グレコとはどんなブランド?
グレコは、元々車の部品を設計・製造する会社「グレコ・メタル・プロダクツ」として、1942年に設立された企業です。
当時のグレコ社のエンジニアであったレックス・トーマスが、家の庭でロッキングチェアに座り、赤ちゃんをあやしていた妻を見たことがきっかけとなり、世界で初めて自動で動くスイングを開発、販売することに成功しました。
そのスイングは100万個以上売れ、グレコは世界で有数のベビー商品メーカーへと変身を遂げたのです。
それから、グレコ社は金属部品を作る会社として培ったノウハウ、そして「育児をもっと楽に」というスローガンのもと、これまでにたくさんの人気商品を生み出してきました。
日本においては、2012年からはトイザらスとの共同開発や、西松屋限定モデルの商品を発表し、本格始動したブランドです。
NPD GROUP社調べによれば、2016年8月~2017年7月におけるベビーカー販売金額において、グレコは世界でナンバーワンのブランドに輝いています。
高い品質力と製品開発力を備えており、日本のSG基準やアメリカのASTM基準、ヨーロッパのUN規則など、各国で設けられた厳しい安全基準に従いながら、徹底した品質管理と試験を実施しているのです。
グレコ製品の強みとは?
グレコのベビー用品は、今では世界80カ国以上で展開されています。
自動スウィングに始まり、ベビーサークルやチャイルドシートなどの製品が人気を博し、アメリカでNO.1の育児ブランドとなったという実績と高い信頼性が強みと言えるでしょう。
また、赤ちゃんの安全を守ってくれるうえに、保護者にとっても使いやすい高品質な製品力と、そんな良い商品を低価格で手に入れることができる点も人気の秘訣です。
これは、グレコが世界中でたくさん売れているからこそ実現できる、スケールメリットの恩恵と言えます。
また、製品の開発力においてもグレコは優れているのです。
グレコは、北米や欧州、アジアの開発拠点と連携を取ることで、それぞれの地域ごとに異なるさまざまなニーズに見事に応えています。
どの地域においても最重要項目である安全性においては、セーフ・キッズ・ワールドワイドという子どもを不慮の事故から守ることを目的とした団体で訓練を受けた技師たちが、車に乗る子どもの安全を何よりも優先して考え、製品を作っています。
さまざまな事故を想定した独自のテストを行っており、車の衝突テストのほか、車内温度上昇の際のテストなども行い、安全に対して自信をもって製品を世の中に送り出しているのです。
日本においては、国内ベビー用品メーカーの第一人者といえるアップリカ・チルドレンズプロダクツ合同会社と連携しており、アップリカによるサポート体制が敷かれています。
それによって、日本においても製品を使うお客の不安や悩みを解消するアフターサービスが実現しているのです。
グレコで販売されているベビー商品
グレコには、自動スウィングやベビーサークルといった製品がヒットしてきた歴史があるのですが、それらの製品は今でも少しずつ形を変えながら販売され続けています。
そのほかにも、生後1カ月から使用でき、軽量でママやパパが操作しやすく、荷物もたくさん積めるバスケットのついたベビーカー、生まれてすぐに使い始められる抱っこ紐、ハイチェアなどの室内品が展開されており、どれも安全性が高く、利用する保護者の使い勝手も良いと人気です。
そして、何よりも安全性が求められるチャイルドシートやジュニアシートについては、格別の安全性を誇っています。
しかも、利用する人が扱いやすいように軽量化が図られており、コンパクトな造りになっている点も魅力と言えるでしょう。
チャイルドシートについては新生児からすぐに使用でき、その後12年間使い続けられるものもあり、チャイルドシートからジュニアシートへの買い替えが不要という、親にとってうれしい設計がされているのです。
グレコのチャイルドシートの特徴は?
グレコのチャイルドシートは、赤ちゃん期から使用でき、子どもの成長に合わせてリクライニング部分を調節していけるので、安全に長く使えることが特徴です。
グレコのチャイルドシートはとても人気があります。
0歳(新生児期)から利用できるものには主に2つの型があり、それぞれMILESTONE(マイルストーン)とG-FLOW(ジーフロウ)という名前です。
また、ISO-FIX対応のG-FIXも人気です。
マイルストーンについては、ヘッドレストを10段階という細かさで調節でき、ハーネスも調節可能となっているので、11歳頃まで使えます。
ジーフロウについては、おおむね4歳頃までの使用が目安です。
ジーフロウは、超大型通気ホールを採用しており、汗をかきやすい赤ちゃんが気持ちよく過ごせるメッシュ加工がされているほか、5.8kgと軽量でコンパクトなので持ち運びが簡単な点も魅力です。
また、赤ちゃんの快適さも当然ながら追及されています。
コンビのエッグショックのように、大人が指でぎゅーっと押すと適度なクッションが心地良くからだを優しく包むクッションは揺れや振動が多い赤ちゃんのカーライフが快適なものとなるようサポートされているのです。
どちらのタイプにおいても、ウォッシャブルシートが採用されているので、よだれなどで汚れてしまいがちな赤ちゃんの周りを常に清潔に保つことができます。
シートは取り外して洗うができ、ママやパパにとってもうれしいですね。
もちろん、どちらの製品も一定の安全基準の規格を満たしており、マイルストーンは日本で国内基準として採択されているUN規則(UN-R44/04)を、ジーフロウは欧州基準のECE-R44/04をクリアしていて、安心で安全な製品となっています。
チャイルドシートの必要性
2008年からは、自動車の座席全てにおいてシートベルト着用が義務化されています。
高速道路においては、同乗者がシートベルト非着用の場合には運転者に違反点数が課せられる条例が施行されているのです。
車に乗ることは便利でありながら、それほどまでに用心が必要なことでもあります。
危険な運転をしているつもりはなくても、信号などで急ブレーキをかけなければならない場面もあるかもしれません。
もしも子どもがシートベルトを締めていなかったら、体重の軽い子どもたちは体が投げ出され、ダッシュボードやフロントウインドウにぶつかってしまう可能性があるのです。
道路交通法において、6歳未満の幼児にはチャイルドシートの着用義務が定められています。
交通事故が起こったときに、チャイルドシートを使用しておらず、子どもが傷ついてしまった場合には、子どもを乗せていた親などの運転者が加害者となり罰せられてしまう可能性があるのです。
大切な子どもを守れなかったばかりか、親が加害者となってしまうなんて、悲しすぎますよね。
2018年の時点で、日本におけるチャイルドシートの装着率は70.5%に留まっています。
中にはチャイルドシートに座ってはいるけれど、ベルトを正しく締めておらず、効果のない使用方法をしているケースもあるのです。
そういった、使用方法を間違っているケースや、チャイルドシート自体を正しく取り付けられていないケースが、それぞれ50%近くに及んでいるというのが現状です。
子どもが死亡または重傷を負った事故について、そのときの車の走行スピードは速度制限を超えていたのではないか、と思う人が多いのではないでしょうか。
実は、そういった事故の多くは時速40km以下という比較的低い速度で起きた事故なのです。
警視庁の発表によれば、チャイルドシート適正使用者に比べて不使用者の致死率は約13.4倍にもなります。
大切な子どもの命を守るため、チャイルドシートを車に乗せるのは当然ながら、適切な取り付けと使用をすることが非常に大切です。
チャイルドシートはどう選ぶ?
では、実際にチャイルドシートを選ぶときに、どのような点に気を付ければよいのでしょうか。
最も一般的なスタイルは、ユニバーサル方式と呼ばれる取り付け方で、チャイルドシート自体をシートベルトで固定するタイプです。
一般的ではありますが、すべてのチャイルドシートがすべての車種に適合するわけではありません。
必ずチャイルドシートのメーカーなどから出されている車種別チャイルドシート適合表を確認し、利用する車に取り付けられるかどうか、使い方を確認しましょう。
なお、2006年10月にチャイルドシートに関する基準の見直しが行われ、共通取付具方式(ISOFIX対応)が認められるようになりました。
これにより、説明書を確認しながらではなく、チャイルドシートを簡単にしっかりと固定させる取り付けが可能になったのです。
車とチャイルドシートの双方がISOFIX対応であれば、利用できます。
また、シートの向きが変えられない固定式と、前向きや横向き、後ろ向きを360度回転させることが出来る回転式のタイプがあります。
回転式の場合、ママやパパが無理な姿勢で子供を乗せることがないので便利です。
一般的なチャイルドシートは対象年齢が新生児期から4歳頃まで使用可能と定めているものが多いです。
赤ちゃんの体はどんどん大きくなっていきますから、当然のようにも思えます。
しかし、チャイルドシートの着用義務は6歳までです。
つまり、最初のチャイルドシートがサイズアウトしてしまったあと、着用義務が終了するまでの間に、もう1台チャイルドシートが必要になってしまうということですね。
それでなくとも子ども用品はどんどんと新しいものが必要となるので、親としてはかさむ出費が痛いところです。
しかし、グレコのマイルストーンならば新生児から11歳頃まで1台で済み、買い替えをする必要がないのがありがたいです。
ちなみに、チャイルドシートは次のように分類されています。
生後0才から約12カ月まで、体重10kg未満の赤ちゃんを乗せる乳児用、1~4才位まで、体重9~18kg以下で135cm以下の子どもを乗せる幼児用、以降4才~10才位まで、体重15~36kg位までで身長140cm以下の子どもが使うための学童用の3種類です。
グレコのチャイルドシートを利用するメリット
グレコのチャイルドシートには、新生児期から利用できるものと、1歳頃以降から利用できるものとがあります。
1歳からロングユースで使えるチャイルドシートはほかにもありますが、新生児期から11歳頃まで使えるという製品は、なかなかありません。
それは、工夫を凝らされたリクライニングシステムやヘッドレストの仕組みが可変となるがゆえの利点です。
つまりは、コスパが良い製品だということですね。
そして、どの製品のどのデザインをとってみても、黒やグレーなどを基調としたスマートなものが多くおしゃれで、スタイリッシュな車のインテリアにも似合うでしょう。
また、1歳以降使用できるチャイルドシートの中にはISOFIX対応の製品もあります。
コンビ社のテストによれば、ISOFIX対応の製品はいくつかの項目において安全性が高まるということで、ママやパパにとってより安心な商品であると言えるでしょう。
そして、先に触れたように、グレコはアップリカのサポート体制を得ているため、海外製品ではあってもジャパンクオリティのアフターサービスを提供しているメーカーで、相談の電話などはすべて国内で対応されています。
取り付けの難しいチャイルドシート、そして故障の可能性なども考えると、アフターサービスがしっかりと受けられるというのは大きな安心感があるのではないでしょうか。
グレコのチャイルドシートの口コミ
グレコを使っている人の評判は、高評価なものが非常に多いことが特徴と言えるでしょう。
マイルストーンを使っている人は使用期間が長いのでコストパフォーマンスが良く、価格について満足しているようです。
また、長時間のドライブにも子供が心地よく乗ってくれると人気です。
同じくマイルストーンについて、大きくなったときにも無理やり小さいシートに身体を押し込める感じではなく、チャイルドシート自体が大き目にしっかりと作られている珍しいモデルであると評価する人もいます。
シートの揺れやぐらつきがなく、赤ちゃんがよく眠ってくれるという、ママやパパにとってうれしい声もありますよ。
車の中では静かに眠ってくれると、とても助かりますよね。
また、海外メーカーの製品ということで、おしゃれさがうれしいという声も上がっています。
また、1歳頃から使えるエアポップという製品については、軽量さや通気性の良さ、洗えるシートカバーや設置されているドリンクホルダーの使いやすさ、日よけになるサンシェード、そして座面には柔らかいウレタンクッション搭載などから長距離ドライブにも適しているという評価もされています。
取り付けのしやすさやサイズ調整のしやすさを喜ぶ使用者もいました。
長期間安心して使えるグレコのチャイルドシートを選んでみよう!
グレコ製品には保証が付いており、長期間使用できる製品でも安心です。
チャイルドシートにおいて最も大切な「安全性」を一番に考え、さまざまなテストを繰り返して作られている、グレコのチャイルドシート。
おしゃれなデザインと満載のオプションも伴っているので、きっと満足できる一品となるでしょう。
チャイルドシートを購入する際は、インターネットの通販サイトを覗いてみましょう。
amazonや楽天などのベビー用品専門店では、チャイルドシートを人気順でランキング形式に紹介されている店舗もあるので、パパやママがどんなチャイルドシートを選んでいるかがわかります。
実際に購入した人のレビューなども購入する際の参考になるでしょう。
また、店頭で購入するよりもお得に、送料無料で購入できたりするのも嬉しいポイントですね。
大きい買い物になるので、自宅まで発送してくれるのも助かります。
それでも、通販サイトで購入する場合は、実際に操作できないのがデメリットでもあります。
可能であれば、一度販売店に出向いて、実際に触って確認することをおすすめします。
ネットショップでも、不明点があれば問い合わせをしてみましょう。
安全に楽しく、赤ちゃんとのお出かけを楽しんでください。