バレンタインに女性から愛の告白をされた人は、ホワイトデーのお返しにはしっかり自分の気持ちを伝えましょう。お返しをしないなどと、思いを伝えてくれた人に対してその真剣な想いをうやむやにするのは失礼なことです。ホワイトデーにはビシッと気持ちをお返しする番です。「僕もあなたが好きです」「友達のままでいましょう」。どんなこたえでも、しっかりと伝えることが大切です。それでも「恥ずかしい」「言いにくい」という人は、スイーツに想いを込めて贈ってみませんか。実は、ホワイトデーに贈るスイーツの種類によって、込められている意味が違うのです。あなたが何気なく選んだお返しで、大切な人が傷ついたり、はたまた変な期待をさせたりするかもしれません。ホワイトデーのスイーツに隠された意味をしっかり理解すれば、ホワイトデーはあなたの思うままです。
ホワイトデーは日本発祥の文化
バレンタインにもらったチョコレートのお返しをするホワイトデーというイベントは、日本が発祥の習慣です。日本では誰もが知るホワイトデーというイベントですが、実は欧米などには存在せず、歴史の浅いイベントなのです。日本では、結婚や出産など、お祝いをもらうと“内祝い”としてお返しをする文化があります。そこで1978年にバレンタインデーのお返しをする日として、ホワイトデーという記念日ができました。“なにかをもらったらお返しをする”べきだという日本人の考え方もあり、ホワイトデーは時代とともに日本でも定着していきました。今では日本のみならず、中国や台湾、韓国でも行われるイベントとなっているのです。
海外でのホワイトデーの過ごし方
バレンタインデーにチョコレートをもらったら、ホワイトデーにはお返しをする日本。それでは、日本以外の国では、バレンタインデー、ホワイトデーをどう過ごしているのでしょうか。
アメリカの人たちにとってのバレンタインデーは、好きな人や大切な人、家族に贈りものをするという習慣なので、ホワイトデーはそもそも必要ではないようです。イギリスは、日本とは反対にバレンタインデーは男性から女性に「愛を伝える日」という認識で、イタリアやフランスでは、すでに付き合っている恋人や夫婦で愛を確認する日なのです。つまり、バレンタインデーで既にやり取りは完了しているので、ホワイトデーは必要ないということなのですね。ちなみに韓国ではホワイトデーの1ヶ月後の4月14日に、ブラックデーというなんとも不気味な名前のついた記念日があります。恋人がいない人たちが黒い服を着て集まり、ジャージャー麺を食べるというイベントです。バレンタインデー、ホワイトデーで恋人ができなかった悲しみを慰め合うというイベントだそうです。このイベント、不思議なイベントではありますが、自分は恋人がいないとひと目で分かるので、そこで素敵な出会いもありそうなイベントですよね。
知ると怖い？ホワイトデーの贈りものに込められた意味
ホワイトデーには、女性が喜ぶスイーツでお返しをしましょう。甘いスイーツの裏に隠された本当の意味。あなたの本当の気持ちとリンクさせて贈ってみてはいかがでしょうか。何気なく贈っていたスイーツにも、以下のような意味があるようです。
キャンディー【あなたが好きです】
キャンディーは、ホワイトデーの定番です。何を贈ればいいかわからないときなど、「とりあえずキャンディでいっか」といって贈ったことがある人もいるのではないでしょうか。キャンディーには、シンプルに「あなたが好きです」という意味があるそうです。この意味だと、本命の女性や恋人に渡すにはぴったりのお返しでしょう。キャンディには、「固くて割れない」「口の中で長く楽しむことが出来る」ということから、関係が割れず、長続きするという意味が込められています。
ちなみに、ホワイトデーにキャンディを渡すようになったのは、キャンディを作るメーカーの協同組合が広めたからだそうです。
後付けの意味なのかは定かではありませんが、販売戦略も垣間見える、ホワイトデーにぴったりの意味が込められているようです。
マカロン【あなたは特別な人です】
最近では、マカロンのようなSNS映えするようなスイーツがホワイトデーには大変人気です。マカロンに込められている意味は「あなたは特別な人です」。“好き”とはまた違った響きの言葉ですね。恋人に対しては、未来を見据えての言葉のようにも捉えられるでしょう。マカロンは、スイーツの中でも高価なもので高級な扱いをされることが由来されているようです。高価なマカロンを贈るくらい、あなたは特別な人なんです、という意味ですね。神戸のマカロン専門店「グラモウディーズ」の素材の風味を生かしたしっとりマカロンは、そんなホワイトデーにぴったりの、特別な人に食べてほしい高級感溢れるマカロンです。
キャラメル【一緒にいると安心します】
一時期、爆発的な人気があったキャラメル。ホワイトデーに贈られるギフトの中でも人気のキャラメルには、「一緒にいると安心します」という意味が込められています。飴よりもやわらかく、クッキーよりも口の中にその余韻を残すキャラメルのやさしい甘さとゆっくり溶ける口溶けは、人を安心させる力があるのでしょう。上品さを感じるザ・スイーツのキャラメルサンドクッキーは、ギフトボックスも個包装されているパッケージもシックで気品を感じるスイーツギフトです。サクサク食感とひとくちかじると中からとろけ出すキャラメルの相対する新食感は、大切な人に贈るプレゼントにぴったりです。
マドレーヌ【もっと仲良くなりたいです】
気になる女性へのホワイトデーへの贈りものは、マドレーヌがおすすめです。「あなたともっと仲良くなりたい」という意味が込められているマドレーヌは、もう少し距離を縮めたい相手へのお返しにぴったりです。マドレーヌの形の由来である貝は、2枚の貝がらがぴったり合わさっていることから「円満な関係」を表しているからだそう。これから恋人同士に発展したい相手へのプレゼントに、「あなたのことをもっと知りたいです」という想いを込めて贈りたいですね。
バウムクーヘン【この幸せが長く続きますように】
バウムクーヘンは、縁起の良いスイーツだと言われています。何層にも重ねて焼き上げられていることから、「幸せが長く続きますように」「年輪のように幸せがどんどん増えていきますように」という意味が込められています。これはバウムクーヘンに対しての意味なので、ホワイトデーならではの特別な意味は特にないようです。結婚式の引出物やお祝いごとに選ばれるバウムクーヘン。輪のままのバウムクーヘンだとちょっと仰々しく感じるかもしれませんが、扇形に切り分けられて個包装されているものなら、食べやすくてプレゼントにもぴったりですね。
クッキー【友達のままでいてください】
ここから紹介するのは、少し意味が違ってくるものなので注意が必要です。まずはクッキー。「あなたは友達のままで」という意味が込められています。女友達などの明らかに義理と分かる間柄へのお返しにぴったりです。意味の由来は複数あるようですが、「サクッとしたクッキーのようなドライな関係で」といった解釈があるようです。この意味を知ってしまったら、おいしいクッキーをもらっても素直に喜べなくなりそうなのが女心ではありますが、このまま友人として良い関係を築いていきたい相手への贈りものとして選んでみてはいかがでしょうか。ゴディバのクッキーのような特別感のあるクッキーは、これからもずーっと一緒に居たい親友や特別な仲間への贈りものにいいかもしれませんね。
チョコレート【そのままの気持ちをお返しします】
チョコレートをホワイトデーに贈ると、「あなたの気持ちをそのままお返しします」という意味になります。チョコレートに対して、チョコレートをお返しするわけですから、気持ちはお受けできない、これまでと同じ関係でという意味になるのです。義理や友人に贈るギフトということになります。女性はチョコレートが好きなので、有名ブランドのチョコレートや上質なチョコレートはもらって嬉しいかもしれません。「こういう意味があるみたいだけど、好きそうだと思って…」と言って渡すと、あなたと相手だけの特別な意味を持つチョコレートになりますね。
スイーツにあなたの気持ちを忍ばせて贈ってみよう
クッキーやマカロンなど、ホワイトデーに限り意味を持つスイーツがあることを知ると、プレゼントを渡す時に粋な演出ができそうですね。この記事で挙げたスイーツ以外のお菓子は、特に意味を持たない贈りもののようなので、どうしても意味が気になってしまう人は、ゼリーや和菓子などのスイーツを選ぶと良いでしょう。楽天市場などのネットショップでも、おしゃれなアイテムがたくさん販売されていますよ。花言葉のように、ホワイトデー限定でそれぞれに意味を持つスイーツたち。スイーツが持つ意味を隠してプレゼントするのもおしゃれですね。
受け取った女性があとから意味を知ったときの驚きと感動は、もらった贈りもの以上に膨らむでしょう。「ホワイトデーにマカロンを贈る意味、知ってる？」と言いながら本当の気持ちを言葉にして伝えるプレゼントを渡すのもいいですね。あなたの気持ちに沿ったスイーツを選んで、バレンタインを演出してくれた女性へ素敵なギフトを贈りましょう。
