嬉しかった母の日ギフトは?
楽天インサイト株式会社は、母の日に子どもからプレゼントをもらったことがある女性143人を対象に、アンケート調査を実施しました。
それによると、もらってうれしかった母の日のギフトは以下のようになっています。
最も割合が多かったのが、母への感謝の言葉(手紙やメッセージカードを含む)の30.1%です。
2位がフラワーギフトの27.3%、3位が食事(食事券を含む)の24.5%となっています。
4位がスイーツの17.5%、5位が一緒に過ごす時間の16.8%です。
いずれも母の日のプレゼントにぴったりのギフトですが、次のポイントを押さえると、より喜んでもらえるはずです。
出典:楽天インサイト株式会社「母の日に関する調査」 https://insight.rakuten.co.jp/report/20180423/
感謝の気持ちを伝えよう
アンケート結果からわかることは、母親は子どもからの感謝の言葉が最もうれしいということです。
フラワーギフトにも感謝のメッセージが添えられることが多いですし、一緒に食事をする場合には直接ありがとうといった言葉をかけるでしょう。
何を贈るにしても、感謝の言葉を伝えることが、母の日のプレゼントをいっそう喜んでもらえるポイントです。
プレゼントならメッセージカードを添えて贈りましょう。
印刷されたカードではなく手書きの一言があると、気持ちがより伝わりやすくなります。
プレゼントをしたときに、電話をしたり手紙を送ったりするのも喜ばれる方法です。
このようなとき、「お母さん、ありがとう」の一言だけでも感謝の気持ちは伝わりますが、何かひとつプラスしてはどうでしょうか。
たとえば、母親とのエピソードを添えて「こんなこともあったね。
あのときはありがとう」などと書きます。
ふだんから母親のことを気にかけていることや一緒にいて楽しいなどが伝わりやすいように、プラスアルファを心がけましょう。
一緒に過ごす時間を作ろう
「母の日に子どもと一緒に過ごしたい」と考えるお母さんは多いようです。
たとえば、映画や食事に一緒に出掛ける、旅行に行くなどです。
子どもからもらってうれしかったギフト第3位の食事(食事券を含む)の場合でも、一緒に食べたほうがより喜ばれることでしょう。
家族で家事をして、お母さんには1日のんびり過ごしてもらうのもプレゼントになります。
「母の日だけでも毎日の家事から解放されたい」というお母さんの意見がとても多いからです。
5位に一緒に過ごす時間がランクインしていることからわかるように、あまり堅苦しく考えず、実家に帰って普通に過ごすだけでもきっと喜んでいるはずです。
喜ばれる母の日ギフトの選び方
ここでは贈って喜ばれる母の日のギフトの選び方を紹介します。
欲しいものを尋ねる
母の日のギフトを喜んでもらうためには、欲しいものを贈ることが大切です。
直接欲しいものをたずねてみるのもよいでしょう。
遠慮して答えてくれない場合や、サプライズで喜ばせたいといった場合は、お母さんと過ごす時間が長い家族に協力してもらいます。
ふだんの様子や会話から、欲しいものを探ってもらいましょう。
しかし、重要なポイントはあくまで「自分が好きなものをわかってくれている」「欲しいものを知っていてくれる」など、子どもの気持ちが伝わるかどうかです。
たとえば、先ほどのアンケートの結果であまり人気のなかったのは、コスメ(4.1%)、バッグ(2.1%)、靴(0.7%)などでした。
しかし、これらのもの自体がプレゼントに向かないとは限りません。
「自分の欲しいものを探してくれた」「一緒に選んでくれた」などと感じてもらえれば、喜ばれるプレゼントになるはずです。
一緒に選ぶ
好みがわからない場合は、母親と2人でインターネットを使って欲しいものを探す、買い物に行くなど、一緒に選ぶのもひとつの方法です。
結婚して年数が浅い場合は、義母とコミュニケーションを深め、好みを知るきっかけにもなります。
失礼にならない関係なら、あらかじめ予算を伝えておくといいでしょう。
遠慮をしやすいお母さんも、これなら選びやすくなります。
カタログギフト
カタログギフトは贈られた人が好きなものを選べるので、プレゼント選びに失敗することがまずありません。
デパートや大手ギフトショップなどから、さまざまなカタログギフトが販売されています。
母の日向けのギフトでは、メッセージカードを入れて包装してくれるものも一般的です。
できればお母さんが好みそうな商品が多く掲載されているカタログギフトを選んであげましょう。
現在ではさまざまな特徴を持ったカタログギフトがあるので、次の段落で紹介します。
母の日におすすめのカタログギフトとは
母の日におすすめのカタログギフトの例として「花とセットのカタログギフト」「宿泊やグルメなどの体験型のカタログギフト」「リラクゼーションに特化したカタログギフト」を紹介します。
花とセットで贈れるカタログギフト
カタログギフトで少し気になるのが「素っ気ないかもしれない」という点ではないでしょうか。
そのようなときは、花とセットで贈れるカタログギフトを選べば、母の日らしいプレゼントになるので安心です。
たとえば花束とグルメカタログのセットは、どのデパートや大手ギフトショップのギフトセットでも、上位にランクインする定番のセットです。
高級食材のお取り寄せや定期的に料理や食材が届けられる頒布会など、商品も充実しています。
花とグルメ関連のセットは、お母さんの欲しいものがわからなかった場合などでも安心で、喜ばれやすい組み合わせです。
カタログギフトのメニューによっては豪華なディナーにもなるので「たまには料理をお休みしたい」といったお母さんにも喜ばれます。
花束の代わりに、石けん素材や入浴剤で作られたフレグランスフラワーをセットにできるカタログギフトも人気です。
美容に関心の高いお母さんには花の代わりにフレグランスフラワーを選んではどうでしょうか。
なお、花やフレグランスフラワーの同梱サービスをしているところでは、どの種類のカタログギフトにも対応している場合がほとんどです。
旅行やリラクゼーション関連のカタログギフトでも、花やフレグランスフラワーをセットにできます。
宿泊やグルメなど体験型の多いカタログギフト
アクティブなお母さんにプレゼントする場合や、家族で一緒の時間を過ごしたいなら、体験型が多いカタログギフトを選んではどうでしょうか。
ヨガや乗馬、パラグライダー、クルーズなど体験型に特化したカタログギフトもあり、好奇心旺盛なお母さんにおすすめです。
有名レストランや日本料理店などのペア食事券は、交通のアクセスのよい場所で使えることが多く、手軽に豪華な気分を味わってもらえます。
温泉旅館や高級ホテルのペア宿泊券も人気です。
夫婦で恋人気分を楽しんでもらったり、親子で旅行したりできます。
リラクゼーションに特化したカタログギフト
リラクゼーションに特化したカタログギフトもあります。
エステ、個室スパ、マッサージ など本格的なリラクゼーションから、フェイスケア、ヘアケア、ネイルなどが選べる手軽なカタログギフトまで、幅広く用意されているのが特徴です。
母の日にぜいたくな気分を味わってほしいという人はリラクゼーションのカタログギフトを探してみましょう。
ふだん仕事や子育てなどで忙しく、自分を大切にする時間を取れていないお母さんに贈るプレゼントとしてもぴったりです。
プレゼント選びに役立つ母の日の豆知識
母の日の歴史や由来などを知っていると話のタネになりますし、プレゼント選びにも役立つかもしれません。
そこで母の日に関する豆知識を紹介します。
母の日の由来
5月の第2日曜日は母の日です。
この母の日は、アンナ・ジャービスという女性が母の命日に追悼式を開いて参列者に白いカーネーションを贈ったのが始まりとされています。
白いカーネーションは生前、アンナの母親が好きだった花でした。
このことに感銘を受けた人々が母の日を催すようになり、風習として広まっていきます。
アンナ・ジャービス自身が牧師を26年間務めた敬虔なクリスチャンであったこと、アメリカ社会の改革を訴える活動家であったことも大きく影響したといわれています。
1914年にはウィルソン大統領によって5月の第2日曜日が「母の日」として記念日に制定されました。
現在の日本で広く知られている母の日は、アメリカ発祥なのです。
日本で初めて母の日が祝われたのは明治末期ごろといわれ、1915年にキリスト教の教会で母の日の催しが行われたことが記録に残っています。
ちなみに、初め日本では5月の第2日曜日ではなく、当時の皇后の誕生日の3月6日に祝われていました。
戦後の1949年ごろに5月の第2日曜日に祝われるようになり、アメリカ式の母の日が定着してきたとされています。
その後、大手のお菓子メーカーが母の日にちなんだ広告を出したことからさらに認知が高まり、ほぼ現在の母の日の形になったのです。
カーネーションの花言葉
カーネーション全般の花言葉は「無垢で深い愛」であり、母の日にふさわしい花といえます。
カーネーションはナデシコ科の植物で、古代ギリシャ時代には人の手によって栽培されていました。
16世紀頃のイギリスで品種改良が始まり、白や赤の品種が作られはじめます。
17世紀になると品種改良はさらに進み、大輪の花やいくえに重なって咲く八重咲(やえざき)など、3000種以上ものさまざまなカーネーションが作られています。
日本にカーネーションが入ってきたのは江戸時代といわれています。
1995年には日本企業が開発に協力した世界初の青いカーネーションを発表するなど、品種改良は現在も盛んです。
色の開発も進んだカーネーションは、それぞれに異なる花言葉を持っています。
母の日におすすめのカーネーション
#赤のカーネーション
・花言葉:母への愛、母の愛、感動、熱烈な愛、愛を信じる 母への愛というダイレクトな言葉が含まれることもあり、母の日の定番として最も多くプレゼントされることの多い色です。
鮮やかで存在感があり、お酒や小物のプレゼントなどに1輪添えると贈り物全体が豪華な印象になります。
#ピンクのカーネーション ・花言葉:温かい心、感謝、気品・上品、美しい仕草、女性の愛、熱愛 赤いカーネーションの次に人気です。
かわいらしいピンク好きのお母さんなどに贈ると喜ばれやすい色です。
#青のカーネーション ・花言葉:永遠の幸福 日本のサントリーフラワーズとオーストラリアの植物工学企業の共同開発により1995年に誕生した新品種で、ムーンダストという名前で知られています。
少し変わった色のカーネーションをプレゼントしたい人に向いています。
派手さやかわいらしさが苦手で、落ち着いた色を好むお母さんに贈るのも喜ばれます。
赤やピンクのアクセントとして、フラワーアレンジメントに好んで加えられることが多い色です。
#オレンジのカーネーション ・花言葉:純粋な愛、清らかな慕情、あなたを愛します オレンジのカーネーションは元気の出るような色合いなので、若々しくパワフルなお母さんへのプレゼントにぴったりです。
花言葉から恋人へのギフトとしても選ばれています。
#緑のカーネーション ・花言葉:癒やし、純粋な愛情 緑色には気持ちを和やかにさせたりリラックスさせたりする効果があるとされています。
高齢の母へのプレゼントなどにも人気がある色です。
青のカーネーションと同じく、フラワーアレンジメントなどによく取り入れられている色です。
プレゼントには注意したいカーネーション
#深い赤のカーネーション
・花言葉:欲望、わたしの心に哀しみを 黒や茶に近い深い赤のカーネーションを指します。
花言葉がネガティブなので、ギフトには避けたほうが安心です。
黒や茶が混じっていることから「暗いイメージがする」「血を連想してしまう」と感じる人もいるようです。
#白のカーネーション ・花言葉:純潔の愛、尊敬、愛の拒絶、あなたへの愛情は生きている 母の日の由来から亡き母を偲ぶという意味があるためギフトに選ぶには注意です。
一般的には、亡くなった母親に贈り、存命の母親にはプレゼントしない習慣となっています。
#紫のカーネーション ・花言葉:気品、誇り、気まぐれ、移り気 ネガティブな花言葉が含まれるので、贈るときには注意が必要です。
#黄色のカーネーション ・花言葉:美、友情、軽蔑、嫉妬、愛の揺らぎ ネガティブな花言葉が含まれるので、贈るときには注意が必要です。
一緒にカタログギフトを眺める時間も母の日のステキなプレゼント
母の日のギフトで喜んでもらうためには、まずは感謝の言葉をしっかり伝えましょう。
また「欲しいものをわかってくれる」「一緒に選んでくれる」とお母さんに思ってもらうのも、大切なポイントです。
自分が好きなものを選べるカタログギフトは、母の日のプレゼントにもおすすめです。
カタログを一緒に眺めながら商品を選んだり、旅行や食事の計画を立てたりする時間も、ステキなプレゼントになるのではないでしょうか。