年末年始に、実家に帰省する人も多いでしょう。結婚をしている人、パートナーがいる人の中には、自分の実家と義理実家の両方に挨拶をしに行くという人もいるかもしれません。自分の実家なら「手ぶらでいいよ」といってもらえるかもしれませんが、義理の実家はそうはいきません。この記事では、義理の実家に新年の挨拶に行くときのマナーや、失礼にならない手土産の選び方について解説していきます。
新年の挨拶に持参する手土産は何がおすすめ?
年末年始は、実家や義理の実家に帰省したり友人と集まったりすることも多いでしょう。そんな時にもらって嬉しいギフトといえば、やっぱりビールや日本酒などのお酒です。他にも、家族で贅沢に過ごせるグルメギフトも人気です。
高級ハムのギフトや寒い時期にピッタリのカニなどのお鍋の具材セット、産地直送の海鮮ギフトももらって嬉しいギフトですよね。
子供も一緒に集まるという場合には、有名ブランドのスイーツやご当地スイーツを持参すると、特別な時間を過ごすお正月が、さらに特別な時間になるでしょう。
特に、切り分けて楽しむバームクーヘンやロールケーキやタルトなどは、その場で家族みんなでシェアして楽しめるので、普段食べることのない贅沢スイーツとして喜ばれますよ。
失礼にならない手土産の渡し方は?
義理の実家にお正月に帰省する場合は、お年賀として熨斗を掛けて持参しましょう。
ちなみに、手土産としてお年賀を持参するので、お年賀の熨斗をつけた贈りものを持参する場合は、どちらか一つで構いません。
年末に帰省する場合やお正月を過ぎて帰省する場合には、手土産なので熨斗を掛ける必要はないでしょう。
品物に熨斗(のし)は必要?
義理の実家への手土産に、熨斗をかける必要はありません。しかし、あまり会うことがない両親であったり、少し距離のある関係性の場合、「しっかりとご挨拶をしたい」という場合には、熨斗をかけたほうが良いでしょう。
熨斗は、そのギフトの目的をはっきりと示してくれます。また、フォーマルなギフトとして熨斗は欠かせないので、熨斗が掛かっていると「礼儀正しいな」という印象を与えます。
新年のご挨拶の場合には、「御年賀」と書き、のし下には自分たち夫婦の名前を書きましょう。
年末に持参する場合、いつもお世話になっている場合には「御礼」としても問題はありません。ただ、年末に帰省する場合、はっきり言って表書きが難しいので、きちっとしたギフトという意味で、無地の熨斗をかけておいても問題ないでしょう。
どちらにしても、水引は紅白蝶結びが書かれたのし紙を使用しましょう。
帰省しない場合、郵送しても問題ない?
「今年は帰省を見送る」という人は、品物を郵送しても問題はありません。相手のことを想って選んだ品物と一緒に、日頃の感謝の気持ちを伝えてみましょう。
その場合、年内に郵送する場合には「お歳暮」、年明けに郵送する場合には、「お年賀」の熨斗をかけましょう。のしの下部には自分の名前を書きます。昔はお歳暮も手渡しで渡すのがマナーとされていましたが、最近では郵送する人がほとんどです。ただし、お歳暮は一回きりではなく、基本的には一度贈ると毎年贈り続けるものです。
「毎年贈るのもなぁ」という人は、熨斗を「感謝」や「御礼」とし、1年の感謝の気持ちを伝えましょう。
お歳暮、お年賀の贈る時期については、以下の記事で解説しています。
義理の実家へのご挨拶、気をつけておきたいこと
失敗したくない、義理の実家へのご挨拶。 ここでは、渡すときに気をつけておきたいことを解説します。
手土産を渡すときのマナーをおさえておく
手土産を渡すとき、実は正しい渡し方というものがあります。 少し堅苦しい作法かもしれませんが、覚えておくと良いでしょう。
順番は、1.風呂敷や紙袋に入れて持っていく、2.渡す時には時計回りに相手に正面を向けるようにして渡す、3.風呂敷や紙袋は持ち帰る、です。
品物を渡すとき、品物の正面を向けるときには90度ずつ回すとか、「これが礼儀正しい」とされるマナーはありますが、自分の両親や義理の両親の世代だと、そこまで堅苦しい作法を気にする人もあまりいないでしょう。
それでも、最低限のマナーを守り礼儀の良い挨拶をすることは、受け取る側は気持ちがいいものです。恥ずかしくないマナーを身につけておきましょう。
集まる人数や好みにあった手土産を選ぶ
まずはじめに、義理の両親が嫌いなものや苦手なものは、事前にパートナーに確認しておきましょう。
また、親戚が大勢集まることがわかっているのに、明らかに足りないスイーツを持参するのもNG行為です。賞味期限が短いものや、冷蔵、冷凍しておかなければいけないものを相談なしに持参するのも好ましくありません。
冷蔵、冷凍が必要な品物を持参したい場合は、事前に連絡をしておきましょう。
義実家への手土産におすすめ!年末年始にもらって嬉しいギフトを紹介!
義理の実家への手土産は、できれば失敗したくありません。もっと言うならセンスのある手土産を持参して、センスの良さをアピールしたいところです。
両親や親戚同士の集まりは、年配の方が多いです。年配の方が大勢いる場所への手土産は、やっぱり和菓子が人気です。人数分に切り分けて頂くスイーツも好まれるでしょう。
他にも、好きなものをつまんで食べられる米菓子、おかきやせんべいのギフトがおすすめです。
おかきのギフトは、外装なども地味になりがちですが、最近では手土産に最適なカラフルなボックスやおしゃれなおかきのギフトもあります。
おしゃれな洋菓子でも入ってそうな装いの日本の伝統のおかきたち。中身を食べてもらうとはいえ、カラフルな箱や外装に凝っているのはセンスも良い印象を受け、気分も上がります。
おかきのギフトは、色んな種類が入っているので飽きさせないのもおすすめの理由です。
そこに行かないと食べられないような特別感のあるスイーツは、絶対に外さない手土産です。また、「これテレビでやってたやつやん」というような有名店の人気スイーツも同様にもらって嬉しいギフトでしょう。毎年挨拶に行く時に同じ手土産を持っていくわけにもいきませんよね。そういうときこそ、その年に流行った話題のスイーツを持参すると良いでしょう。
フルーツの風味を上品に感じる「銀座ミルフィーユ」。サクサクのパイとフルーツが香るなめらかなクリームのサンドをチョコレートで包んだスイーツです。
サクサク食感の折り込みパイは、上質なバターをたっぷりと使用していて、薄く香ばしく焼き上げられているので食感は抜群。
繊細なパイがフルーツクリームのおいしさをより引き立てます。
フルーツを知り尽くした銀座千疋屋ならではのフルーツフレーバーを贅沢に楽しむことができますよ。
実家に集まる親戚の人たちが、他にお菓子を持ってきているかもしれません。「お菓子以外のものを持っていったほうがいいかな」と思うなら、飲み物のギフトもおすすめです。
ほっとひと息つくときに欠かせないのが、コーヒーです。
ある程度は両親が用意してくれているかもしれませんが、ワンランク上のコーヒーギフトを持参すると、そういった時に喜ばれそうですね。
ドリップ式とさっと飲めるスティックタイプのコーヒーギフトがあります。たくさんの数を用意しないといけない場合は、スティックタイプの方が喜ばれるでしょう。
ですが「せっかくだから本格的なコーヒーを」という場合は、ちょっと面倒ですがドリップ式のコーヒーを手土産に持っていくのも良いですね。
おうちで手軽にスタバの味を楽しんでもらえる贈りもの。スターバックスで昔から愛されるスタバ創業の味「ハウスブレンド」を、本格的なドリップ式で楽しむことが出来ます。
ドリップで入れることによって部屋いっぱいに広がるスタバの香りを体中で感じることができる、若い世代を中心に年配の方々にも喜ばれるギフトです。
下準備をしっかりとして新年の挨拶をしよう
義理の実家との関係は、それぞれの夫婦によって違います。普段から仲の良い人もいれば、少し距離のある人もいるでしょう。
どんあ関係性であれ、人としてのマナーや最低限の作法を身に着けておけば、コミュニケーションについて失敗することはありません。
義理の両親も、「ちゃんとした人だな」「礼儀正しい人だな」と思ってくれるでしょう。
大切なのは、相手のことをしっかりと考えることです。相手の喜ぶものや、好みのものをリサーチすることも大切です。
手土産を渡すときに押さえておきたいマナーと、事前に用意をした手土産で、気持ちが伝わる挨拶をしたいですね。