる物がある一方で、贈るのを控えた方がよい内祝いもあります。
たとえば、派手な物やファンシーな物は注意が必要です。
子どもがいる家庭ならともかく、大人のみの家庭にキャラクターもののタオルや食器などを贈る、ピンクのド派手なタオルや寝具を贈るなど、自分はかわいいと思って選んだとしても相手の目にはそう映らない可能性もあります。
好みや趣味が分かれるような品物は内祝いには不向きです。

また、贈った先のインテリアと合わない恐れがあるため、写真立てや置物、観葉植物など大きな記念品なども避けた方がよいでしょう。
掛け時計なども掛ける場所がなかったり趣味に合わなかったりするケースが十分に考えられ、相手を困らせてしまう可能性があるのでおすすめしません。
さらに、香りの強い入浴剤や石鹸なども人によっては嫌う可能性があります。
特に、肌が弱い子どもや年配の人は、肌に優しい石鹸にこだわっている人も多いものです。
石鹸のほかボディクリームなど肌に触れるものに関しては選び方が難しいので、内祝いとして贈るのは難しいかもしれませんね。

ほかにも、子どもがいる親戚に対し子どもが年齢的に食べられない食品、たとえばチョコレートやコーヒーなどを贈る際も注意が必要といえます。
小さな子どもをもつ親からすると「まだ食べられないのにどうして?」と思い、残念な気持ちになってしまうことも考えられるからです。
しかし、子どもではなく親がチョコレートやコーヒーが好きだからぜひ贈りたいといった場合には「〇〇ちゃん(子どもの名前)が寝たら食べてね」などのメッセージをつければ、それらを贈る意図が相手に伝わるのでおすすめです。

それから、日持ちするうえ、誰に贈っても喜ばれるのではないかと思われがちなアイスクリームなどの冷凍品にも注意点があります。
確かに、アイスクリームを喜ぶ人は多いかもしれませんが、問題は保管場所なのです。
もし、冷凍庫に食品がパンパンに入っているときにアイスクリームが大量に届いたら、誰もが困ってしまうのではないでしょうか。
ですから、冷凍品を贈りたい場合は事前に確認することが大事です。
せっかく贈る内祝いですから、相手の立場に立って喜んでもらえる物を選びましょう。

親戚へ内祝いを贈る際の注意点

出産の内祝いは、お祝いのお礼だけでなく赤ちゃんの「はじめまして」の紹介も兼ねています。
そのため、「のし」はもちろん「挨拶状」も忘れずにつけるようにしましょう。
挨拶状には名前のほか生年月日、生まれたときの体重などを入れます。
中でも、赤ちゃんの写真入りのものが人気です。
赤ちゃんのかわいい写真が入った挨拶状に、もらった人も思わず笑みがこぼれるでしょう。

また、人気の内祝いに「名入れギフト」があります。
その名の通り赤ちゃんの名前が入った品物ですが、名入れギフトを贈る際はカステラやどら焼きなど食品類に留めておくことをおすすめします。
なぜなら、タオルなどの消耗品などに名前を入れた場合、もらった相手が使いづらかったり捨てづらかったりするからです。
ですから、名入れする物は、名前が入っていても気兼ねなく消耗できる「消えもの」に限定するとよいでしょう。

名入れギフトには、お酒の樽やお茶の缶に名入れした物などさまざまありますが、特にユニークなのは名入れした米袋です。
なんと、中身は生まれたときの赤ちゃんの体重と同じ重さのお米が入っています。
もらった人の中には思わず米袋を抱えてみる人も多く、子どもがいる人は我が子の生まれたときを思い出し、いない人は赤ちゃんの重さを肌で感じることができるようです。
次に会ったときの話のタネにもなるので人気があります。

いろいろ考えて、それでも何を贈ればよいか迷ったときは「高品質」を意識するのがポイントです。
高級ブランドのバスタオルや高価なお茶やお菓子など、自分では買わないけれどもらうと嬉しいものに絞って選びましょう。
きっと、品質にこだわって選んだものを嫌う人はいないはずです。

生まれた重さのお米 俵入
6,480円(税込)

親戚へ内祝いを贈る際にはライフスタイルなどを配慮しよう

親戚にお祝いをもらったら、まず、感謝の気持ちを伝えるためにお礼の電話をすることが大事です。
それから、相手のライフスタイルや家族構成などを意識して内祝いを選びます。
基本的に、内祝いに贈ってはいけない物はありませが、せっかく贈るのですから喜んでもらいたいですよね。
何を贈ればよいか迷った際は、親や周囲の人に相談するのもよいでしょう。

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