出産祝いにタオルを選ぶときのポイント
せっかく出産祝いでタオルを贈るならば、実用性が高いものを選びたいですよね。
この段落では、出産祝いにタオルを選ぶときのポイントである素材や吸水性、デザイン、形状について紹介します。
ポイントを押さえて、日常的に使ってもらえやすいタオルを選びましょう。
素材にこだわろう
タオルの素材を選ぶ際には、赤ちゃんの柔らかで繊細な肌に適したものを選びましょう。
赤ちゃんの肌は、よだれや汗、蒸れに敏感に反応してしまいます。
かぶれて赤くなったお肌をガサガサしたタオルなどで擦ってしまうと、余計に状況が悪化してしまうでしょう。
デリケートな赤ちゃんの肌を守るためには、オーガニックコットンのタオルがおすすめです。
オーガニックコットンは、タオル以外にもガーゼタオルやおくるみ、ベビー肌着にも使われている素材で、出産祝いで非常に喜ばれます。
タオルや小物など、オーガニックコットンのアイテムを組み合わせて贈るのもよいでしょう。
普通の綿花は積極的に化学物質を活用して栽培されているのに対して、オーガニックコットンは、畑作りの段階から禁止されている農薬の類をいっさい使っていません。
また、枯葉剤などを使わなければ綿花への刺激が抑えられ、コットンの柔らかさを存分に発揮できることも特徴です。
このように、化学物質を心配する必要なく、柔らかな肌触りを実感できるのがオーガニックコットンのメリットといえるでしょう。
なお、オーガニックコットンは赤ちゃんのみならず、肌が弱い大人にも人気です。
オーガニックコットンでマスクやハンカチを手作りしたり、肌に触れるものにオーガニックコットンを選ぶよう、こだわっている人もいますよ。
このように、赤ちゃんから大人まで、優しいオーガニックコットンはタオル素材におすすめです。
吸水性の高さで選ぶ
吸水性の高さも、タオルを選ぶ際に重要です。
たとえば、お風呂上りの赤ちゃんを素早く着替えさせるには、吸水性が高いタオルを使うのがよいでしょう。
水を吸わないタオルを使っていると、作業に手間取っている間に赤ちゃんの機嫌が悪くなることがあります。
また、長い間濡れた状態でいると、体調をくずすきっかけにもなるでしょう。
吸水性の高さでおすすめなのは、今治産のタオルです。
今治産のタオルは独自の評価基準で厳しく品質チェックがなされており、評価基準を満たしたもののみに、認定マークが与えられます。
特に、吸水性の試験については、タオル片が水中に沈み始めるまでに要する時間が5秒以内でなければなりません。
また、この吸水性試験は未洗濯と、3回洗濯のいずれの状態でもクリアする必要があります。
このように厳しい試験をクリアした今治産のタオルであれば、長い間高い吸水性を保てると期待できます。
また、ガーゼ素材のタオルも吸水性が高く速乾性がよいです。
おくるみタイプや三重ガーゼ、六重ガーゼなど種類が豊富なのもプレゼントを選ぶうえでポイントとなるでしょう。
小さいサイズのタオルならば、よだれをふいたり、汗を吸い取るために洋服の中に入れたりと使用頻度が非常に高いです。
こまめに洗わないと衛生的に心配なので、たくさん持っておいたほうがよいでしょう。
また、大きいサイズのガーゼタオルは、赤ちゃんを風や日差しから守ったり、お昼寝のときに布団がわりに使ったりといった幅広い用途に活用できます。
シンプルで長く使えるデザインを選ぶ
実用性が高いタオルを選ぶには、デザインも大切です。
プレゼントするなら、基本的にシンプルなものがよいでしょう。
たとえば、かわいらしいキャラクターのタオルを選んでも、好みが合わないかもしれません。
赤ちゃんが成長するに従って、キャラクターに飽きてしまう可能性もあります。
さらに、お部屋のすぐ使えるところに置きたくても、奇抜なデザインのものではインテリアになじまなくて、ついしまいがちになる場合があります。
長く使ってもらうには、シンプルさに加えて上質なデザインのものを選ぶようにしましょう。
シンプルなタオルだけを贈るのは寂しいと感じるのであれば、小さなお菓子やおもちゃなどをセットで贈るという方法もありますよ。
たとえば、出産祝いで人気なのが、個包装のお菓子です。
出産祝いは赤ちゃんにあげるものというだけではなく、家族に対して贈るものとしてとらえるのがいいでしょう。
お菓子ならば、家族みんなが食べられ、忙しいママでも手軽につまむことができます。
タオルに合わせて贈れば、一家全員がうれしい気持ちになることでしょう。
なお、タオルに名入れをするという方法もあります。
名入れをすることで、記念に残る特別なタオルが完成します。
サイズや形状
体が小さい赤ちゃんは、普通の長方形のタオルだと使いにくい場合があります。
バリエーション豊かなサイズや形状がそろっているので、どんな用途にむいているのか確認しておきましょう。
まず、正方形のタオルはおくるみにおすすめです。
赤ちゃんを柔らかなタオルでくるんであげると、ママのお腹にいるときのように安心できると言われています。
また、産まれたばかりの小さな赤ちゃんの場合、タオルでくるんでからのほうが抱っこしやすいという人もいます。
赤ちゃんを対角線に合わせて寝かせてからくるむとよいでしょう。
ほかにも、寒い時に、さっとくるむこともできます。
長方形のタオルであれば、バスタオルとして使うのでもいいですし、シーツの代わりに使うこともできますね。
ベビーベッドに敷くシーツは汚れが気になるため、洗濯しやすいタオルで代用しているという人もいます。
続いて、着るタイプのタオルもチェックしてみましょう。
フード付きのバスタオルならば、湯冷め防止にもなり小雨のときに被らせることもできます。
レインコートのような硬めの素材よりも、タオルのような柔軟な素材のほうが体にフィットして使いやすいでしょう。
バスローブタイプのタオルならば、動き回る赤ちゃんに使用するのに最適です。
お風呂あがりに赤ちゃんに着せておけば、ママの身支度がはかどるでしょう。
季節に合わせてバスタオルを選ぼう!
赤ちゃんが快適に過ごせるように、季節に応じたバスタオルの選び方のポイントを紹介します。
タオルの素材や、準備すべき枚数、洗濯のしやすさなどを考慮して選んでいきましょう。
春から夏生まれの赤ちゃんの場合
春から夏の時期は、赤ちゃんの汗対策でたくさんのタオルが必要です。
お昼寝布団として薄手のバスタオルを使ったり、汗をかくたびにシャワーで洗い流していれば、そのつどバスタオルを使います。
普通にお風呂上りに使う分量も含めると、最低でも4~6枚のバスタオルを準備したほうがよいと考えられます。
タオルの素材は、速乾性と吸水性のあるパイル生地がおすすめです。
パイル生地は、輪っか状の糸が並んだ作りが特徴で、ガーゼのように薄くしなやかで使い勝手がいいタオルです。
ほかにも、速乾性にすぐれたガーゼ生地、汗などでダメージを受けた肌にやさしいオーガニックコットンなどもおすすめです。
秋から冬生まれの赤ちゃんの場合
秋から冬生まれの赤ちゃんのタオルを選ぶときには、保温性と速乾性がポイントになります。
赤ちゃんが湯冷めしないように、厚手のバスタオルを選びたい人もいるでしょう。
厚手のタオルは、洗濯後に乾きにくい可能性が高いです。
きちんと使ってもらいたいなら、厚い生地を選ぶのは避けたほうがよいといえるでしょう。
乾かしやすさを重視した薄手のガーゼ素材やパイル生地が、一年を通しておすすめです。
薄手の素材を何枚か重ねることで、暖かさを調整できるというメリットもありますよ。
汗をかくことが減る寒い季節でも、タオルはたくさんあったほうが安心できます。
洗濯物の乾きにくさを考慮すると、タオルは4~5枚程度用意しておいたほうがよいでしょう。
このように、一年を通して使用頻度が高いタオルは、どんな季節でも出産祝いに向いていると考えられます。
どんなタオルを贈れば喜ばれる?
出産祝いにおすすめのタオルの選び方を紹介してきましたが、お店やインターネットではバリエーション豊かなタオルが数多くそろっています。
どれを選ぶべきか決められないという人もいるでしょう。
プレゼントで喜ばれやすいタオルの特徴を、具体的に紹介します。
高級ブランドのタオル
高級ブランドのタオルは、ブランドイメージや品質の面で、大いに喜ばれるでしょう。
高級ブランドのタオルは、小さいものから大きいものまでサイズ展開が豊かな場合が多いです。
ミニサイズのタオルをほかのプレゼントと組み合わせて贈るのもよいでしょう。
ブランドからただよう高級感や肌ざわりのよさといった、わかりやすい品質のよさも魅力です。
また、赤ちゃんが小さい時期は消耗品にお金がかかり、なかなかタオルなどにはお金をかけられないといった声も多いです。
自分では買わない高級ブランドでも、プレゼントされるとうれしいものですよ。
高級ブランドを買えるほどのお金がないと、心配している人もいるでしょう。
タオルならば、1枚1000円程度で買うことができるため、気軽に贈ることができます。
また、高級ブランドの中にはケースや包装がしっかりしていて、選ぶ人も贈る人も楽しめる商品が多いです。
華やかなパッケージは、出産祝いにぴったりですよ。
タオルを取り出した後のおしゃれなケースを、小物入れなどに活用する人もいます。
身長計付きのタオル
身長計付きのタオルもおすすめです。
赤ちゃんの身長体重を頻繁に測りたいという人もいるでしょう。
こまめに計測することで、日々の成長を確認でき、達成感やうれしさを感じることができるものです。
ただし、赤ちゃんの身長を家庭で測るのは難しいです。
メジャーだと文字が見えにくかったり、きちんとメジャーを固定できなかったりします。
一方、タオルに目盛りが刻まれていれば、赤ちゃんをタオルにのせるだけで、スムーズに身長がわかります。
お風呂あがりなどを利用して、タオルと赤ちゃんを写真に撮れば、手軽に成長記録を残すことができるでしょう。
写真に撮った印象を考えてデザインを選ぶのもいいですね。
ポップでかわいいデザインのものから、シンプルな刺繍入りのものなどいろいろなデザインから選べます。
なかには、生まれたときの日付、身長や体重を刺繍できるサービスもありますよ。
なお、身長計付きのタオルは、100cmくらいまで測れるものが多いです。
4歳程度の平均身長がおよそ100cm程度とされているので、長く使えるといってよいでしょう。
お昼寝アートができるタオル
お昼寝アートができるタオルを選ぶという手もあります。
お昼寝アートとは、赤ちゃんが寝ているポーズを利用して、世界感がある写真を撮影することです。
本当に眠っていなくてもよいのですが、じっとしていない時期ならば、お昼寝の時間を利用するのがよいという意見もあります。
お昼寝アートでは、赤ちゃんのおもしろいポーズを生かして、空を飛んでいるように見せたり、歩いているように見せたりできます。
なかには、兄弟のお昼寝アートを撮影したり、衣装にこだわったりという見ごたえのある作品もありますよ。
SNSなどで人気のお昼寝アートですが、赤ちゃんが大人しく横になっているわずかな時間に、手際よく撮影を行うのは結構大変です。
もし、お昼寝アートに使えるタオルがあれば、簡単におしゃれな背景セットができあがります。
触り心地がいいタオルならば、赤ちゃんがそのまま寝付いてくれる可能性も高まるでしょう。
赤ちゃんに衣装を着せたり、小道具を配置したりというのは手間がかかっても、タオルならば敷くだけで見栄えがいい背景が完成します。
生まれたばかりの赤ちゃんは、同じようなポーズで眠っていることが多いですが、お昼寝アート用のタオルをいくつか用意しておけば、バリエーション豊富な写真を撮ることができますよ。
特に、季節に合わせた写真やお食い初め、1歳の誕生日などのお祝いに合わせて記念写真を撮る人が多いです。
北欧や花柄、水玉など、ママの好みに合わせて選ぶのもいいですね。
赤ちゃんとママに喜ばれるタオルを贈ろう!
出産祝いにタオルを選ぶには、素材や吸水性といった機能面を重視することが大切です。
赤ちゃんが生まれた季節やタオルの用途を考えると、より使いやすいタオルを見つけられるでしょう。
高品質がうれしい高級ブランドのタオルや身長計つき、お昼寝アート用といった個性的なタオルもおすすめです。
赤ちゃんとママに喜んでもらえるタオルを選んで、出産祝いを贈りましょう。